前作主人公。
4年前の戦争で全てを失った男。

一見すると冷たい印象だが、人を人とも思わないエゴへの怒りはいまだ健在で、人を高みから見下ろすラクス一派の思想と行為を心底嫌っている。
沈められたミネルバクルーや、救えなかった者の仇を討つため、ラクス一派が作り上げた欺瞞に満ちた管理社会を破壊するために、レジスタンスに身を投じた。

レジスタンス組織『リヴァイブ』で、ダストガンダムを駆るエースパイロット

かつてアストレイアウトフレームに搭乗し、戦場ジャーナリストとして活躍していた。
今の世界になった後、今までのように真実を伝えることができなくなったことに、疑問と憤りを感じた彼は、シンがレジスタンスに身をおいていることを知り彼らと接触。
人々へ真実を伝えるためにカメラマンとして活躍する。

かつてZAFT軍ジュール隊に所属していた少女。
上官だったイザークと袂を分かち、ラクス一派に対する反抗勢力に身を投じた。　
元ZAFTレッドであり、高い操縦技術を持つ。
かつての隊長であるイザークをいまでも案じているが、既に彼は狂信の徒と化していた・・・・。

元ZAFT軍の将校で、パトリックやシーゲルとは知り合いだった。
４年前の“エンジェル・ダウン”作戦でミネルバと共に、アークエンジェルを一度は追い込むものの逃げられる。
 　
その後のメサイア宙域戦では、誇りあるZAFTの軍人として最後まで議長を護るために奮戦するも、ZAFTはオーブ・エターナル連合に敗北。　　　
戦後ラクス一派の台頭によって職を追われた。
オーブの片隅でラクス政権の異常さを訴えているが、誰も耳を貸そうとしないため半ば世界に対して絶望していた。
　　
しかし、かつてフリーダムを倒した少年が今も戦い続けていることを知り、ZAFT軍人として最後の勤めを果たすためにレジスタンスに参加する。
古参の軍人ゆえに身に付けた豊富な経験を生かし、戦闘指揮などでその力を発揮する。

ドレッドノートイータで戦場を駆ける。
最初はフリーの傭兵だったが後にレジスタンスに加わる。
かつてのように憎しみを持ってではなく、ただ世界をかつての姿に戻すために キラと戦うことを決意する。

本名不明。
様々な過去を持つリヴァイブのメンバー達の中には、本名を名乗らないものも多くいる。
彼もそんな一人で、組織では『大尉』で通っている。

戦術面での作戦立案、実行に高い能力を示し、レジスタンス組織『リヴァイブ』の中でもっとも信頼されている男。
リヴァイブ所属のＭＳ隊の隊長であり、またユウナのパートナーでもある。
組織の方針決定には概ねユウナ、センセイ、大尉が関わっており、中心メンバーの一人 である。
タバコをこよなく愛す愛煙家。

大尉と同じく彼もまた本名不明である。
故に、リヴァイブでは『中尉』の通り名で通っている。

射撃関係で希有の才能を持つ。冷静沈着を絵に描いたような男で、酒も煙草もやらない。
(下戸という話も)。
唯一、カードが趣味でユウナとよく賭けをしている(もう、家が建つ程勝っている、とか）。
シンに対しては、その戦闘力に対し素直に感心しているが、危なっかしさも感じている。
どこか弟のようにみているのかも知れない。

大尉、中尉と同じく本名不明。『少尉』を通り名としている。

中尉と同い年らしいが、外見は少し彼の方が上に見える。
生身MS問わず、近接戦闘のプロ。
軽口叩きの女好きで、センセイやコニールにしょっちゅう手を出そうとしている。
(その度、痛い目に会うが懲りない)。
酒も好きだが、すぐ酔っぱらう絡み酒の気性。酒の失敗で、降格されたらしい。
総じて、レジスタンスで一番信用のない男(二番目はユウナ、とか)。
シンに対して妙なライバル意識を持っていて、なにかと突っかかっていく。
二人の喧嘩は、もはやリヴァイブの日常風景となっている程。

しかし実は一番シンのその力を認めていて、三人の中で彼を最も信頼している。

ミネルバと共にローエグリン砲台を攻略したザフト軍マハムール基地の元基地司令。
生粋のザフト軍人を自負しているが、コーディネイター・ナチュラルと分け隔てはしない。
実直だが意外に本音を吐いてしまうストレートな性格で、やや強硬派。
自身の政治的スタンスを公然と表明する軍人として珍しい側面もある。

作戦能力については並程度だが、仕事は着実にこなす。
戦後、プラント併合とザフト軍解体に伴い帰国していたが、元教官であり上司でもあったシホの祖父メイゼルと共に"九十日革命”に参加。
反乱が失敗した後は残存部隊を率いて転戦する。

