remove
powerd by nog twitter
〜ビアンキカップ風競技参戦記〜

GBCS第8戦 Bianchi Cup (1)

2002.11.13

□□ リベンジの時、来る! □□

 2002年10月27日はGBCSの日。第8戦はビアンキカップで勝負!前回のカップから2カ月。いろいろとアイデアを練ったり、それなりに練習した成果がいよいよ問われることになる。ぼくにとっても2回目のチャレンジなので、もう「初めてだから・・・」という言い訳は許されない。おまけに、第7戦で撃沈し、「スピード系よりビアンキの方が好きなんだモン♪」と公言してしまったものだから・・・言わなきゃよかったな(苦笑)。  ともかく、ぼくにとっての2002年度のGBCSは今回が最後。第9戦と最終の第10戦は参加できないので、一足早い締めくくりとさせてもらおう。今回勝ったら、事実上「勝ち逃げ」だしね。


練習が終わったら、軽ーくメンテなどして・・・。この頃はまだマッチの前夜、という感じです。

□□ 前夜祭 □□

 GBCSといえば、まず思い浮かぶのが前夜祭。「そりゃ違うやろ!?」という声もありそうだが、いいの!ぼくにとってはそうなの!練習を終えた後、みんなで飯食ったりするのが楽しいわけだ。このノリは・・・クラブの合宿とか修学旅行に近いものがあるかもしれない。大人になって社会に出ると、利害が一致する人達との付き合いが中心になる。こんな風に、「好きだから」と集まって、同じ事に打ち込む機会は意外なくらい少ないのだな。

 で、今回の目玉は柴さん特製のモツ鍋。もうすぐ冬だし、大勢でつつくなら鍋が最適ということだ。練習で一汗かいた身体を冷たい飲み物で適度に冷やしつつ、スタミナたっぷりの鍋で翌日の試合に備える・・・うー、たまりまへん!とまあ、非常に楽しみにしていたのよ。ところが、試合前日はたまたま休日出勤になり、丸々1日仕事ということになった。午後5時30分、まだ仕事をしている人が結構残っている中、コソコソと職場を脱出。

 大急ぎで荷物をクルマに積み込み、松山へ出発。GUN BOYに到着したときにはすっかり夜になっていた。頭はボーっとしてるし、肩も首もガチガチ。なんだか、疲れたな。もう寝たいよ・・・。改めて、仕事と趣味の両立は、お金のこと以上に時間のやりくりが大変だと実感している。どうしても、自宅に持ち帰って処理しなくてはならないデーターがある、ぼくの仕事。もし、転勤でもあれば、年度はじめの数ヵ月は仕事漬けだ。だけど、と周りを見回すと、家庭持ちシューターが大勢いる。仕事と家庭と趣味とのトリプルエントリーかぁ。歯応えはかなりありそうだけど、好きなことはやめられない、ということで。

 さーて、鍋まで少し時間があるから、練習させてもらおうかな。やっぱりムーヴァーをやっとかなアカンやろ。ん、みんなバリケの練習をしてんの?もうたっぷりやったから十分でしょ。


 私 :「えーと、ちょっとムー・・・」

 全員:「ジロッ!(睨み)」

 私 :「(汗)・・・ミンって可愛いよね♪」


 仕方ないのでプラクティコォとバリケードを少しずつ練習して、終了。第5戦と同じタイム設定なら、ムーヴァー以外の3ステージはほとんどクリーンできるのだよ。ムーヴァーだけは日によって調子が大きく変わる。まあ、エエか。

 ともかく練習が終了し、翌日に備えて清掃やステージのセッティングをしたら、いよいよ鍋タイム。柴さんがてきぱきと準備して、ぼくはもっぱら見るのと食べるの担当。モツ鍋って初めてだし。いやー、うまそうな匂い。こってりした見た目。うまいんです、実際。意外にしつこくなくて、こりゃエエぞ!ニラやニンニクもたっぷり入ってるし、鷹の爪やらコショウやらも入ってるので、暑いこと。夜になって気温が下がってきたのでちょうどいい感じではあるな。最後に投入した中華麺も美味くて、「余っちゃうかも・・・」という心配は無用でしたね。個人的には、御飯にかけて食べるのも美味いんじゃないかと。

