■ブラザーズ・グリム(公式サイト)試写会で見てきました。つまらなくはなかったんですが、自分で1000円以上払って観るかと言えば微妙。 万人受けするというよりは、好みが分かれるだろうなぁと思う作品なので”個人的には”ですが。 公開前なので、サイト等で既出の情報と「こんなかんじでしたよ〜!」という印象メインに行きます。 *** 奇才テリー・ギリアム待望の最新作ということですが、「12モンキーズ」も「未来世紀ブラジル」も観たことありません。 ・・・えー、先入観のない感想ということで(笑顔) 『グリム童話』の誕生にまつわる秘密とは? というキャッチと題名から、 「グリム兄弟が童話の元になる伝承を拾い集めていく伝記みたいなものかな・・・」 と漠然と思っていたんですが全く違いました(笑) どちらかというと、アクション・ホラー・ファンタジーですね。 LORとインディジョーンズを足して2で割って耽美風味で味付けしたような・・・(そんな無茶な) しっかりものの兄(相変わらず猿顔だぜマット・デイモン)と、夢想家の弟(ひょろひょろ眼鏡が可愛いぞヒース・レジャー)のでこぼこコンビ。 魔物退治で名を馳せていた二人は、とある事情から、呪われた森へ次々と消えた10人の少女の失踪事件を追うことになる。 ストーリーとしては単純なので、子供向けかなぁと最初は思いつつ・・・ コミカルな要素があったり風刺が効いていたりするので、ある意味大人向けかもしれません。 (フランス占領下・切り開かれる森・魔女狩り) とはいえ、小学校低学年くらいでこれを見たら怖くて泣き出しそうですが。 虫がわさわさ出てきたり、ちょっぴりホラーな映像があったりするので。 「グレムリン」が怖くて夜眠れなかった私としては、小さい頃に見れた気がしません。 しかし、なんの前知識もなく行ったのですが確かに映像は素晴らしかったですよ!! ディズニーっぽいな。と思いました。 ディズニーのアトラクションをものすごく精巧ににしたかんじというか。 これがVFX駆使の威力というものですか・・・! 19世紀ドイツの雰囲気が映像から染み出してくるようでした。 『赤ずきん』に『ヘンゼルとグレーテル』・・・まるで童話の中に入り込んだような映像です。 その可愛らしい少女達がいつさらわれるかと、ドキドキしてしまいました。 ロマンス要素もほんのりと。 女猟師役のヘナ・へディはかっこ良かった!兄弟より男前ですから(笑) 鏡の女王のモニカ・ベルッチは正に妖艶の一言である意味怖かった。41歳・・・どんな魔法使ってるんだΣ( ̄ロ ̄||| といいつつ、結局はお互いに兄弟は互いが一番大事そうなのでほのぼのなのですがね。 *** うーん、こうして書いてみるとここがダメ!というところはあまり無かったですね。 ちょっと場面の移動がわかりにくい所があったかなー? 私は内面にくいこんだ映画の方が好きなので、アクション系には元々点が辛いんですねきっと。 映像が綺麗なので、グリム童話好き!こういう雰囲気の好き!という方にはオススメできると思います。 2005.10.21 記 |
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