■Under the Rose (3) 春の賛歌
うっひゃー!!やってしまいましたよウィリアム坊ちゃま!!!! 伊達に表紙で乗馬鞭を持っておりません。 ここで終わるなんて・・・(涙)未遂に終わるのどうなの!? *** 非常にストーリーを語るのが難しい作品ですが、私は大好きです。 なんといっても絵が素晴らしい。 19世紀英国・ヴィクトリア女王時代の伯爵家。その中で人々が抱える愛情と暗い想い。 荒野に重くのしかかる暗雲のような、硬質でぞくりとするような雰囲気に絵柄がとてもよく合っています。 内面描写がモノローグで表されることが少なく(あったとしてもその話での主人公のみ)、ちょっとした表情の変化も見逃せない所も最近では珍しいように感じます。 台詞が多いのに、登場人物の心理が読み取りにくい(一筋縄ではいかない人ばかり)のでとにかく読み応えがある。 貴族モノでシリアスなのがお好きな人にお薦め。 私としては『エマ』よりも『伯爵カインシリーズ』を思い出します。 この暗さが。毒感が。・・・でも、耽美ではないのよね。 2005.xx.xx 記 | ||
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