その１【事の始まり】

　 「なんてウチはクルマを駐車しにくいんだろう」・・・そんな不満を持ったのが、そもそもの始まりでした。幅２メートル余り奥行き５メートル余りの、道路と平行のスペースが、我が家の駐車スペースです。塀もあるため、縦列駐車の要領で狭い門から入らなければなりません。小さなクルマのときは良かったのですが、チェイサーに乗り換えてからは、まさにギリギリ。「３センチの見切り」で左のリヤフェンダーを塀に寄せなければ、右後ろの隅っこが、軒を支えているポールに当たります。自宅前の交通量も増えてきたし、「スムーズに出入りできる駐車場が欲しい」という願いが強くなっていました。実際、慌てて車庫入れをして、フロントパンパーを擦りつけたこともあります（格好悪い・・・）。

　 おまけに、当時の我が家にはクルマが３台あり、自宅に駐車していたのは私のチェイサーだけ。後の２台は駐車場を借りたり路上駐車したり（おいおい）。やはり、目の届くところに置いておきたいし、他人の迷惑になるのも気が引けます。また、駐車スペースの真上を電線が通っているので、フン害がすごい！まめに洗車できないときには、塗装の痛みが心配です。

　 そういうわけで、「クルマが３台駐車できる、屋根付きの駐車スペースがほしいな」と思うようになりました。このころは漠然とカーポートを候補として、安売りの広告などをチェックしていたものです。