■エトワール
TSUTAYAでずっと借りられてて悔しかったのですが、この度発見したので嬉々として借りました。 話の筋は特にありません。完全にドキュメント映画。オペラ座バレエの練習風景や舞台稽古、団員や指導者の話がメインです。 バレエの為に他の全ては犠牲にする。けれどそれを犠牲だとは思わない。バレエが私を生かす情熱なの。 当たり前のようにそういった言葉が出てきます。 日本ではありえないことですが、オペラ座はバレエ学校からそのまま団員になっているのがほとんどで、子供の頃からずっと一緒に生活し、レッスンしている。 それが良い方に作用したり、悪いこともあったり、という話はリアルでした。 もちろんその中では皆がライバルでどんどん試験でふるいおとされていく・・・厳しい世界です。 肉体的にも精神的にも非常にストイックな日常が前面に出ていました。 どんなに今の自分に満足している人も「子供には苛酷な環境だ」と言っているのは印象的でした。 この先は、私が印象に残ったことをいくつか。 *** 「衣装を着て、メイクをして舞台に立つともう緊張なんかしない。『自由』になるの。 舞台に立つと、目の前で光と闇が交錯して解放される。そういう魔法なのよ。」 す、すっげー!!!これが本物のエトワールなのね(感動)!! 舞台を前にしたら間違えないことしか考えられないと思いますきっと。 「1・2・3なんて数えない。そんなの無意味だ。ただ音楽を聴くだけ。感じるだけだ。大事なのはメロディーだよ。」 ええええ!!??そっかぁ。そういうものなのか・・・。やっぱり数字と向き合っちゃ駄目なのね(頭の中はいつもカウント中)。 *** M・ベジャールの「第九」の練習風景+舞台が少し映ってたんですがすっごく良さそうでした。なんだあれ、見たいよ〜!! 去年初めてパリに行ったんですが、オペラ座は夏休み中でした・・・。・゚゚・(>_<)・゚゚・。今度行くときはばっちり調べて行きたいです! 2005.02.22 記 | ||
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