あけました。　まったくおめでてーな。

　去年発売された「ドラゴンボール完全版」。

　完全版ということで、過去に発売されたコミックスに、ジャンプ連載時にカラー原稿だったページをカラーのまま再現したり、表紙を鳥山先生自らが新たに書き下ろしたり…と、ファンならのどから手が出る足が出ると言ったコミックスになっております。

　１冊９８０円という、高額な値段でも、かなりの人気で、発売当日に完売するようなお店もあったとか。

　ちなみに、岡山の某古本屋なら完全版２冊を買うお金で「ドラゴンボール（不完全版）全４２巻」が買えます。

　そして、これに便乗……じゃなかった……これに続けとばかりに集英社では続々と完全版を提供していきます。

　完全版と銘打つだけあって、どの作品も、通常のコミックスや、文庫版とは一味違った作品になっているようです。

　燃えるお兄さん完全版は、コミックス未収録……というか、ジャンプ回収騒ぎにまでいたった用務員さんの話を収録。

　キン肉マン完全版は、大人になってしまったミート君バージョンの話を収録。

　遊戯王完全版は、連載時に作者が「裏返しにした５枚のトランプの中から交代でトランプを引くとき、１枚だけ含まれているジョーカーを引いてしまう確率は、１枚引くごとに下がるので、先攻が有利」という、数学の常識を超越してしまった新ゲーム理論（単行本ではあっさり修正）をそのまま収録。　

　もっとも、遊戯王に関しては、通常版のコミックスでも、もっと修正する部分があると思うのですが。

　ページをめくると、使っているカードが違ったりする箇所（バトルロイヤルで遊戯が使った罠はずし）とか。

　更に、今年の年末には、「ＨＵＮＴＥＲ×ＨＵＮＴＥＲ　不完全版」が発売されます。　連載中、作者の都合でラフ画連載、コミックスで修正された箇所をすべて連載当時の原稿で再現。

　ヒソカ ＶＳ カストロ戦の衝撃が今よみがえります。

　あと、おまけとして、休載時の作者の「申し訳ない」というコメントや編集部が勝手に乗せた休載のお詫びがすべて収録されています。

　楽しみですね。

　世紀末リーダー伝たけし完全版はＮＵＭＢＥＲ１０を応援していますよね島袋先生。