■サロメ
カルロス・サウラ監督によるダンス・ドキュメント映画。 有名な「サロメ」の物語を、フラメンコを基本にアラビア的な雰囲気も漂わせる作品に仕上げている。 この映画、普通の映画を見る感覚だと驚きます。 前半ではダンサー達へのインタビュー・振付風景・衣装や舞台設定(照明・道具)などの舞台裏をドキュメント、後半ではそれによってできあがった作品そのものが収録されている形。 前半のドキュメントにより、後半の作品そのものへの理解が深まり、より一層大きな感動を味わうことができます。 もちろん、前半の製作過程を見られるだけでもダンスファンには垂涎もの。 後半の作品のみでも、充分に訴えかけてくるもののある芸術作品です。 両者をひとつにした相乗作用は少しでもダンスに興味のある方なら必見!! サロメの世界が好きな方にもオススメです。とても雰囲気のある作品。 映画としてどうかはわかりませんが(笑) 最後に、サロメ役のアイーダ・ゴメスですが本当に素晴らしいの一言。 スペイン国立バレエで踊っていたというのに納得。動きのひとつひとつが無駄なく洗練されています。 彼女がほんの少し腕を動かすだけで、うっとりと見惚れてしまうほど。 薄い衣装を次々に脱ぎ去っていくソロは、思わず息を呑みました。 一瞬ですがたぶんオールヌードになってるんですよね。圧巻。 映画ですので、普通にツ○ヤとかでレンタルされています。 ダンス好きな方はぜひどうぞ。 2005.04.03 記 | ||
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