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A黄金色のめざめ!!の巻

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束の間の復活の巻(後編) 累ヶ淵中の番長:元本大助(もともとだいすけ)脅されて、喫茶「半殺し」に連れ込まれた螢子。“螢子と話してはいけない”と霊界に定められている幽助は、正体がバレないように変装して喫茶店へ殴り込み、間一髪で螢子を助けた。気絶した螢子をおぶって帰り、助けたのは桑原ということにした幽助だったが、タヌキ寝入りをしていた螢子は全てを知っていた。

禁断の遊び!!の巻 4話で登場した正太は、愛犬ジロの死を乗り越えて元気に過ごしていた。しかし「さやか」という女の子の幽霊と毎日一緒に遊んでいるうちに、そのまま天国へと連れて行かれそうになる。一度はさやかの強い邪念によって地の果てまでふっ飛ばされてしまった幽助だったが、正太と遊ぶことによって邪念が薄れたさやかを説得し、「正太の代わりにオレが気の済むまでつきあってやるよ」と語りかける。喜んださやかは幽助に懐いてしまい、しばらくは成仏しない様子である。

ひび割れた友情!!の巻 中3のえりと勝美は、名門私立のN高へ特待生候補として選ばれた。しかし、えりは親友の勝美と争うのが嫌だと感じていた。親友の勝美が邪霊を呼び寄せる呪符を持ったせいで、えりの周りでは気味の悪いことが頻発していたが、えりの思いやりの心を知った勝美は改心して呪符を破り捨てた。しかし、破っただけでは呪符の効果は消えなかった。その頃、踏み切りの前に居たえりの手に何かが絡み付き、ぐいぐい踏み切りに引きずられて行く。(魔の手!!の巻へ続く)

魔の手!!の巻 (続き)呪符に呼び寄せられた怨念に引きずられて行くえりだったが、「今まで助けてもらってきたえりをどうしても助けたい」という勝美の、捨て身とも言える必死の思いによって邪霊は消え去り、すんでのところで二人は助かった。結局えりと勝美は特待生候補を辞退し、二人で別の高校を目指すことに決めた。

恋人の条件!!の巻 ひょんな事から、螢子が幽助にふさわしい女性であるか、さやかに審査されることになった。成績優秀・スポーツ万能・人望も厚い螢子は学校での評判も良く、内面については問題がない。ならば、と愛の深さについて審査しようとしたその時、放火魔が幽助の家に火を放つ。買い物に出かけていた螢子が厭な予感を感じて急いで帰ってきた時には、家全体に火が回っていた。

炎の中で…!の巻 危険を顧みず家の中に飛び込んだ螢子は、幽助を連れて脱出しようとするが、既に周りは炎に包まれていた。その時コエンマが現れて、ある条件と引き替えに螢子を助けてやると言う。幽助は「何でもやるから螢子を助けろ」と怒鳴り、願いを聞き届けたコエンマが作った出口から螢子は脱出する。後から聞いた条件とは、幽助の生還が延期されることと、螢子の体の一部(髪の毛)を貰うことだった。二人の思いが通じていることを見届けて、さやかはやっと成仏していった。

めざせ一勝!!の巻 昔から弱虫だった幽助の小学校の同級生:ダメマツこと松尾末吉は、念願のボクシング部に入ったものの、中学対抗試合の選手に選ばれたことを恨まれ、同級生のボクシング部員:立川に日々ボコボコにされていた。いつものように殴られて気絶したダメマツに、それを見かねた幽助が乗り移り、変な共同生活が始まる。

勝負は度胸!!の巻 ダメマツと、ダメマツの代わりに立川らをボコボコにノシてしまった幽助との共同生活は続く。何とかダメマツを良い方向に向けてやろうと、幽助はガンの飛ばし方などを指南するが、ダメマツは相変わらずだった。対抗試合の相手が臨終中学の鮫島という危険な男だと知って、試合直前に尻込みして逃げ出そうとするダメマツに、幽助はパンチを一発食らわせる。幽助の喝によって迷いが吹っ切れたダメマツは、見事鮫島に勝利した。

黄金(きん)色のめざめ!!の巻 幽助が体に戻れる日取りが決まった。その日のうちに夢のお告げを聴いた桑原か螢子が、復活に必要な生体エネルギーを口移し(キス)で吹き込んでくれれば、幽助は体に戻れる。(桑原は論外として)螢子に期待する幽助だった。しかし螢子は母親の看病でなかなか側を離れない。夜遅く、螢子はぼたんの霊界通信に呼びかけられて急いで幽助の元へ向かい、日付が変わる直前に間一髪、幽助を復活させることができた。