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■13階段

著者  高野 和明 / 出版社  講談社


なんとなく買って、飛行機の中で読んだ本がめっちゃ面白かったので忘れないうちに感想を。
13階段
高野 和明〔著〕

映画のキャスティングが個人的に微妙だったので避けていたのですが・・・「なんで今まで読まなかったんだ〜(/TДT)/」とがっくり後悔するほど面白かった!!

やはり映画化されるほど売れる作品というのは面白いのですね。
宮部みゆき「模倣犯」を読んで面白かった方には特にオススメ。文庫版の解説を宮部さんが書かれているので、それを立ち読んでみるのも一興かと思います(笑)

本を買うときは、あらすじ・解説・冒頭の数ページを読んで「来た!!」とぴんとくるのを衝動買いする人なのです。

物語は、一人の死刑囚の冤罪を晴らすというものなのですが・・・この謎を追うのが、傷害致死事件を起こして仮釈放中の青年と死刑執行に複雑な思いを抱く刑務官である所が大きなポイント。
「罪を犯した側」からも多面的に描かれ、深い物語になっています。

といっても、読んでいて「重い」というよりはむしろ、冷静にテンポ良く進んでいく展開に夢中で引き込まれていくかんじでした。
にやりとさせられる一言。心に突き刺さる文章。
ページをめくる手が止まらない止まらない!!

青年と刑務官の間に芽生える絆も熱くてじんとします。
私の主人公のイメージは反○じゃなくて吉岡秀隆ですよ〜。・゚゚・(>_<)・゚゚・。

宮部みゆき「模倣犯」・横山秀夫「半落ち」・高野和明「13階段」
どれも素晴らしい作品でした。
「13階段」は読みやすくもあるので、ほんとオススメでっす!!

2005.09.07 記

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