■幻想水滸伝3 運命の継承者 9巻
・・・幻水3のトリニティサイトって失敗だったよなぁ。とコミックス読むと改めて思います。 だって、漫画のがストーリー面白いもの。 とりあえず、1・2のような「名前もなく・個性もできるだけ抑えた」自分の分身としての主人公でなく「名前が有り・個性もはっきりしている」主人公にするならば、その主人公に端から共感できるようしっかり描かれていて欲しかったわけですやはり。 それが、主人公3人もいて視線が分散するうえコロコロ変わって、一人一人に感情移入できない。一番納得いかないのが、『炎の英雄』になる人物が選べてしまうところ。ヒューゴ以外の二人を選ぶと、すごく後付なかんじがする。 うだうだ言っていても仕方ないので漫画の面白かったところをいきたいと思います。 主人公達の個性がはっきりしています。 ヒューゴが火・クリスが水・ゲドが雷を宿すのが自然であり必然。 ゲームではあっさりしすぎてぽかーんとしたクリスの継承シーンも、泣けた・・・!! ゲドも過去の話がかなり補完されていて行動に共感できます。 ヒューゴは本当に主人公らしく「成長」が主眼に置かれ描かれています。軍師のシーザーや、城主のトーマスとの交流も見ていて微笑ましい。 仮面の神官将さんも、今のところはっきり悪役なので良いのではないかと。 今巻については、クィーンが良かった!!!ゲーム内でちらりと出ていた設定ががつんと生かされてます。 あとはもう、セシルが可愛くて可愛くて・・・辛抱たまらん!!!(←どこのおっさんですか) ゲームが好きだった人のイメージを壊さず、ゲームでは納得いかなかった人を満足させつつ、ゲームを知らない人でも楽しめる漫画だと思います。 少なくとも私はゲームやっていた時よりキャラとストーリーに愛着わきました。 2005.07.04 記 | ||
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