役を理解してもらったところで次は実際にプレイする際の用語等の説明をしたいと思います。
お金
ゲームは大きく2つのタイプに分けることができます。
ひとつはゲームが終わる毎に決まったポイントが与えられ、そのポイントを競うゲーム。
このタイプには大富豪やUNOなどがあります。
もうひとつは各プレイヤーがお金を持っていて、お金を賭けてゲームを行い、その増減を競うゲーム。
ポーカーは後者のタイプに当てはまります。
お金の種類にも2種類あります。
カジノでは本物のお金(リアルマネー)を使います。
今のところ日本ではこの種の賭博は禁止されているので、リアルマネーでプレイしたい場合は海外のカジノに行くほかありません。
(私はリアルマネーでプレイする勇気はありませんが ^^;)
一方、プレイマネー と呼ばれるお金もあります。
プレイマネーとはゲームをするためだけのお金のことで、無理に日本語訳すれば「遊戯用仮想金銭」とでも言いましょうか。
純粋にゲームを楽しみたい、どんなゲームかやってみたい、ポーカーで稼ぎたいけどその前に実力をつけたい、
という人はプレイマネーでゲームをするのがよいでしょう。
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アンティ
アンティとは参加費のようなもので、アンティのあるゲームでは毎回全員が同じ額のアンティを払います。
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ブラインド
アンティがないゲームにおけるブラインドはアンティと同じく参加費の役割を果たすものです。
アンティと違うところは、ブラインドは全員が払うわけではない、というところです。
ブラインドを取るゲームには必ず ディーラーボタン があります。
ディーラーボタンは誰かの前に置かれます。
そしてその左隣の人が スモールブラインド(SB)を、
さらにその左隣の人が ビッグブラインド(BB)を払います。
ゲームが終わったらディーラーボタンをひとつ左の人にずらしてまた次のゲームを行います。
スモールブラインドの額はビッグブラインドの半分です。
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ポット
ポットとはそのゲームに賭けられたお金のこと(あるいはそのお金を入れる入れ物)のことです。
そのゲームの勝者はポットのお金をすべて受け取ることができます。
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チェック、コール、ベット、レイズ、フォールド
1ゲームはいくつかの ラウンド に分けられます。
ラウンド毎にこの5つの行動を取っていき、最終ラウンドが終わった時点で一番強い役を持っている人が勝ちになり、そのゲームに賭けられたお金をすべてもらうことができます。
引き分けの場合は金額を引き分けた人で均等に分けます。
チェックは自分の前に誰もベットしていないときに、賭け金を出さずにゲームを続けること。
自分の前に誰かがベットした場合はチェックすることはできません。
コールは自分の前に誰かがベットをしているときに、そのベットした人と同じ金額を自分も出してゲームを続けること。
ベットはいくらか賭け金を上乗せすることで、自分の前に誰もベットしていないときも自分の前に誰かがベットしているときもベットという言葉を使うことができます。
レイズは意味としてはベットと同じですが、自分の前に誰かがベットしているときにしかレイズという言葉は使いません。
レイズに対してさらにレイズすることを リレイズ と言います。
フォールドはそのゲームをあきらめて降りることで、フォールドした場合はどんなに強いカードを持っていても勝つことはできませんし、そのゲームでそれまでに賭けたお金は戻ってきません。
自分のカードに自信のあるときは、ベットやレイズで賭け金を釣り上げていって獲得金額を増やす。
そんなに自信はないけどフォールドはしたくないというときは、チェックやコールでゲームを続ける。
どう考えても勝てそうにないというときは、フォールドで降りる。
というのが基本の基本です。
この基本に相手の裏をかくという心理戦が加わることによってポーカーは面白くなります。
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リミット、ノーリミット
これは賭ける金額に制限があるかないかを示すものです。
リミットポーカーでは、ベット1回の金額が決められていて、さらにラウンド毎の最大ベット額も決められています。
長所としては、1ゲームの掛け金がそんなに多くならない(相対的に)ので1ゲームで危機的な状況になるということは少なくなり、じっくりとプレーすることができます。
短所としては、最大で稼げる金額が制限されているために、どんなにいいカードが来たとしても一気に勝負することができないというところです。
ノーリミットポーカーでは、ベットの額もラウンドの最大ベット額も決まっていないので、例えば所持金をすべて賭けるということも可能です。
長所、短所はリミットの裏返しとなります。
つまり、一気に勝負できる反面、一気に終わってしまう可能性もあります。
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オールイン
これは主にノーリミットポーカーでの戦術(ときには現象)です。
オールインとは自分の所持金をすべて賭けて勝負に出ることです。
当然ですが、所持金がブラインドの額よりも少ないときにブラインドがまわってきてしまえば、いやでもオールインになります。
オールインをする局面とすれば例えば、
「とても勝てそうにない弱いカードなので、オールインをすることによって自分を強いと見せかけて相手をフォールドさせて勝つ」とか、
「自分は絶対に勝てそうな強いカードを持っているのに相手がベットしてきたので、オールインして相手がコールしてくれることを期待する」などといったことが考えられます。
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