螺旋の炎
2004 02 01 → 2004 02 26
2004 02 26 (1269) FF5をもっと盛り上げよう!
エクスデス様のキメ台詞を考えるコーナー
ファファファ……
見よ! これが"無"の力!!
ファファファ! これが無の力だ! 無だ!
無だ!
無だ!
無だ!
無だ無だ無だ無だ無だ無だ無だ無だ無だ無だ無だ無だ無だ無だ無だ無だァ!
完
さて、FF5といえば、ギルガメッシュよりもアトモス派な私ですが、理由は、意外な攻撃方法をしてくるから。
そんなギルガメッシュの特徴的な攻撃方法といえば、
「ギルガメッシュチェーンジ!」の台詞でおなじみの変身、
涙の自爆、
主人公達ですら1ポイントダメージしか叩き出せないのに、平気で5〜6ポイントのダメージを与えてくるエクスカリパー、
「少しは女らしくしな!」などの説教、
「ゴボゴボー」のカナヅチ、
など色々ありますが、注目すべきは「ジャンプ」です。
敵のクセにジャンプをしてくるところです。
滞空時間は、攻撃も出来ず、ダメージも与えられない。
プレイヤーが使うジャンプと全く同じ攻撃です。
FF世界でジャンプ攻撃をしてくる敵といえば、ギルガメッシュ(FF5)と、リーチフロッグ(FF6)くらいなものです。
過去、FF3・4・5と、お世話になってきたアビリティが、ここにきて牙をむいたのです。
こうなると、プレイヤーを有利に進めてきたアビリティを敵が使ってきて、苦戦することがいずれはやってくるかもしれません。
「みだれうち」してくるモンスターやら、「かばう」+「カウンター」×7とかをしてくるモンスターやら、「勧誘」してくる敵ユニットがでてくる日も近いかもしれません。 というか、出したいものです。
なお、ジャンプについてですが、FF6で敵が使ってきた頃が絶頂だったのか、FF7・8ではリストラされ、FFタクティクスでは、「使えないアビリティ第2位」「覚えたくないアビリティ第1位」を獲得するほどの下位アビリティに成り下がりました。 使えないアビリティ第1位は「溶岩上歩行」
2004 02 25 (1268) LINEALIVE
広島駅でホームに電車が近づいてくると「危険ですので、黄色い線の内側までお下がりください」とアナウンスされます。
まぁ、それは普通のアナウンスとして納得できますが、
黄色い線ってどこですか?
ま、まさか、目の不自由な方の歩行補助パネルのことですか!?
パネルを利用して、黄色い線を引く手間を省いただけならまだしも、実際に目の不自由な方はどうすればいいのやら。
目の不自由な方に、「電車がきたら歩行パネルの上を歩くな」と、そうおっしゃるわけですね。
さすがJR西日本。
2004 02 21 (1267) ブラックジャベリンズによろしく
吉野家などの大手牛丼チェーン店から牛丼が無くなって、はや一週間。
近所の焼肉屋が牛丼を販売はじめました。 ここぞとばかりに。
安定供給される国産牛肉を生かした商品ですが、お値段もそれなりに高いようです。
食べる人は食べますし。 また焼肉屋の牛丼ですから、まぁ、多少値がはってても売れちゃうんですよね…。
意外と美味しい商売だと思った今日この頃。 皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて、先に述べておきますと、以下は過去に使ったネタです。
覚えていた人は、つまらない。 忘れていた人や初めて見た人も、つまらない。 そんなネタです。
皆さん、RPGでキャラクターの名前を決める時に迷ったりしたことはないでしょうか?
