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【ウェスタンアームズ チャンピオンシップスペシャル改】

 私の2001年モデル。愛用のオプティカルマッチの後継ともいえる素性の銃である。軽量なスライド、ショート化されたブローバックストローク、片持ち式のローマウントベース。トリガーがプラ製なのは、トリガープルを軽くしたい人には嬉しい変更点。実際、シアスプリングの変更によってプルは向上している。グリップは面のカットが入り、握りやすくハイグリップも容易。これもガラス繊維入り樹脂で強度を確保しやすいこのモデルのグリップならでは。その他、目に見えない部分の改良が多く、ウェスタンアームズの「本気度」が伝わってくる。ただし、スライドシールド(サムシールド)がないのは致命的。オプティカルのときはちゃんと付いていたのに、アホな連中だ。
 基本的な性能は合格ラインなので、私の手に合わせるための加工を行った。グリップにアシスト用の盛り上がりを造り、左手用のサムレストをアルミのアングル材から削り出す。銃を塗装するのが大嫌いで、パテ盛りなんてとんでもないという私だが、競技の相棒となるレースガンだけは話が別なのだ。おせじにも美しいとはいえないが、不細工でも気持ちが通うのが真の相棒。インナーバレル根本の固定をしっかりさせると、5メートルからのグルーピングは20ミリを切る。
 ただ、インナーバレルのマズル部分が、コンプのガスポートにかかっているので、乱流が起きているような気がして気分が悪い。また、ロングコンプのせいもあり、ブローバック時にはアウターバレルがかなりガタつく。それがインナーにも伝わるので、そろそろショートリコイルのキャンセルを真剣に考える時期が来ているのかもしれない。