■スパイラル 推理の絆 15
ついに完結!ちょっと厚めでお値段高めになっております。 読んだ感想は・・・ これは『アンフェア』な作品ではなかろうか(笑) やはり『カーニバル』の辺りまでの、どうやってこの場面を切り抜けるか?どう推理を働かせて先を読むか!?という緊張感と、ブレチルの謎での盛り上がりがこの作品の面白さだったのだろうな、と。 『カーニバル』以降、論理が観念的なものとなり、言葉遊び的なものに感じた。そして、血の呪いや死ねない強運は結局なんだったのか解明されなかった(超常現象?)ことにより、やはり結末までに盛り上がっていけなかった。 いや、彼女の正体や兄弟対決はひえ〜!と叫びましたがね。 あのアニキ、浦原@BLEACH並みに迷惑かつ許せんよなぁ・・・ 彼自身が原因でなくそういうった状況に追い込まれたなら、彼が死ねない理由くらい科学的に証明して欲しかったわけですよ。 根本がわからないから納得できない。 密室殺人事件の謎を必死で追っていて、実は犯人は超能力者でテレポートできました〜てへvじゃ推理小説じゃない。 その意味でこの作品は『アンフェア』です。 つか、カノンがあんなことになった意味は一体どこへ・・・(やはりそこか) 面白くなかったわけではなかったのですが、感情移入もできなかった。 うーん、『ついていけない』『置いていかれた』気分というのが正しいですかね。 ああ・・・なんだか投げやりな感想だ。 好きだからずっと読んでいたのはもちろんなのですが! きっと『アライヴ』も買います(笑) 2006.01.27 記 | ||
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