私は断然迷うタイプです。
最初から初期設定の名前があるのなら、その名前でプレイすれば済むことですが、実際はうまくいかないものです。
直前で決めようとすると、5分〜1時間という時間を裂いてしまいます。
昔は、新作RPGを発売当日に買う時は、前の日から主人公キャラの名前に悩んだりします。
さて、FFの世界で、キャラクターの名前をゲーム途中で変更するために生み出されたキャラクターといえば、ネミングウェイ。
とはいえ、FF4のみの1発ネタで終わってしまいました。
それじゃ不味いと思ったのか、「原点回帰」をウリにしたFF9でカードとして復活しました。
おそらく、製作スタッフの「原点回帰」がテーマなのだから「過去のFFシリーズのネタを詰めよう」という安易な考えで復活したのでしょう。
おかげさまで、以降は全く出てきません。
個人的には、FF12あたりで8頭身で復活して欲しいのですが……。
「FF10−2インターナショナル」のコロシアムに登場しても良いですけれど。
しかし、初期設定の名前が無いというのは案外困り物です。
確かに、名前を付ける時に迷います。
それだけなら、まだしも。
ゲームの攻略本や紹介記事でプレイ画面を載せるとき、初期の名前が決まっていないと統一性が無くて非常に分かりづらい…。
というか、記事を書いている人たちの趣味がモロに出てしまうのがちょっとイヤです。
すくえろう すくえもん すくえり すくえすけ (FF 3NTT出版攻略本・下)
しょう ジョニー らん TAKU (FF1 エンターブレイン攻略本)
ジョン ポール リンゴ ジョージ (FF3 NTT出版攻略本・下)
しんじ あみば かおる げんどう (FF1 ファイナルファンタジー大全集・下)
センスの良いオリジナルの名前をつけている攻略本がありましたら、ご一報ください。
2004 02 20 (1266) DEATH−E
えんどコイチの復活を心から望んでいます。
「死神くん」を久しぶりに読み直しました。
死神くんは、かつて「フレッシュジャンプ」で連載されていたえんどコイチの短編漫画。
毎回、人の死をモチーフとしたショートストーリー形式になっており、毎回、人情味あふれるストーリー展開をします。
簡単にストーリーを説明しますと、
主人公の死神くんは、死神という職業でありながら、これから魂を奪おうとする人間の頼みを聞いてあげたり、やたらと自殺をふせごうとしたり、デスノートを落としたり、人間味あふれるキャラクターです。
この死神くんが人間とふれあい、毎回、感動的なストーリーを送るのです。
ただ、「死神くん」は1980年代に連載が始まった作品ということもあり、ちょっと絵柄が古めの印象を受けますが、無理もありません。
思うに、えんどコイチは、ストーリーを作るのがうまく、絵柄が古いので、明らかに原作者向きです。
アウターゾーンまがいの不可思議ミステリー漫画は、もう半分リストラ状態ですし、原作者として活躍すべきです。
月刊ジャンプで、既に、「リトル 神様修行中」(小西紀行・画)の原作をした経歴も持ち合わせていることですし、問題はないはずです。
リトルは、「死神くん」を「天使くん」にしたような内容ですが、さすがえんど先生だけあって、どの話も人情味あふれるストーリーになっています。
よって、えんどコイチには、原作者として復活してもらいたい限りです。
普通に漫画家として復活しても、「古臭い」とかの一言で片付けられてしまう可能性が高いもので。
一応断っておきますが、デスノートはネタじゃないですよ!
