■幻想水滸伝4108人の仲間と共に戦うRPGシリーズ第4段。 テイルズ・オブ・シンフォニアをのぞくと一番最近やったので、辛うじて記憶している範囲で感想行ってみたいと思います! 最初に言っておきますと、私は幻水T・U好きなのでWには厳しめかもしれません。 システム面 ストーリー面 総評 ◇システム面さてさて、Vで大きな変化を見せた幻水ですが、Wではシステム的に「懐かしい要素」が増えていたように思います。 相当Vでの当たりが厳しかったんでしょうか・・・? ・・・早速脱線しましたが、しょせん私も「主人公の名前を決めて下さい」の音楽とモーションだけで大喜びです。ええ、ファンですから!!←簡単だなぁ。 戦闘は、正直Vのバディシステムがあんまり好きではなかったので、今回の方が好きです。 協力攻撃、使えば使うほど威力やモーションが変わるのが楽しかったです。あまり長いとうざいですが。 魔法もこのくらいのグラフィックで充分。戦闘がスピーディな方が幻水らしくて良いです。 あと、ミニゲームあんまり好きじゃない方なんですが、宝探しは楽しかったvv ここまでは「良かった」面。で、「ちょっとこれは」っていう面なんですが。 船の操作性悪すぎ!!!! ほんと、皆さん言ってると思いますが、それでも声を大にして言わずにいられない。 最初はどうやって動かすのかさっぱり。つーか、陸につけないってどういうことよ!!?? しかも、海上でのエンカウント率が高すぎる。地上ではかまいませんが、あのだだっぴろい海と船の速度であれはほんっとにきつい。海恐怖症になりそうでした。一閃と瞬きの鏡がなかったら、クリアする前に発狂してたと思います。 あともうひとつどうしても言いたいのが、108人も仲間がいるのに、いちいち仲間を入れ替えないと武器も鍛えられない・防具も変えられないって ・・・おかしいだろそれ(怒)!!!! ただでさえ人数多いので「全員はとても使えないよね」となるのにこのシステムとは、喧嘩を売ってるとしか思えません。T→Uで改善されたのにこのていたらく。システム的に落ちてどーする!! そういう部分にどうもやる気のなさを感じて、心証が悪くなっているのでこれからの発言が厳しめでも大目に見てください。以下ストーリーについて。 ◇ストーリー面序盤のラズリル終われる前までは非常にテンポ良かったと思います。トロイの存在もどう関わってくるのか気になる演出でした。 問題は後半。主人公が巻き込まれ型なのはいいんですよ、別に。その中ではっきりとした「理由」が見えてくれば。 けれどやっぱり、幻水において主人公は「(国家という)大きな力に対抗すべく立ち上がり、集まることによって大きな力となる108星(民衆)を統べる存在」であって欲しいと私は(勝手に)思っているので、 周囲が「彼じゃなきゃ!」と押し上げる何か。 主人公自身が無言で示す「決意」。 が感じられないと、物語の根幹が薄れてしまう気がするんですね。 主人公が「喋らない」わけですから、彼に対する周囲の対応・周囲に対する彼のリアクションが、プレイヤーが「自分の主人公」を創造する鏡になります。 108星や敵方など周囲のキャラの固め方や小さなエピソードの入れ方、つまり鏡の角度の設定や反射させる光の入れ方が非常に上手かったのが幻水の面白さだったと思うのです。 (あ、その点ではVは別ですね。主人公達思い切り喋ってますから。) まぁつまり言いたいのは、Wでは108星や敵方のキャラが生かされていない。ってことなんですがね(笑) 騎士団の4人の仲間も良い子達なんですが、どこか「腫れ物に触るような扱い」じゃないですか?彼らが今までどういう関係だったのかよくわからない。あんまり比べたくはないですが、Tのグレミオ達・Uのナナミ・V各主人公の初期仲間とは明らかに違います。そこで主人公の孤独っぷりを出そうとしたんでしょうか?? スノウ坊ちゃんはある意味いいポジションで、「充分笑わせてはもらった」んですが、いかんせんスノウ→主人公への執着は感じられるものの、主人公→スノウへの感情がほとんど感じられない。 好意があるんだか憎んでるんだか呆れてるんだか憐れんでるんだか・・・。 そこは想像してくれというなら、子供時代のエピソードのひとつも入れてみろや!!と言いたくなります。 さすがの私も、何もないところからスノウの奇行だけで妄想ふくらますほど暇じゃありません。 トロイも可哀想ですね。『どう関わってくるのか』とか言ってたら、 最後まで関わりませんから!!!!(笑)「国家に忠誠を誓う軍人の苦悩」がもっと出てくると思いました。 あなたが思ったのが「あの時始末しておけば・・・!!」だけだったら私は悲しいです。正直顔が好みだったので勿体ないと思ってます。 極めつけはラスボスですね。 「侵略国家に対する抗戦」なはずなのに(この認識が間違ってるの?)個人的感情で突っ走ってる手先と戦ってるってどうよ。 いやいいんですよ。個人が裏で操っていることにより国家間の戦いが勃発してしまう。その理不尽さ。そして彼の理由が掘り下げられているならそれもまた萌え。 しかし結局、「敵国」の姿があまり見えないまま、一要塞で決着がついてしまうため「対国家」であるという実感がわかない。 また、ラスボスについても「あれで何をわかれっていうの?」という淡泊ぶり。実際一回見ただけではよくわかりません。 全体を通して、「これが言いたいんだー!」という気合いが感じられないのが薄味に感じる所以でしょうか。 まぁこれは個人的好みですので、私が言いたいのは「『敢えて語らないから何度もやって読み取ってくれ。』というのなら、もっと繊細に読み取るものを入れ込みつつ掘り下げてくれ。」ということくらいです。 ◇総評散々言ってきましたが、テッドが出てきたというそれだけでかなり満足したので「買わなきゃよかった」なんて微塵も思いません。 (Vの時はちょっと思いましたから。やらなきゃよかった!!と。) 厳しめなのはファンの戯言だと思って流してください。 本当、良い所もいっぱいあるだけに「もっと面白くなりそう」で勿体なくて。 キカ←→ブランド+シグルド・ハーヴェイとかおいしいですよ!! 実際、船と武器防具カスタムのことがなければ、もっと優しい目で見られたと思います。(フォローになってない) Vのこともさりげなくひどい物言いですが、最近買い始めた漫画 幻想水滸伝V〜運命の継承者〜 はすごく面白いです! そっか、こんな良い話だったんだー!!(これもフォローじゃない) えー、何度も言いますが私は幻水シリーズの大ファンなので、続編が出たら迷わず買います。 |
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