■阿修羅城の瞳全くもって前知識はなく、「うわぁ、微妙そう」と思い、しかも染五郎はあまり好きじゃないのにも関わらず、成り行きで見ることになりました。 実際見ると、思ったより面白かったです!! なんというか、里見八犬伝っぽいいかにもな雰囲気は予想通りなんですが、 市川染五郎が壮絶に色っぽかったんです!!!! 正直、ドラマとかで見たときはあまり好きではない・・・というか嫌いだったくらいなんですが、やはり彼は舞台に立つ人なんですね。 時代ものになった途端になんともいえない迫力と色気が漂います。 「おめぇのいっさいがっさい、引き受けてやるって言ってンだよ!!」 って、・・・・・・惚れる〜っvv 殺陣がまた、素晴らしい動きで見惚れてしまいました・・・。 ラスト、宮沢りえの殺陣がイマイチだったのは残念でしたが。 この映画、元が舞台だったそうでそちらを観た方には物足りなかったようです。 しかし映画だけ観た私は、舞台がかった染五郎の演技も「この人なら許せる」と思えるうっとりするようなものでした。ああでも、できれば舞台のDVDとか見たいですね!! ・・・ってこれ、私にとってはローレライと逆なパターンだ(笑) CGや特殊メイクについては、邦画ってそういうものだよな〜と思っているのでそんなに気になりませんでした。 個人的に、どんなにCGやアクションがすごくても共感できないハリウッド映画を観るよりは、心情を丁寧に描いた邦画を観るほうが好きなのです。 また、美術などは良かったのではないかと思います。 阿修羅城のさかさまの迷路などは、ぞくっとしました。ちょっとRPGゲームのラストダンジョンぽい。 しかも、音楽が菅野よう子!!!! OPで異国情緒漂うなかなか良い音楽じゃないの〜♪ と思っていたら音楽=菅野よう子だったので思わずのけぞりました。し、知らなかったー・・・。 挿入歌が英語なのは微妙に感じましたが、EDも良かったですし。 他の共演者の方達については、宮沢りえはとっても綺麗でした。阿修羅王になってからの顔のアップはちょっと笑えましたが。あと、メイクもっとしっかりしてもいいんじゃなかと思いましたが。(だってうっかりすると染五郎のほうが綺麗なんだもの) 伊右衛門CMのりえちゃんの方が好きかな・・・(個人的にすごく好きなのであのCM) あと、小日向さんはすごく良かった!!良い役どころで、むしろ鬼よりこの人のが怖いよなぁ・・・と思ったり(笑) 樋口さんは妖艶で役にぴったり。 渡部さんは大好きな役者さんなのですが、この映画ではちょっと大げさなのが染五郎ほどははまりきっていないかんじ。 全体を見終わって、SF時代劇と言うよりはむしろ恋愛物語かなーと思いました。 とにかく、染五郎がすごい。 好きではなかった私が見惚れたくらいなので、好きな人はたまらないでしょう!! ananの抱かれたい男NO.1はキムタクじゃなくて染五郎になるといいと思うよ!! そう叫びたくなる一品でした。 とりあえず『陰陽師2』よりは面白かったです。 (そんな締め方・・・) 2005.04.18 記 |
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