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■蒼穹のファフナー

蒼穹のファフナー
著者 冲方 丁 / 出版 メディアワークス


十五歳、春・・・戦争の始まり。
俺たちは、ただ、そこにいた。

というわけで、今更ですが小説版のファフナー読みました。昨年深夜枠で放送されていたアニメ。

結論から言うと、とても面白かった。
純粋に小説として面白いのではないでしょうか。
ファフナーやフェストゥムの形状がイメージしにくいのが難点ですが。

「あなたはそこにいますか?」
思春期の少年少女の心の揺らぎがメイン。

アニメ何回か見たんだけど、イマイチわからなくてやめちゃった。という人にはむしろお勧めかもしれません。

私は、アニメ全部見たのですがイマイチわからない人だったので(笑)とても楽しめました。
やはり、文字で情報入ってくると理解度が全く違います。わけのわけらなかったカタカナが、やっと意味をなしました。

ストーリー自体は、アニメで言うとほんの序盤の部分と中盤(らしき)部分を上手く組み合わせて綺麗にまとめてある感じです。
それよりも、人物の内面描写に重きが置かれていてこれがなかなか秀逸。丁寧に感情が描かれています。
繰り返すようですが、人のこころを表すのに文字に勝るものはないなぁと思いました。

文章が、わかりやすいのですが詩的で、濁点の使い方が独特。個人的にはとても好きでした。

読みやすいので、興味がある人にはお勧めですよ♪
ファフナー好きな方はぜひ!(ってそんな人はとっくに読んでますよね・・・)


2005.xx.xx 記

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