■PLUTO2巻浦沢 直樹 / 手塚 治虫 / 手塚 治虫著 / 手塚 真 小学館 (2005.6) 通常24時間以内に発送します。 全く読んだことはないのですが・・・。 一巻読んだときは原作があることさえ知らなかった為、ラストにアトムが出てきた時には思わず叫びました。 そして続く2巻。 ミステリ方面がかなりの盛り上がりを見せており、いつもながらにぞくりとさせられます。 回線をつなぐことにより世界中どこからでもつながることができる、またお互いの記憶をデータとして交換することができるロボットならではの描写は圧巻です。 また、「人の心」を真摯に求めるロボットと、彼らを無差別に蔑む人間との対比により、「本当に人間らしいとはどういうことなんだろう?」と自然と考えさせられます。 これが、押し付けがましいテーマではなく、ただひたひたと切なく物語りに深みを与えるかんじなのですね。 一人見えない処で、他人を思って泣く。 無邪気に子供たちの間で人気のおもちゃが欲しいと笑う。 しかし、決して子供ではあり得ない達観した表情で「大丈夫ですよ」と人を励ます。 ・・・そんなアトムの表情で私はお腹がいっぱいです!!(何がですか) かの有名な作品(読んでませんが)をがっちり受け止め、ここまで自分のものにして感動させてくれる浦沢直樹に乾杯(完敗)です。 2005.07.02 記 |
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