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■恋刃(R/EVOLUTION 4th mission)

story 五條瑛 / 出版社 双葉社


『革命』シリーズ第4弾。
日記ログをつなげたのでちょっと勢い余って支離滅裂です。

五條瑛のR/EVOLUTIONシリーズ第4弾。
「革命を起こさないか・・・この国に。」
魅惑の男サーシャ様が次々に男を陥落して同志を増やしていく物語です。
というのは冗談です、と言いたいがあながちそうでもないくらいホモくさい。
ジャンルはハードボイルドでいいんでしょうか?・・・ハードボイルドがよくわからないのですがおそらくそんな雰囲気。
この本、ついハードカバーで買ってしまうのは、待ち遠しいのもあるんですが装丁にも理由があります。
一巻。断鎖<Escape>
二巻。紫嵐<Violet storm>
三巻。心洞<Open sesame>
四巻。恋刃<Lancet>
この英題の頭文字を上から読んでいくと・・・・そうなんです。
EVOLUTION+Lで全10巻で終わる予定とのこと。
この頭文字が背表紙の一番上に印刷されていて、横に並べていくとひとつの単語になってしまうわけです。
しかも、背表紙はある一枚の絵の一部分になっていてこれも10冊並べるとひとつの絵になると。
こういうの、弱いんですよね!!
連載だから大丈夫だと思いますが、最後まで完結して欲しい作品です。

というか、 サーシャ様、あんたって人は!!!!!
魅惑の男サーシャ様が次々に男を陥落して同志を増やしていく物語です。
↑ああ、本当に冗談じゃないよ。

その他言動がいちいちエロいんですが。
なぜ亮司くんの家に勝手に上がり込んだうえ、後ろから片手で目隠し・片手で果実を食べさせる必要が・・・!?
思わず何度も読み返しながらベッドの上をごろごろ転がったじゃないか!!

・・・とまあ、その辺りの興奮は置いておいて。
今回も伏線ありまくり、解消されまくりで大変な展開でした。正直、解消された伏線があまりわからなくて、「ああもう、一巻から読み返さなきゃ!!」と半泣きです。
この緊張感、突然つながる伏線のすっきり感というよりは後味悪い・寒気のするかんじ。
何かに似ていると思ったら、浦沢直樹『MONSTER』でした。だいぶ違いますが立場的には『ヨハン=サーシャ』。
「あなたまで、ヨハン(サーシャ)の餌食に!!」と迸る叫び・・・。
そして、数巻に渡り計算されたストーリー構成が、続刊への期待を高めます。一年も待てない・・・がしかし、連載読むのもやっぱり嫌。ぐはあっ(葛藤)。

タイトルがまた、上手いんですよね!!
この方の本読み終わる度、「よくこんな絶妙なタイトル付けるなぁ・・・」と感動してしまいます。
今回もまた、「恋に狂う」がテーマだよね結構・・・と思いながらふと見た表紙が『恋刃』→そうだったー!やられた!!というかんじでした。
「この恋が俺を貫き、血まみれにするだろう」
・・・ってまさに『恋の刃』でした。
ここからネタバレなので反転。
プロローグの文章。てっきりサーシャ様に溺れたどこかの女かと思いきや、エナちゃんのパパなんですよね?たぶん。
そして、それで終わりかと思いきや、パイトゥーンと和田剛のつなぐ関係を握る文書でもあるんですよねたぶん。
ってことは、パイトゥーンの性癖ってめっちゃ重要事項??
通商の歴史ってなんなんだー!!二冊の本の意味って!?
ファービーについてもだんだん全貌が見えてきて目が離せません・・・。
とりあえず、「読み返さなきゃ!!」と強く思った革命シリーズ第4弾でした。


2005.xx.xx 記

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