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■テイルズ オブ ジ アビス


テイルズ オブ ジ アビス
テイルズ オブ ジ アビス PlayStation 2 the BEST / PlayStation2

→公式サイト

あらすじ * 感想 * システム * キャラ語り

◇あらすじ

今より2000年の昔。第七音素(セブンスフォニム)の発見により、惑星の誕生から消滅に至る未来までを記した「星の記憶」の存在が確認された。
そして、現代。
人々は「星の記憶」から読み取った「預言(スコア)」に従って生きている。スコアに詠まれた通りの未来が、自らの幸せなのだと信じて。

世界を二分する大国、キムラスカ王国の公爵の一人息子・ルークは幼い頃に誘拐されて記憶を失って以来、屋敷の中だけで暮らす退屈な毎日を送っていた。
ところが剣の修行をしていたある日、突然襲ってきた侵入者を止めようとしたルークは、侵入者諸共屋敷の外へと飛ばされて・・・


初めて外の世界へと踏み出したルークは、無知であるが故に傲慢、しかし純粋な優しさを芯に持っている子どもそのもの。

そんな彼が、世界を知り自分自身を知り、さらには世界の存亡に関わる対立に否応なく巻き込まれていく中で成長していく・・・

正に、『生まれる意味を知る』RPGでした。


◇感想

個人的には、テイルズシリーズで一番好きになりました。

今まではシンフォニアが一番だったのですが、シンフォニアの良さを残しつつもさらに深く抉っていった印象。
その為、ストーリー自体は重いものになっていますがそこも好みだったり。

さらに、メインキャラクターが6人と把握しやすい人数で、一人一人が掘り下げられていたのも好印象でした。
それぞれに見せ場があり、背景もしっかりしていて何より魅力的でしたv
シンフォニアは何だかんだ言って、しいな・プレセア・リーガルが薄かったと思う。

そして忘れちゃいけない。
BUMP OF CHICKEN・藤原基央がこのゲームのために書き下ろした主題歌『カルマ』は単なる「OP曲」という枠を越えて、作品そのものが凝縮された素晴らしいものになってます。
未だに、聞く度にじーんときちゃうよ『カルマ』。・゚゚・(>_<)・゚゚・。
さらに、「カルマ」やタイトル曲、ティアが歌う「譜歌」とそのアレンジも書き下ろされ、ゲーム内の重要なシーンに挿入されています。
それこそ震えが来るような使われ方をしていて、感動でした。

テイルズシリーズ10周年記念作ということで、気合いの入った会心作だと思いました。
シンフォニアが好きだった方には、文句なくお勧め!
テイルズ嫌いじゃない方という方なら、たぶん面白い。

久々に大ハマリして、しばらくハマり続けてるだろうと予想され、色んな人に宣伝したくなったRPGでした。

面白かったーーーーー!!!!!


◇システム

システムについてちょこっと。

エンカウント(シンボル接触)すると2D(もしくは横から見た3D)画面になり、キャラを操作して戦うリニアモーションバトルシステムはそのまま。

ただし今回、『フリーラン』のスキルを得ると戦闘フィールドを自由に動ける(奧行もあります)ようになりました。
これによって、戦闘が飛躍的に楽になります。防御しなくても逃げられるもーん!!って(笑)

フィールドに発生した属性を使って発動できる特殊技があったり、オーバーリミッツ中に発動できる秘奥義も比較的容易かつタイミングを見計らって出せたりと戦闘は爽快でした。

C・コアを使った成長ボーナスやそれによって得られるADスキルなど、成長システムも幅があって面白かった。
最初はややこしく感じるかもしれないですが、慣れるとたいしたことありません。

フェイスチャット・料理・称号・ミニゲームは変わらずな雰囲気で、やり込み度高し。
サブイベントも充実していました。

難を言うのはただ一つ。
ロードが長い!!←割と致命的?

幻水5ほどではないので慣れましたが、「長いな」とは確実に思いますね。惜しいです、残念です。

それでも2周目をやってしまいますけど。
これまたシリーズ恒例・クリアボーナスで様々な特典をつけて2周目を始められます。


◇キャラ語り

■ルーク
主人公。序盤の我が儘お坊ちゃんな中に優しさ滲む彼も、後半に変化した彼もどちらも可愛くて仕方ない。
ものすごく愛着が沸いて、見守りたくなった主人公でした。

■ティア
テイルズ史上初であろうクールビューティヒロイン。16歳には見えません(笑)が、可愛いモノに目がないという一面もあり。
自分にも他人にも厳しい・・・その頑なさが、美点であり幼さでもあるのだろうと思うヒロインでした。

■ガイ
ルークの家の使用人。強く優しいおぼっちゃまお世話係v
天然タラシかつ女性恐怖症という美味しい設定持ち・・・ですが、それも彼の過去に抱えるものへとつながっていくのでした。
大好きです(一言)

■ジェイド
軍人・長髪美形・鬼畜眼鏡・子安声とこれでもかと言うほどに要素が詰め込まれたネクロマンサー。
ですが、予想以上にまともな大人で(笑)いつも冷静沈着に為すべきことを分析してくれます。
彼は、すでに過去をひとつ乗り越えた状態なのですよね。

■アニス
今作のロリ担当。ですが、これまた予想以上にハッキリした性格というか、わかりやすく裏表を使い分ける様が逆に可愛い。
彼女も色々と抱えているものがあり、それが故に「んん?」と首を捻る言動も多いのですが(ルークに必要以上に仲間が厳しすぎだと感じることがある)、そこを乗り越えて以来のアニスには好感が持てました。

■ナタリア
キムラスカの王女さま。ルークの許嫁であり、ガイも含め幼馴染みのような関係。
王族としての自覚を持った芯の強さと、王女であるが故(?)のちょっとズレた天然さのギャップが魅力。
途中、ある人への態度でちょっと嫌になったりもしたのですが、最終的には好感持てました。
彼女もまた、ヒミツを抱えているんだよなぁ・・・って、こう考えると皆何か重いものを背負ってますね今回σ(^◇^;)

■アッシュ
ツンデレ+天然という最強のコンボによろめきました。
多くは語れませんが、ルーク・ガイに並んで大好きです。

■ミュウ
今回、ソーサラーリングの役割を果たす小動物。
ルークを「ご主人様」と慕い、踏まれても蹴られてもその親愛は揺らぎません。語尾に「〜ですのv」がつく口調は、ルークにはうざがられるが、私は可愛くて仕方なかったよ!!
何より、アクゼリュス後の仲間の仕打ちに打ちひしがれている時にはミュウが救いだった・・・ありがとう、ミュウ。

その他、イオン様にピオニー陛下にフリングスにセシル将軍も大好きでしたよー!
敵陣営にも力が入って描写されていました。

***

以上、垂れ流しではありますがやっと書けたアビス感想でした。

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