虎ほどマニアではないが、コーヒーは好きらしい。
またコニールとはザフト時代に何度か面識がある。

ラクス＝クライン

性別：女　年齢：23歳　登場作品：ガンダムSEED&ガンダムSEED DESTINY


平和の歌姫、愛の使者、女神降臨など様々な呼称を受ける世界の支配者。
その慈愛に満ちた思想で、平和で豊かな世界を作り出した。
平和を乱す敵に対しては正義の鉄槌を振るうことを厭わないが、決して無意味に命を奪ったりは しない。
しかし現実は、資源、産業、軍事、経済といった分野の全てをクライン一派に掌握させ、自分の意のままに世界を動かしている。

また反抗する勢力には「平和の敵」として、『ピース・ガーディアン』と呼ばれる親衛隊を差し向け、徹底的に弾圧している。
世界の色を自らの色に染めるその行為に、「いったいどこが平和で幸福に満ちた世界なのか」と疑問に思うものも多いが、その完全無欠の権力を持つ彼女を恐れ、口にはしない。

確かに戦争はなくなった。死者は減った。
しかし不公平が正されず、それに疑問を持つことも許されない世界は、果たして皆が望んだ世界なのだろうか？

キラ＝ヤマト

性別：男　年齢：23歳　登場作品：ガンダムSEED&ガンダムSEED DESTINY

ラクス直属の親衛隊「ピース・ガーディアン」の隊長。
先の二回の大戦を終結させた軍神として、現体制では絶対の地位を誇る。
特にＭＳ戦で極力コクピットをねらわず、相手パイロットの生命を尊重するその「不殺」の理念は、軍人の理想形として取り扱われている。
しかし実際は報道管制によって、敵パイロットが生きている場面のみを放送されているに過ぎない。
戦争の影に人知れず消えた、彼による犠牲者は数知れない。

自分たちに敵対する人間が冷遇されているのは知っているが、ラクスやカガリの作る平和を乱す敵を倒すのは当然と思っており、平和を愛する気持ちだけなら、おそらく彼を上回る者は存在しないだろう。

アスラン＝ザラ

性別：男　年齢：23歳　登場作品：ガンダムSEED&ガンダムSEED DESTINY


統一地球圏連合政府主席カガリ＝ユラ＝アスハの側近にして、監査部隊の指揮官。
指揮を執るときは自ら専用機トゥルー・ジャスティスに搭乗し、戦場へと出る。　

メイリンとは夫婦であるが、カガリがアスランを自分の近辺に抜擢した事から、それがメイリンの彼への猜疑心を招き、結果的にすれ違う関係になってしまっている。

カガリ＝ユラ＝アスハ

性別：女　年齢：23歳　登場作品：ガンダムSEED&ガンダムSEED DESTINY


統一地球圏連合主席。
ラクスの支配する世界において、彼女は表向きの最高権力者である。
統一連合はモルゲンレーテなどで作成されたMSなど、現在世界でもっとも強大な軍事力を持つ。

彼女自身は世界全ての平和が最も大事なことであり、自分では争いの火種を消そうと必死だが、実際は現場で起きていることが何一つとして彼女に正確に伝わっていないため 、全てが空回りで終わっている。

アスランとはかつて恋人同士だったが、今は…？

メイリン＝ザラ

性別：女　年齢：20歳　登場作品：ガンダムSEED DESTINY

先の大戦で戦死したルナマリア・ホークの妹で、アスラン＝ザラの妻。
ラクスの数少ない同性の友人の一人でもある。
今は統一地球圏連合、治安警察省で本部長クラスの役職に就任している。

かつて姉を失った時の記憶から心の均衡を失い、一時は精神を病んでいたが、アスランの献身的な看病により、復帰。二人は結ばれた。
しかしそれもつかの間、アスランがカガリのそばで重用されたのをきっかけに、二人はすれ違い始める。
その後彼女は、夫との隙間や孤独を紛らわすために治安警察に参加、そこで頭角を現し、ついには 犯罪者やレジスタンスに『治安警察の魔女』と恐れられるまでになる。

部隊を率いるその姿は冷酷にして冷徹だが、時折つのる孤独感をごまかすために、酒に逃げるナーバスな一面もある。

ゲルハルト＝ライヒ

性別：男　年齢：38歳　登場作品：オリジナル

統一地球圏連合治安警察省長官。
元連合警察官僚であり、またＢＣ元活動家。
 メサイア攻防戦後にジブリール亡き後、バラバラになりかけていたＢＣの残党（現治安警察幹部、隊員。末端の活動家が中心)をまとめ上げて、ラクス軍に参加。
主要なＢＣメンバー(資産があり影響力があるメンバー、ロゴスの生き残り)を次々に現政権に告発。
この功績が認められ今のポストに就いた。