名前を書いた人間は死ぬし、死因を書けばその通りに死ぬし、時間も指定すればその時間に死ぬし、本当に落すし、人間に拾われるし、うっかり使われるし、30ページくらいで話は完結するけれども。
2004 02 19 (1265) 狙い目愛好会
「第一回SQUAREENIX小説大賞」現在募集中です。
この小説大賞が、他と違う部分は、「お題」があるということです。
ガンガン系雑誌で現在活躍中の作家6人が書き下ろしたそれぞれ6種類のキャラクターイラスト(ビジュアルデザイン)。
そのキャラクターのイメージから小説を書くとことが、この小説大賞の課題です。
とはいえ、6つのイラストが用意されているので、ファンタジー・スポーツ・シリアス・コメディ・アドベンチャー・アクション・ミステリー・現代物・SFなどなど、何にでも対応できると思います。
まさに発想は自由。
強いて言えば、全体的に明るめの彩色がされているので、ホラーは無理っぽいですが…。
「狙い目愛好会終身名誉未入会者」の私からすれば、この小説大賞は、かなり「狙い目」です。
さて、どのあたりに狙い目があるかを説明していきましょう。
まず、この小説大賞は、第一回であること。
おそらく、応募数も少ないでしょう。
しかも、漫画誌が主な宣伝媒体であり、小説家を目指している人にもあまり知られていない小説大賞です。
そして、「狙い目」を踏まえて、投稿される小説作品を予想してみます。
この小説大賞は、課題として、ビジュアルデザインが決まってます。 そのため、大抵の人は、選択したのキャラクターへのイメージからストーリーを展開し、作品を書き上げるでしょう。
しかし、「狙い目愛好会」の考えとしては逆です。
自分が書き上げた作品にビジュアルデザインをあてはめた方が、設定に縛られることなく自由に小説を書くことが出来ます。
キャラクタービジュアルデザインなぞ、後付けで構いません。
別に、「キャラクタービジュアルデザインのキャラクターを主人公にしろ」とは書いてませんし、脇役だろうが、なんだろうが構わないのですから。
そう考えれば、課題なぞ、無いも同然です。
さきほど、無理だといったホラー物で攻めても面白いかもしれません。
また、後付けビジュアルデザインについてですが、種類も多く、どのような作風にも対応できると思います。
ファンタジーの作品だったら、ファンタジーっぽい服装のデザインを選択すれば良し。
アクション物の作品だったら、動きやすそうな服装のデザインを選択すれば良し。
SFものなら、変わった服装のデザインを選択すれば良し。
そういった意味では、荒川弘のビジュアルデザインはかなり難易度が高いです。
たった1枚のイラストなのに、登場人物が3人(?)もいるので、後付けの設定を作りにくく、キャラクターデザインから、設定を作らなくてはなりません。
6人のイラストレーターの中では一番人気の作家ですが、迂闊に選んでしまうと、苦労することになりそうです。
と、まぁ、偉そうなことを書いてきましたが、私は、小説は才能だと思っています。
どれだけ、小説を読んだか、文章を書いてきたか、努力の部分もあるとは思いますが、才能にはかないません。
その才能をカバーするには、「努力」するか、「狙い目」で攻めるしかないのです。
だから、このような卑屈な見方をしてしまうのです。
困ったものですね。
おまけ、この小説大賞の賞金・特典ですが…
【賞金&特典】
大賞 100万円+書籍刊行 (※1)+コミック化 [連載]
(※2)
入選 50万円+書籍刊行 (※1)+コミック化(掲載)(※2)
佳作 30万円+書籍刊行(※1)+コミック化(掲載)(※2)
奨励賞 10万円+コミック化(掲載)(※2)
※1 2004年秋刊行予定。イラスト作画者は未定です。
※2
希望する方のみ。掲載雑誌・作画者は未定です。
やたらとコミックス化を強調しているところを見ると、スクウェア・エニックス版の「ストーリーキング」なのかもしれません。
2004 02 17 (1264) コスモメモ
塔メモ
最近、紛らわしいのでメモったこと。
魔導師の塔……魔導物語に登場するダンジョン
魔術師の塔……ドラゴンクエスト6に登場するダンジョン
魔導士の塔……FF2のミシディアの塔に使われている曲名
FF3.5製作状況メモ
開発完了新ダンジョン……1
(宝箱・出現モンスター・BOSS戦・デバッグ完了)
マップ製作完了新ダンジョン……3
(宝箱・出現モンスター・BOSS戦 手付かず……1
宝箱・出現モンスター・BOSS戦完了 イベント未配置……1
宝箱・出現モンスター完了 BOSS戦手付かず……1)
製作完了新ジョブ……1
八竜……ネタ切れ
と、まぁ、期待させる文章を書いても更新はまだ…。
バグも相変わらずですし。
週刊少年ジャンプメモ
週刊少年ジャンプ連載中「ボボボーボ・ボーボボ」で「ゴエモン」「ゴエモン」とはしゃぎ立てるのは、コナミからカードゲームが出るから、そのお返しなのでしょうか?
