remove
powerd by nog twitter

【MGC ベレッタM93R改】

 史上初のセミオートガスガン。固定スライドタイプの元祖でもある。スカスカしたメカニズムと好きになれないベレッタデザインだが、レースガンのベースとしては大した潜在能力をもっていた。ノーマルだと5メートルで15センチほどのグルーピングを出すのがやっとだったが、比較的シンプルな改良で3センチぐらいまで小さくなった。何よりパワーに余裕があったため、スプリングのテンションを調節してトリガープルを軽くしても、必要なパワーを維持しやすかったのだ。ロングテーパードインナーバレルと重量弾の組み合わせも、高パワーの銃との相性がよかった。
 専門誌でもカスマイズのノウハウが紹介され、末期に登場したカスタムガンは、精度、アクション、ハンドリングともにほとんどの欠点を克服していた。
 理論的にチューンを進めていくことの大切さと面白さを教えてくれたモデルとして、思い出は多い。一見塩ビパイプのように見える銃口のカバーですが、正にその通り(笑)