 それにしても柴さん、エエ味出します。牛丼も食べたくなりました。うーむ、第9戦は前夜祭「だけ」参加しようかな?それじぁあ前夜祭じゃなくて単なる飲み会か。それは置いておくとしても、これからGBCSに参加しようと考えている方は、何とかこの前夜祭を経験してほしいものです。楽しい&美味しいですよ♪

 柴牛:「・・・これ以上人数増えたら、
    もっと大きなナベが要るやんか」

□□ 嵐の予感 □□

 話は前後するが、今回のビアンキは大荒れの予感があった。特に、オープンクラス。まず、現在のところ事実上最強シューターのとて20さんを異変が襲った。愛用のカップガンが、原因不明の不調。空腹親方製作のフルハウスカスタムは、内部まで入念なチューニングが行われている。撃たせてもらったら、まさにシルクの手触り。作動が素晴らしく滑らかで、キックも柔らかなのだ。おまけに、タスコの実銃用シュラウドが搭載された姿は、ケチの付け所が無いほど格好いい。当然のように命中精度は高い。シュラウドを確実に固定するために、フレームはアルミだ。基本的に金属外装には反対のぼくだが、シングルスタックのガバでカップガンを製作する場合には、他に選択の余地がないことも理解している。

 その、憧れの真性カップガンが変調をきたした。集弾がバラついてきたと思っているうちに、作動も不安定になってきた。ダブルフィードもあるらしい。完全回復が間に合わず、本戦はチャンピオンシップで戦うことに作戦を変更した。と思っていたら、何やら怪しいカスタムをいじくっている。ん・・・そ、それは!?出たばかりのアルティメットコンプ(ウルティメイトとは言いたくない)の下半身に、チャンピオンシップの上半身を結合し、さらにカップガンからシュラウドを移植した、3コイチ銃!!そうかー、パラフレームだと幅がピッタンコなんだ。ABSはガタが出やすいので、HWにしたほうがいいかもしれませんね。ところで、なぜ上半身をわざわざチャンピオンシップにしたんですか?

 とて20:「えーとね、アルティメット何故か当たんないの♪」

ふーん。例の整流スリーブは、単なるウンチクのネタ用なんですかね?じぁあ、上半身は不要みたいなのでもらってあげますね♪ちなみにぼくはパラドのグリップに違和感をもっていたのだが、滑り止め加工を施したら、とんでもなく印象が変わったことを報告しておく。11月発売の「スペシャル」の方は、もしかしてお買い得・・・かもしれない。当たればね(笑)

 次にrx78さんは、製作中のカップガンが完成しないという状況。怪しいパーツを使った、本格的なカップ対応銃になるということで楽しみにしていたのだけど、お披露目は当分先になりそうだ。たった1つパーツが入手できないだけで完成しないのがカスタムの世界。特にマッチ用のパーツは入手が難しくなってきている。カップ用のシュラウドが、10年前は某ガンショップの通販で入手できたなんて、今では夢のようだ。実銃のグリップなども輸入が厳しくなっているという話もあるし、シュラウドの輸入も無理なのかな。そんなわけで、今回はKSCのアレを投入することにしたようです。その真価やいかに!?

 ジル・ビル・27さんは、ボクシーズ1にさらに改良を加えての挑戦だ。まず、インナーバレルをノンホップのものに交換し、3pほど長くする。さらに、チャンピオンシップスペシャルのコンプをカットして取り付ける。これで、グッとレースガンらしさが出てきた。バリケ用にシュラウドを製作しようかと悩んでいたが、今回はマズルブロック(ベースがプロキラーの3.9だから)にミミだけ取り付けて挑むことにしたみたい。ちゃんと握らないと、スライドに手をはさまれますよ。そのうち、専用のカップガンが欲しくなるんでしょうね・・・。

 ちゃれたもーどさんは、愛用のワルサーダットをやめて、プロポイント5(だと思う)に載せ替えた。ウイークハンドで、開放型のダットサイトはダットの見失いを起こしやすい。だから方向性としては正しいと思う。が、バランスは大きく変わるはず。うまくハンドルできるのか!?ファイト!ちゃれたさん!!