彼自身はラクス一派の正義に感化されたわけではなく、戦後世界をもっとも効率よく支配できる体制が現体制だったから協力しているに過ぎない。
またＢＣの思想に染まっているわけではなく、そのＢＣの発言力の強さを連合時代は利用していただけであり、役に立たなくなれば平然と捨てる、冷徹な男。

国家の運営に善悪などというものは存在せず、またそんなものは気にかける必要などない、という持論を持つ徹底した現実主義者。
必要とあらばどんな非道な手段でもとるが、逆に必要がなければ行わない合理主義者でもある。

内外に渡って極めて狡猾な情報網を張り巡らすため、組織において彼に嵌められたものも少なくない。
そのためレジスタンス側だけでなく政権内でも彼を恐れる者は多い。

イザーク＝ジュール

性別：男　年齢：24歳　登場作品：ガンダムSEED&ガンダムSEED DESTINY

旧ザフト軍の指揮官でありアスラン＝ザラ、ディアッカ＝エルスマンとは同期。
母親にプラント最高評議会議員エザリア＝ジュールを持つためか、かつてはエリート意識が強く、ナチュラルを見下す典型的なエリートコーディネーターであったが、様々な戦場を戦い抜き現実の世界を見て来たことで人間的に成長した。
自分に厳しく感情的で、時折冷静さを失うこともあるが、情に厚く公平な視点を持つ人物。指揮官としてもパイロットとしても優秀である。

メサイア攻防戦においてはラクス＝クラインの乗るエターナルを援護し、戦闘終了後エターナルに着艦する。

これは戦時反逆罪で戦場で落とされるよりも、軍法会議で正式に裁かれることによって、自らの行動そのものを自らが理解した形で責任を取りたいという本人の思いがあったからであった。

しかし、メサイア攻防戦が終結しまもなく、クライン派クーデター勃発、カガリ＝ユラ＝アスハによる併合演説によるプラント併合が実現してしまい、彼は正当に自らの行動を裁かれる場を失ってしまう。
これは彼の心に大きな傷を残した。

その後、統一地球圏連合軍に参加。
ラクス＝クラインの理想はコーディネイターの理想であると自分に言い聞かせながら、精鋭部隊を率い最新鋭機ストライクブレードを駆る。

ディアッカ＝エルスマン

性別：男　年齢：24歳　登場作品：ガンダムSEED&ガンダムSEED・DESTINY

イザーク＝ジュールの副官。
元クルーゼ隊隊員で、アスラン＝ザラ、イザーク＝ジュールとは同期。
父親は旧プラント最高評議会議員タッド・エルスマン。
イザークとは気が合うのか、ずっとコンビを組んでいる。
中華料理が得意で、得意料理はチャーハン。
軍食堂の食事が口に合わないと自ら中華鍋をふるってしまう事もある。

第一次汎地球圏大戦（血のバレンタイン戦役）では、オーブの捕虜となった後アークエンジェルと合流。
戦後、その責任を問われて一般兵に降格される。
しかし配置先はイザーク率いるジュール隊。
以来イザークの良き片腕、よき友として傍らにいる。

生真面目で猪突猛進になりがちなイザークに対して、非常に気の軽い男ではあるが、それが二人の間で硬軟のバランスとなっている。
第二次汎地球圏大戦（ロゴス戦役）後、思い悩むイザークにずっと付きっ切りなる友人想いな男。

なおかつてミリアリア＝ハウに想いを寄せた事もあったが、見事にふられた。

マリュー＝フラガ

性別：女　年齢：33歳　登場作品：ガンダムSEED&ガンダムSEED・DESTINY

旧姓ラミアス。
過去２回の大戦で「ストライク」「フリーダム」「ストライクフリーダム」の母艦として活躍した戦艦、アークエンジェルの元艦長。

ムゥと結婚し、軍人であることをやめて第一線から退いた。

ムゥ＝ラ＝フラガ

性別：男　年齢：35歳　登場作品：ガンダムSEED&ガンダムSEED　DESTINY

統一地球圏連合、宇宙軍総司令。
妻のマリューを地球に残し、統一連合宇宙艦隊を率いて平和を守る。
「エンデュミオンの鷹」の異名は今やレジスタンスには恐怖の対象であり、幾つもの組織が壊滅した。
部下の前では気さくな上司を装うが、睡眠中はステラ達が出てくる悪夢で常にうなされている。
総司令という重責の身ではあるが、時には専用MS「黄昏」を駆って先陣に立つこともある。

