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■パレドゥレーヌ


パレドゥレーヌ 通常版 パレドゥレーヌ 通常版
Windows XP (2006/11/10)

工画堂スタジオ(*公式サイト)

プレイ日記(*各キャラ感想)はコチラからどうぞ。

ストーリー * システム等 * 感想

◇ストーリー

跡継ぎの王子が失踪、国王が亡くなり王位を継ぐことになった王女。
しかし、実力者の宰相が、とりまきの騎士達と共謀し王の承認を拒否。
それどころか、『王女を妻とし、私が王となる』と宣言したのでさぁ大変。
危ういところで1年後に王の承認をやり直すことになりますが・・・


◇システム等

・・・というわけで、ゲームの一番の目的は、『1年後に「王女に一票を投じてくれる」王女派の領主を増やして即位すること』となります。

領主の信任を得る為には、贈り物などをして個人的に親交を深めても良し、配下の騎士に決闘を申し込ませて武力で従わせるも良し。
自由度はめちゃめちゃ高いっす。

しかし、最初に難易度を選択できるので、そこで「通常」を選べばそれほどゲームを進めていくのは難しいことではありません。
進言どおりにお任せしちゃっても問題ないですしね。

最初に色々な説明を聞いてしまうと混乱しますが、やっているうちに慣れます(笑)
個人的には、色々と考えて騎士を派遣したり、先のターンを考えて準備したりというのは「ゲームをやっている」醍醐味があって楽しかったですよ。

完全制覇に迷宮踏破、暗殺王になってみたり、負けパターンでのキャラ攻略をしたりとやり込み要素には事欠かず、「難しい」に設定すると硬派なSLGとして楽しめそうです。

***

しかし、このゲームのもうひとつ気になる側面と言えば「乙女ゲー」要素。

フルボイスではないのですが、メインキャラにはボイスが入っていて、そのキャストがまた『狙っている』としか思えませんので・・・思い切り恋愛要素有り。
ボイスの入っている『7人の騎士』と『有力候補者』はかなり扱いが良く、特に『7人の騎士』は最初から配下に選ぶと(「通常」モードでは)何もしなくても次々とイベントが起こります。攻略簡単。

少年からオヤジを通り越しておじいちゃん、人外はもちろん女性まで登場人物全てにEDが用意されているのには驚きました。
キャラクターによって、イベントの多さなどはかなりの違いがありますが・・・さらっと短い中にも萌え設定がつまったりしているので、侮れません。
キャラデザがとにかく綺麗ですしねv

全体的に甘甘というほどではないですが、攻略人数の多さから飽きずに何周も楽しめました。

個人的には、執政官ヴィンフリートと宰相ディクトールのルートが良かったvv

その他、キャラクターごとの感想はコチラから(*別窓)どうぞ!

***

残念だったのは、「プリンセスな生活を味わう・王女の部屋」の部分。
『予言』や『秘密を買う』(*攻略のヒントにもなります)のは良いのですが・・・
部屋の模様替えや、コスチュームチェンジなどのビジュアルの変化が本編には反映されないのですよね。

あ、部屋に置く家具によってイベントが起こることはありますが!

衣装など凝っていてとても可愛いのですが、それが立ち絵などには出てこないのでどうも寂しい。
変わった格好をしたら相手が反応してくれる・・・ということもないので、あまりコレクション欲が刺激されなかったです。

宰相のドレスなんて、着たときの反応見たかったわー。


◇感想

総合的に言うと、特に欠点はなく飽きずにどんどん楽しめるゲームでした・・・が、めちゃめちゃハマる!!超萌える!!というのともまた違うんですよね。

恋愛要素を求めると、がっかりしちゃうかもしれません。
もっと他愛のないことを話したり、贈り物をした時や衣装を変えた時の反応を楽しんだりしたかったなぁ。

SLGとしてはなかなかの面白さ。
こういうゲームは久々だったので新鮮でした。
テキストゲーだと、眠くて落ちちゃうこともあるのですが・・・これに関しては「もうちょっとだけ!」と思っているうちに数時間。なんてこともよくありました。

もっとこういう形式のゲームが増えればいいのになぁ、と思いましたよ。個人的にけっこう好きです。肌に合うみたい。

現代を舞台に、ラブコメ風味の経営戦略SLGとかやりたいっす!!秘書は眼鏡でお願いしたい。
↑何度も言ってる気が・・・

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