ハドソンから鞍替えの可能性大です。
もっとも、ハドソンはコナミですが。
2004 02 14 (1263) おねがいクリーチャー
サムソンクリーチャーとどちらかにしようかと迷った挙句、こちらにしてした今日この頃。 皆様いかがお過ごしでしょうか?
ということで、「ファイナルファンタジークリーチャーズ」です。
上記のリンク先のURLは、「http://www.cafereo.co.jp/ffcc.htm」ですが、ファイナルファンタジークリスタルクロニクルとは関係ありません。
ましてや、予想以上に先行き不安な出だしの、月刊少年ガンガン連載中「ファイナルファンタジークリスタルクロニクル〜はてなき空の向こうに〜」とは、全く関係ありません。
ファイナルファンタジークリーチャーズは、俗に言う食玩です。
FFのモンスターのミニフィギュアが付いたキャンディです。
購入者の100%がフィギュア目当てですけれど。
このクリーチャーズは、FF7〜11(X−2含む)の召喚獣やらボスモンスターやらをリアルなフィギュアにしています。
ラインナップも豪華で豊富。 現在第4弾まで発売され、40種類ものモンスターがフィギュアになっています。
値段もお手頃?300円。
カラーバリエーションが3種類あるので、全部で120種類。
全てダブりなしで揃えたとして、36000円。 良い商売です。
第一弾から、「アーサー」 (FF7のナイツオブラウンドで最後に登場しエクスカリバーで斬る召喚獣) という、説明文無しでは理解してもらえないようなモンスターが登場していますが、後は、大体、記憶に残るモンスターがメインです。
ただでさえ、記憶に残っていないボスの多い7以降のFF。 その中からピックアップされているボスなので、かなりインパクトの強い物が多いです。 ぶっちゃけラスボスとか…。
製作者側は、商売意識が強いようで、
・「アルティマウェポン」 (FF7のアルテマウエポンのことだと思われる)
・「バハムート改」 (何故か解説文に、FF7最強のバハムートと説明される。 「バハムート零式」の立場は……)
といった、FFシリーズへの愛を置き去りにした部分もチラリと見えるのですが…。
とはいえ、第4弾まで出ているということは、結構な人気があることは間違いなさそうです。
もっとも、第4弾まで来ると、ネタ切れも始まったようで、ゲームのネタバレ全解禁状態です。 ラスボスも隠しボスもなんでもありです。
第4弾のラインナップから、ピックアップしますと…
FF8より アルティミシア(アルティミシアがジャンクションしている状態)
FF9より トランスクジャ
FF9より 永遠の闇
FF10より 全てを越えし者
など、かなりギリギリです。
もっとも、第2・3弾でも
FF7より セフィロスリバース
FF10より ジェクト
FF10より シン
など、もうやりたい放題です。
おそらく、第5弾が出ようものなら、FF8のラスボス最終形態、FF10インターナショナル最強ボスくらいは、当たり前に出るのでしょう。 逆にいうと、それくらいしか残っていないのも恐ろしいですが…。
ちなみに、このFFクリーチャーズは、本も出ています。
一冊目にも関わらず、「Vol.1」という表記をしているところからして、シリーズ化する気満々です。
キャラクターデザインの野村哲也のインタビュー記事なども載っているので、ファンなら是非お買い求めください。
なお、FF1〜6に関しては、全く眼中にないようなので、期待できません。
FF1〜6バージョンが出たら思わず買ってしまうかもしれません。
とりあえず、「ネオエクスデス」のフィギュアとかメチャ欲しいです。
裏側がどうなっているのか見てみたい。
2004 02 12 (1262) 僕達の好きなアクトレイザー
何故か金色のガッシュを思い浮かべてしまう今日この頃。 皆様いかがおすごしでしょうか?
