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■メテオ・メトセラ

メテオ・メトセラ (2)
story/illust尾崎かおり  /新書館ウイングスコミックス 


この作品、大好きでものすごくオススメなんですが、
世の中でどれくらい売れてるのかよくわかりません・・・。
なので、一人でも多くの人がこれを見かけて興味を持っていただけたら、という思いで
感想ではなく、ダイジェスト風になっております。
お気をつけくださいませ。

◇story

『メトセラ』・・・それは長寿者の意。
  人は不老不死のその男を、いつしか『メトセラ』と呼ぶようになった。
彼の名はレイン。不老不死の秘密が故に、その首には莫大な賞金が掛けられた。

大切な人との約束を守るため、メトセラを追う少女がいた。
  少女の名はマチカ。『約束したんだ。ナイフのように生きるって。』
    職業は殺し屋。死神の名を継ぐ者。狙うはメトセラの首、ただひとつ。

追うものと追われるもの。ふたりの出会いが運命の輪を廻し
    そして、約束の刻がやってくる・・・。


◇1巻ダイジェスト

それは遙か昔、遠い記憶のなかの声。
  決して忘れることの許されない、残酷な約束。


『 レイン・・・
     君に孤独をあげよう  僕が生まれるその日まで
         時の果てを   世界の果てを   君にあげよう  』

追うものと追われるもの。ふたりは出会った。
「レインはここにいてね!君はボクの獲物なんだから!!」
  「ありがとう・・・。」
「え?」
  「名前を呼んでもらったの六百年ぶりだったんだ。」

メトセラとは、何者なのか?
「永遠に生きられるということは、永遠に生きられないということに似ているよ・・・。」
  「レイン・・・ずっと置いてきぼりで寂しかった?」
「・・・寂しいという気持ちがどんなものだったか、もう覚えてないんだ・・・。」

その凍った心を溶かすのは、少女の熱い想い。
『強いまなざし・・・ずっと昔、誰かを愛した  こんな風に強く・・・
 何かが立ち上がってくる・・・だけど もう、この気持ちの名前を思い出せない・・・
 この感情の名前を・・・・教えてくれ!!!!』


立ち去る男と、追う少女。
「行かなくちゃ。六百年待ち続けた、奴の誕生日が近い。」
  「メトセラは・・・レインはどこへ向かいましたか?」

少女は探し出す。彼がメトセラだからではなく、彼がレインだから。彼を知る、その為に。
「よくも逃げたな!!すごく すっごく探したんだから!!
 ボクを助けて ボクを泣かせて・・・ そのまま勝手に消えちゃって・・・
 この借りは全部返す!! もうぜったい他の奴には渡さないから!!!」


再び、追うものと追われるもの。
「なんで逃げないんだ、君は!!」
  「・・・逃げてもいいの?」
「いいよ!逃げたらまた追いかけるもん!!」

そして彼は、逃げるのをやめた。
「いいから早く逃げて!!! レイン!!」
   「守らせて・・・お願い。」

しかし、胸の十字架が、忌まわしい約束が彼を縛る。
「もう・・・俺を追ってきたらいけないよ・・・?」
  『どこに行くのよレイン たった一人で・・・世界はうんと大きいんだよ?』
「マチカ!?君・・・どうして・・・」
  「ボクがいつあきらめるって言ったの?
   君が人間になる方法が見つかるまでつきあってあげる。
   だって、ボクは君の『死神』なんだからね!!」


マチカはまだ知らなかった。レインの抱える重い運命を。
レインは拒むことができなかった。凍った心を溶かす炎のような少女を。

   ・・・そして約束の扉はふたりの目の前で開く。


・・・いかがでしたでしょうか??
いいとこどりをしたので暗く見えがちですが、
むしろ絵柄は可愛く、テンポが良く勢いのある話で、ある意味コメディタッチです。
RPG風のプロフィールが挿入されているのには笑いました(笑)
レインは重い運命を背負っているのですが優しくて天然だったり、
マチカは元気で前向きですが脆い面や無謀な行動にはらはらさせられたり。
なかなか一筋縄ではいかないキャラクタばかりで、この先も物語はジェットコースターのように展開していき、目が離せません。

続刊が待ち遠しい、ほんとに大好きな作品です。



2005.xx.xx 記

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