 で、ぼく。今回は自作カップガンを投入する。ホームページ上でも解説したのだが、あくまでもプロトタイプなので、実戦でデータ取りをするという意味もある。それによって改良したり、次回作のヒントにするつもり。今回のテーマは、ズバリ「エアガンにギルモアスタンスは本当に有効か」だ。それから、自分にとって(正確には「右手にとって」)可能なギリギリの重量級GUNの利点と難点を洗い出すこと。一般に、カップならフロントヘビー、または全体に少し重めのGUNが良いと言われる。極端に重いGUNを使えば、そのへんのことがはっきり見えやすいだろうと思う。

 M1911さんは、今回もっとも運命に翻弄されている人だろう。何と試合当日に仕事が入り、仕事の合間にステージをこなすという過酷なマッチとなった。まぁ、力の入れ具合から判断すると、「マッチの合間に仕事をしている」という方が正しいようですが。逆境を跳ね返して復調なるか!?

 そして、新人シューターたち。てっちゃんは、10年前のブームの経験者。念願のレースガンを入手し、今回から参戦を果たす。必要な道具をきっちりと揃え、練習にも余念がない。力の入れようが伝わってきて、強敵になる予感。マッチプレッシャーを跳ね返せるか!?

 ある意味、今回の台風の目になりそうな池ちゃん。ハイティーンシューターだ。さすがに身体のキレがよく、波に載せると手が付けられないかも。このまま練習を続ければ、追い抜かれるのは確実な、将来有望(なハズ)株。しかーし、今回は初挑戦のプレッシャーに加え、怪しいおぢさんたちのオーラが充満した会場での戦いだ。純朴な少年が、無事にゴールすることが出来るのか!?

 各人が思惑を秘めつつ、夜は更けて、前夜祭が終わったのは午前1時くらいだった。それから宿に入り、フロ入って、寝たのは3時近かったと思う。参ったなー、また寝不足だ。


「ガツガツ」「うぐっうぐっ」「ずず〜〜っ」「がははははははは」・・・野郎どもの宴は続く。池ちゃん:「えらい所へ来てしもぅた・・・」逃がしません♪

で、出来た!柴さん特製のモツ鍋。でも、こんなにたくさん食べられるの?

「うふふ♪」「えへへっ♪」「むっふっふ・・・♪」こっちは華やかなラブラブテーブル。

ぐははははは!オンナより飯!のテーブル。ルシファ@管理人はといえば・・・

やっぱりこっちのテーブルでした(ToT)。柴さん作る人、ぼく食べるだけの人♪

「おかわり!」「よっしゃ!!」たかさんは痩せの大食い。でも、その体質を過信しちゃだめですよん(経験者は語る・・・)

「次を入れんと間に合わん!」てっちゃんが動く!自ら包丁を振るいます。

で、自分で作った分をおかわり。ちゃれたさんも満足そう。

あんなに一杯だった鍋がからっぽ。あれ、何やってるんですか?ニンニクと銀杏?焼いて食べる?ホンマによう食うワ。鉄板はホントにプレイト(^^;)もっと厚い方が上手く焼けるようです。


   私       :「今度から、もうちょっと早く前夜祭を終わりにしないとね。明くる日の試合に響くから」

   ジル・ビル・27:「んー、でもせっかく盛り上がっても、時間が短いんじゃねー・・・」

   私       :「ぢゃ、開始時間を早めましょうか?」

   ジル・ビル・27:「そやね。それが一番エエかも。で、何時ぐらいからが都合がええんかな」

   私       :「そうですねぇ。う〜〜〜ん・・・」

   ジル・ビル・27:「う〜〜〜ん・・・そうだ!」

   私&ジル・ビル・27:「たかさんが来たのを合図に始めよう!!」


というわけですので、前日はGUNを持ってこなくていいですよ、たかさん♪

   たか :「結局練習できない運命なのね・・・シクシク」

    NEXT