ちなみに、キユは「週刊ムー」を持っていきます。

　藤子・Ｆ・不二雄が亡くなって数年・・・。

　Ｆ先生の代表作ドラえもんは、Ｆ先生の手を離れて暴走気味です。

　最初は藤子先生が作り上げ、子供達の頭にインプットされたドラえもん像を崩さないようにと作られていた、ドラえもんのオリジナルストーリーもどんどんエスカレートし、「作者が死んでるんだから別に何しても良いでしょ？」　と言わんばかりの卓越したストーリーが増えてきました。

　現在コロコロコミック連載中のドラえもんタイプの猫型ロボットによる野球漫画・「ドラえもん超野球外伝ドラベース」は、野球と秘密道具が融合した結果、秘密道具を使いまくっては試合にならないと判断した製作者サイドの考えもあってか、フェアプレー精神溢れる野球漫画にしたてあげられ、もはや、ドラえもんである価値がほとんど無かったりします。

　更に最近では、

　一人の青年が地球征服を狙う悪の組織に体をドラえもんに改造され苦悩するシリアス漫画や、

　ドラえもん達が学校で次々と起こる連続殺人事件を、あえて秘密道具を使わずに名推理で解決していく本格的ミステリーコミックなども登場。

　ジャンプでは、悪魔超人に体を七つに分解されたドラえもんのパーツを７つ全て揃えるとどんな願い事でも叶えてくれる・・・不思議なポッケで叶えてく〜れ〜る〜・・・というバトル漫画が始まり、物議を巻き起こしています。

　様々な方向性を見せるドラえもんワールド。今後はどのような展開を見せるのか非常に楽しみです。

　ＫＯＮＩＳＨＩＫＩはナンバー１０を応援していますよね藤本先生。