月刊少年ガンガンの「鋼の錬金術師読者投稿コーナー オリジナル錬金術師コンテスト」は、その他の能力漫画に影響を及ぼすので、できれば、もうそろそろやめて欲しいです……。
中には、オリジナル錬金術師というよりは、「武装錬金」という錬金術師もいますし。
あれを読んで喜んでいる漫画家は、矢吹健太朗くらいのものでしょう。
スクウェアエニックスから配信されている、携帯アプリゲーム「ポケットアクション」
現在は、エニックスの名作「アクトレイザー」などを中心に配信されています。
この「アクトレイザー」は、スーパーファミコン版では、シミュレーションゲーム+アクションゲームというパートに分かれており、このシミュレーションゲーム部分が意外と好評でした。
それにも関わらず、このポケットアクション版では、目玉である「シミュレーションゲーム」部分を排除し、「アクションゲーム」部分だけを移植してしまったのです。
そのため、いらないところの寄せ集めの駄作だとか、人はまたアクトレイザー2と同じ過ちを繰り返そうとするのか……とか、心臓は蘇生してもらったのにうっかり脳みその蘇生を忘れられてしまったウォーズマンだとか、酷い言われようです。
そんな、ポケットアクションの現状を打破すべく、完全オリジナルのRPGが2月18日に登場します。
その名も「魔塔」
スクウェアエニックスからの配信ゲームということで、誰もが「魔○塔○」を思い浮かべてしまうのですが、実は、ダンジョンが自動生成されるアクションRPGです。
ゲームのクオリティに、期待される一方で、名前と内容とのギャップにがっかりする人も後をたちませんが、これが、ポケットアクションの今後の運命を担っているのかもしれません。
ちなみに、同日には、あの「アクトレイザー」に新ステージが追加された「アクトレイザー Chapter2」が配信されます。
いえ、決して、前作のグラフィックの使いまわしが目的というわけではないと思うのですが、そんなにアクトレイザーに期待をしているのでしょうか……。
もう煮るなり焼くなり好きにしてください。
2004 02 05 (1261) あなぐらマムルとアスリーン
私信↓
某先輩のサイトが、私のサイトを「毎日更新 日々バージョンアップ」と、プレッシャーをいただき、ありがとうございます。 お返しにネタを奪(ドレイン)っておきます。
とりあえず、文章量を5分の1にして、更新頻度を5倍にすると、あっさり追いつくのではないかと思います。
訳合って、今、山口県は岩国市にいるのですが、仕事場の窓から顔を出すと、野良猫がハトを襲っている姿を見かる今日この頃。 皆様いかがお過ごしでしょうか?
素晴らしい土地です。
私信終了
「ガンガンYG」創刊号を入手しました。 創刊号で、300円というサービス価格。
刊行ペースが3ヶ月に一回という幻のヤング誌です。
別冊小冊子になってる「ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章Legacy」(=「ロトの紋章 総集編」)が一番面白かったのは、私だけではなかったはず。
この小冊子だけで300円分の価値はあります。 廉価版コミックスだと思って買うと、お得です。
むしろ、本誌を読むと、この続きは3ヶ月も後なのか…とか、こんな内容でやればヤングだと思われると思ってやったんだろうな…とか、電車の中で読んでたら、ちょっと小恥ずかしくなるようなカラーページが開いたりとか、人によっては、マイナス100円くらいの価値になってしまうので、読まないほうが身のためかもしれません。
しかし、ガンガンのコミックは、廉価版はおろか、文庫本も発売されていません。
エニックスも大手出版社を目指すなら、そろそろ、過去の大作を文庫本あたりで発売してはどうかと。
アニメ化経験のある作品、および、6巻以上刊行された作品、メジャー作家の書いた作品なら、その価値はあると思います。
それはさておき、今回の「ロトの紋章 総集編」は、ファンの中でも最も人気の高い「獣王グノン戦」です。
そのグノン戦の盛り上がり部分を余すとこなく折り詰めた、かなりお得な総集編です。
では、見所を…
ガンガンの漫画誌上、最も悲惨な仕打ちを受ける主人公…。
何にも悪いことをしていないのに、町じゅうの人から嫌われ、挙句に石まで投げられて……。
フランダースの犬の主人公ネロ並に悲惨です。
違うんだって! 風車小屋が焼けたのは、ネロのせいじゃないんだよ!