アンドリュー＝バルドフェルド

性別：男　年齢：37歳　ガンダムSEED&ガンダムSEED　DESTINY

統一地球圏連合政府、情報管理省大臣でミリアリア、ダコスタの上司。
現在の世界の情報・報道などを一元管理する責任者。
かつて二度に渡る大戦ではラクスの傍に常に身を置き、軍師として戦士として、多大な活躍をしたと言われる。

が……近年の彼はどうも無気力でやる気がないとの噂。

マーチン＝ダコスタ　
　　
性別：男　年齢26歳　登場作品：ガンダムSEED&ガンダムSEED　DESTINY

統一地球圏連合政府、情報管理省の筆頭補佐官。
　
古くからバルドフェルドの片腕を勤めてきた参謀。
無気力で気分屋の上司に代わり、実質上情報管理省を取り仕切っている。
生真面目な性格で参謀としても優秀だが、予想外の事態には少し弱い。
現在の世界の状況も、彼の指揮したプロパガンダに拠るところが大きい。
また自身も熱狂的なラクス崇拝者である。

ミリアリア＝ハウ　

登場作品：ガンダムSEED&ガンダムSEED DESTINY

統一地球圏連合政府、情報管理省広報部長。
出版・マスコミ対策の情報操作やプロパガンダ放送などの実務を行っている。
キラやラクスの理想を信じていたが、次第に自分のやっていることに疑問を持ち始める。

レイラ＝ウィン
性別：女　年齢：20歳　登場作品：オリジナル

ＰＧ隊の中でも数少ない女性隊員。
感情の起伏が激しく気分屋で飽きっぽい性格であるが、天才肌でどんな事でもソツなくこなす。
キラ＝ヤマトの熱烈なファン。


シラヒ＝ホス＝ホデリ   　
 性別：男　年齢：20歳　登場作品：オリジナル
　
ＰＧ隊の一人で、オーブ五大氏族に次ぐ名門ホデリ家の出身。
本来は単純で一本気な明るい青年であるが、名門出身ゆえに苦労を知らず、挫折をしたことが無いためエリート意識が高い。
特にカガリに忠誠心を持つ典型的なエターナリスト。
カガリとは幼馴染で、姉のように慕っていた。しかし今では主従の関係である事を自覚している。
周囲から彼女のコネでＰＧに入隊したと、陰口を叩かれていて、それが彼のコンプレックスとなっている。　


ウノ＝ホト
 性別：男　年齢：23歳　登場作品：オリジナル

ＰＧ隊の一人。ホト小隊の小隊長を務める。
シラヒ、レイラと共に行動する事が多く、突っ走りがちな彼らを抑える年長者して、周囲から信頼されている。
　パイロットとしての腕自体はＰＧの中では特に目立つものではないが、戦闘指揮と支援技能に関しては高く評価されている。

ドーベルマン　

性別：男　年齢：35歳　登場作品：オリジナル

治安警察に所属。
統一連合からの派遣指揮官として東ユーラシア共和国コーカサス方面軍の指揮を取る。
元地球連合軍パイロットで、高い作戦立案能力をもち、一兵士としてもＭＳパイロットとしても極めて高い経験と能力を持つ。

彼自身「己も消耗品」と断言する様に、任務達成のためにあらゆる手段を惜しまない自分にも他人にも厳しい男である。
だが部下思いな一面もある。
あくまで自分は死の瞬間まで軍人としてあるべきと自負しており、その信念のまま行動する。

現在はライヒの側近の一人として働いており、『猟犬』の異名を持つほどの、執念深さと嗅覚の鋭さを併せ持つ。
性格は豪胆で冷酷で酷薄、威圧的。
第一次汎地球圏大戦末期、ＢＣに見切りをつけた一人で、軍属でも何でもない一特定思想者に
軍が操られるさまに嫌気が差し、のちにライヒに同調した。
戦後の勢力図を早くに予見したライヒが、裏でクライン派と内通した第二次汎地球圏大戦当時は、連合への潜伏要員として活動。
戦後は治安警察創設初期メンバーとして活躍した。
メサイア攻防戦でオーブ（ラクス）軍側に参戦している。

ヒルダ、マーズ、ヘルベルトとはこの縁から知り合った、戦友ともいえる間柄。
第二次汎地球圏大戦以後も付き合いがある。

エルスティン＝ライヒ　

性別：女　年齢：16歳　登場作品：オリジナル

治安警察省、治安維持局保安部所属。
非常に身体能力が高くパイロットとしての技量は治安警察随一であり、数少ない実用レベルの空間認識能力保持者。
ゲルハルト＝ライヒの実の姪でもある。
幼少時の『教育』の影響からか任務至上主義者で、一見冷たい印象があり、年頃の娘らしさに欠けている所がある。
しかし冷徹な判断力や洞察力はライヒ譲りとも言われ、彼女の能力は高く評価されている。