と、思わず、叫びたくなるような同情をさそう主人公……。
これをなくして、ロトの紋章は語れません。
数年後、同じくガンガンの大作「ハーメルンのバイオリン弾き」が、このシーンを焼き増しして、さもオリジナルのネタのように振舞っていたのも「ロトの紋章」ファンなら欠かすことの出来ないエピソードとなっています。
ガンガンの漫画誌上、最も強かった中ボス。
大体、どの漫画もラスボス戦より、中ボス戦の方が迫力があったりするものです。
というのも、ラスボス戦は、主人公たちも究極的に成長しているので、苦戦になりつつも、意外と良い勝負になったりします。
しかし、中ボス戦は、ちょいと違います。
主人公達の成長度合いは、発展途上中。
それなのに、突然、桁違いのレベルの中ボスが出てきたりすると、どちらが勝つのか負けるのか分からず、ハラハラドキドキ。
しかも、このグノン戦だけで、
・ピンチに駆けつける昔の仲間
・「敵の4人の将軍」VS「主人公達の4組」の同時進行バトル
・仲間の尊い犠牲
・仲間の真の力開放
という少年バトル漫画の4本柱を全てこなしているという驚きの濃密度です。
うっかり、主人公が覚醒したてインフレパワーを発揮したりすることなく、友情パワーで勝利するのも見所です。
中ボスも、無駄に変身しますし、獣王のくせに爬虫類だったりすることもないですし。
結末も、死闘の果てに……辛くも勝利。 というのが良いですね。
ガンガンの漫画誌上、最も書き込まれたモブのモンスター。
そして、この獣王グノン戦に書き込まれたモンスターの数は尋常ではありません。
十万匹の獣兵団というだけあって、出るわ出るわ。 ドラゴンクエスト1〜5の獣タイプのモンスターがずらずら……。 コマを埋め尽くすばかりの勢いで主人公に飛び掛ります。
見渡す限り、ヒョウ、モグラ、ゾウ、イエティ、フクロウ、サイ、サンショウウオ、アヒル、ニワトリ、カバ、ネズミ、ウシ、トラ、ウサギ、ヘビ、ウマ、ヒツジ、サル、トリ、イヌ、トトロ、猫バス……。
下手な動物園よりも見ごたえがあります。
これだけのモンスターを書き込んだカムイ氏およびアシスタントには脱帽物です。
ちなみに、トトロを斬殺する主人公が見れるのは、全商業誌でも「ロトの紋章」……この総集編に盛り込まれているグノン戦しかないでしょう。 同人誌は知らんけど。
ということで、「ロトの紋章」総集編を買うために是非、このガンガンYGを探してみてください。
ちなみに、4月下旬発売予定のガンガンYG弐号は、未だ販売価格未定です。
2004 02 03 (1260) 回転剣舞六連続新連載
週刊少年マガジン怒涛の6週連続新連載は、連載作品の急激な入れ替わりに加えて、ちゃんと実歴を持った作家を揃えることで、かなり目を引く展開だったと思います。
しかも、小学館で実力を披露してきた作家や、他誌連載中の漫画を休載させてまで引き抜いた作家など、手段を問わず、「かき集めてきた」という感じが拭えませんが、非常に豪華です。
まぁ、面白い面白くないはさておき。
この六週連続新連載の企画が1年延びていたら、新連載作家の一人に高橋和希が引き抜かれてカードゲーム漫画を書いていたのだろうと思う今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?
今更ながら、「UltraRed」(作:鈴木央 週刊少年ジャンプ連載)最終巻の4巻、読みました。
1年間連載が続かず、残念ながら打ち切りとなってしまった格闘漫画ですが、コミックスへの加筆修正が得意の鈴木先生です。 ジャンプで打ち切りとなったシーンの続きが書き下ろしで掲載されています。
以下、ネタバレです。
ジャンプ連載時では、格闘技大会終盤。
主人公の閃が、準決勝で、従兄弟と宿命の対決に勝利した後、
ナレーション:彼の真紅の炎は誰にも消すことは出来ない!
「さーて、次の相手は誰だっ!」と意気込みを見せたところで物語は完結します。
続に言う、「本当の戦いはこれからだ!」タイプの打ち切りです。
以前、同じく週刊少年ジャンプで連載されて、同じく格闘技漫画である「真島くんすっとばす!」の最終回(同じくこちらも打ち切り)の最後のコマで、主人公の真島クンが、
「おらおらっ! 次はどいつだ!」と叫んで打ち切りになっていましたが、内容から台詞まで全てがかぶるとは、鈴木先生も思わなかったのでしょう。
確信犯かもしれませんが。
とりあえず、そんなシーンは全て排除。 鈴木先生得意の書き下ろしで、次の決勝戦が始まります。
しかも、両者は体がぼろぼろ。 主人公に至っては、片腕が複雑骨折していて使い物にならないという慢心創痍ぶり。
そこで、勝負は、両者とも一撃に賭けるという勝負に出ました。
結果、二人とも相打ちという結末でしたが…。
ちなみに、準決勝は、100ページ近い長期戦だったにも関わらず、決勝は、わずか10数ページという短期決戦。
残りページ数が少ないので、長々と勝負が書けないという問題をうまく話の流れで誤魔化した鈴木先生のアイデアにはお見逸れします。
そして、話は流れ、主人公・閃は、対峙する自分との父親の存在を感じ取ります。
ゾクッ……なんだこの感じ…心臓がバクバクする…
その頃、父親は、主人公を見つけ出して殺すために、先ほどの大会を主催した道場に乗り込んでいる最中でした。
そして、大会で主人公をピンチに追いやった強敵たちを瞬殺。
主人公の居場所を突き止めます。
そこで、ナレーション!
「彼の真紅の炎は誰にも消すことが出来ない…」
ここまでは、打ち切りの時のナレーションと同じです。
しかし、書下ろしでは更に言葉が続きます。
「なぜなら……」
「本当の激闘は」
「これから始まるのだから!!」 完
ただでさえ、打ち切られた漫画の続きを単行本で書き下ろしたのに、話の収集がついてないです。
しかも、完全に「本当の戦いはこれからだ」タイプです。
まるで、一度打ち切られた漫画が、奇跡の連載再開をした直後に、やっぱり打ち切りを食らって連載終了したかのような衝撃的な展開でした。
伊達に、一度打ち切られた漫画が、奇跡の連載再開をしたけど、最終的には、やっぱり打ち切りを食らって連載終了した経験を持つ鈴木先生ならではの芸当と言えるでしょう。
新たな打ち切り漫画の真髄を築き上げた鈴木先生。 ウルトラジャンプに行っても頑張ってください。
2004 02 02 (1259) わが勝利 ファラオの魂と共に
ペガサス「ノォ〜〜! 何故! 何故 心が読めないのデース!?」
ティトォ「フフ… 悪いけど、心を読まれる前に魂を入れ替えさせてもらったよ! これがマインドスキャン攻略法! マインドシャッフルだ!」
城之内「すげぇぜ! ティトォ! これでペガサスの野郎に勝てるぜ! 魂を入れ替える度に、自分のノドにナイフを突き刺して自殺しないといけないのはグロテスクだけどな!」
無駄なコラボレーションを生み出してみた今日この頃。 皆様いかがお過ごしでしょうか?
というか、遊戯王を読みながら、マテリアルパズルを読んでいる人は何人いるのやら。
ジャンプでは、遊戯王がクライマックスを迎えています。
来週、いよいよ、ファラオ VS 遊戯 の裏表人格バトルが始まります。
もっとも、二人は元々、別の人格であって、転生などではないため、肉体さえ二つあれば、二人バラバラに生活できるのです。 多分。
って、アニメオリジナルストーリーではすでに、裏遊戯と表遊戯が戦っているのですがね。
ガンガンYG(=ガンガンヤング)読んでますか!?
広島ではまだ売ってません!
これから売られるのかどうかも微妙ですが。
しかし、どこがどう「ヤング」なのか分かりません。
「別冊ガンガン」の方が相応しいとも良く聞く話。
ヤングと付ければ、青年誌と思っているのですか!?
「ヤングコロコロ」 「ヤングボンボン」 「ヤング小学一年生」 とかも青年誌になるですか!?
青年誌を舐めるなっ!
どうせ、落ちぶれた少年ガンガン出身作家が集まってきて、優秀な原作者とコンビを組んだりして再生工場になるに違いないんです!
って、誰ですか!? それが青年誌の醍醐味とか言ってる方は!
2004 02 01 (1258) テニスの遊戯王
関東圏では、「すき家」「なか卯」の牛肉在庫が切れて、牛丼が販売中止になったそうです。
それを受けてか、広島地区でも「すき家」は大混雑。 残った数少ない牛肉を奪い合い、せめぎ合います。 おかげで、「牛肉」がなくなる前に「米」がなくなるという本末転倒な事態に陥りました。
過去、ご飯が無くなった「松屋」は見たことがありました(炊きなおすのに30分かかる)が、「米」自体がなくなるのは、前代未聞です。 そこまで牛丼を買い求めますか!?
ともあれ、広島人の牛肉への熱い思いは尋常ではないと実感した今日この頃。 皆様いかがお過ごしでしょうか?
週刊少年ジャンプ連載中の「遊戯王」が間もなく最終回を迎えます。
現在でも35巻まで発売されており、だいたい全37巻くらいになりそうです。
それはさておき、漫画版・遊戯王は、触れられていない部分が多々あります。
打ち切られるのを恐れた作者が展開を急ぐ余り、脱線しそうな個所を全て省いた部分もありますが、そうでなくても、最終回までに触れる必要の無い部分。
「一度も登場してない遊戯の父親」や、「海馬兄弟の生みの親」、「御伽君の父親(変態)と結婚した物好きな女性」などなどです。
海馬兄弟など、元々は、「瀬人」「モクバ」という名前をつけられた孤児だったのに、「海馬剛三郎」の養子に迎えられたがために、兄貴はまだしも、弟は「海馬モクバ」という珍奇な名前になってしまう羽目になりました。
まぁ、このように原作で触れられていない部分は、アニメのオリジナルストーリーに絡めていきやすいので、アニメ製作スタッフはうまいこと繋げて、オリジナルのストーリーを作っていってください。
ちなみに、原作よりもアニメオリジナルストーリーの方が数倍面白くなっているので、ビデオ・DVDを買うなり借りるなりして、チェックしてみましょう。
個人的には、原作では当て馬にしかなれなかったにも関わらず、アニメオリジナルストーリーで変態度が……いえ、精神面が一皮向けて成長した「インセクター羽蛾」に注目です。
原作で「キミ、カードがビビってますよ」などという意味不明の挑発を繰り出していたとは到底思えないほど巧みに心理的な屈辱を与えるキャラになってます。
この調子でアニメオリジナルのキャラ設定を作っていってください。 期待しています。