◇PHASE-50 最後の力
終わって・・・しまいましたね。
製作陣の皆さま。
悩んで苦しんで戦ったデス種キャラの皆さん。
そして最後まで見守った私達(笑)!!
お疲れさまでした〜(*^_^*)/
とりあえず暫定版を上げたいと思います。
not考察、めっちゃ感想インプレッションですよ〜!
『未来』と書いて『あした』と読む。
そんな思いがよぎりました。
あーんど、全てを締めたのはタリアさんでした!!
▼キラvsレイ・シンvsアスランだった!!
うーん、満足(笑)
▼キラvsレイ
キラもまた、人の夢・未来(欲望)の果てに生まれたもの。世界から異質で孤独な存在。
忘れかけていたのですが、この二人が似た立場に置かれていることにはっとしました。
(忘れるなって)
生まれ変わる(レイにとって平和な)世界の為に、自分達もキラもいてはならない。
そう思い込んでいるレイが、ある意味平和な世界への夢を抱いているようで切ない。
クルーゼが全てを破壊しようとしたのに対し、
レイは自分のいなくなった後に何か(新しい世界)を残したい。
その為には、キラを消すことが必要だ。
そう叫んでいるように聞こえました。
なんかもう、ここ2・3回思いっきりレイ贔屓している気がする私・・・(笑)
▼とかいいつつ台詞検討するとまた違うこと考えたり・・・
レイ「俺は、ラウ・ル・クルーゼだ」
議長「君はラウだ。それが君の運命なんだよ」
キラ「命は・・・何にだってひとつだ。だからその命は君だ!彼じゃない!!」
この三人の3つの台詞はすごく意味が重い気がします。
クルーゼに囚われているレイ。それをレイに説いた議長。君は君でクルーゼじゃないと言うキラ。
このままクライマックスシーンへとつながります。
そしてもうひとつ。
議長「逃れられないもの。それが自分」
レイ「取り戻せないもの。それが過去だ」
レイ「そしてあるべき姿に戻る、人は。世界は!!」
上ですごく前向きにとらえたレイ発言ですが、
これを聞くと・・・取り戻せない過去を、
生まれてしまった自分たちを消すことによって巻き戻そうとしているようにも思えますね。
自分たちの存在しなかった世界に戻す。それがあるべき姿だと信じて。
これだと、後ろ向きに前向きですね、レイ(笑)
▼ルナマリアvsアスラン
ルナの思いは省かれがちだったのが残念・・・(全編を通して)
アスランがルナマリアを倒すはずはないのである意味安心。
ただ、その間に他のに討たれたり、シンとの戦いに巻き込まれたらどうしよう〜!と思ったり。
ある意味当たってた(笑)
▼シンvsアスラン
シンにとってのルナは起爆剤だよな〜と思っていたので、シンの種割れはナルホド!!でした。
そりゃ割れる。
アスランの、
「過去に囚われたまま戦うのはやめろ!」
「こんなことをしても、何も戻りはしない」
「なのに未来まで殺す気か!?」
「お前が欲しかったのは、本当にそんな力か!!」
は抽象的なので色んなとらえ方ができますね。
『過去』というのは、マユ・ステラの死(一応両親も)ですよね。
その死をもたらしたものを憎み、視野が狭くなっているのは確かかもしれません、シン。
『未来』はやはりデスティニープランで押さえつけられる可能性や夢でしょうか。
そこまで伝わるのかなー?この一瞬で(笑)
シンの心の琴線のどこに触れたのか知りたい。
オーブをレクイエムが狙っていることを知っているならば、「それを許すのか!?」と問われると痛いと思うんですが。
とりあえず動揺するシンが、『未来』を共に歩むであろうルナマリアに、『過去』であるマユとステラを重ねて
討とうとする所はぞくっとしました。
混乱した時に発作的に全てを破壊し尽くしてしまいたい衝動?そんなものが人間にはあるのかもしれません。
と思ったり。
「馬鹿野郎ーーー!!」
それを押さえるアスランはかっこよかった!!
なんつーか、
おやじさんぽい(笑)
種運命には、げんこつ振るってくれるおじさんいないからなー!
▼イザちゃま頑張った!!
待避勧告するところがらしくて良かった。
そして、味方を巻き込んでまでネオ・ジェネシス撃った議長に対し思う所のありそうなタリアさん・・・どうする!?
アスランとフラガにより、一瞬にしてレクイエムが破壊された展開の速さには驚いた〜!!
え、ほんとに壊れたのこれで?
▼ステラとの邂逅
おお・・・前作のフレイとキラを思い出す邂逅です。
ステラの声の桑島さん声が余りに可愛く、シンの声の鈴村さんが余りに優しくて泣ける。
でも、あんまり内容はわかんなかったの(笑)
「ちょっとだけ会いに来た。今はね。でも、また明日」
「明日?」
「ステラ、昨日をもらったの。だからわかるの、嬉しいの。だから、明日。明日ね?」
いーみーしーんー!!!(←意味深)
すとんと意味が落ちてくるものではないですね。
取り戻せない過去。過去は戻ってこない。レイや議長は『過去』を否定的な意味で使っている。
けれど、ステラは『昨日』をもらった・・・
過去があるから、明日=『未来』がある・希望があるという肯定的な意味で使っている。
その辺がポイント・・・・なのかしら?(推測)
他の方の意見を聞いたところ、過去は失った記憶・思い出だろうということでした。
確かに、最後はシンとの思い出を抱いて・・・いましたよねきっと?(おぼろ)
「シン・・・ステラ・・・・守る」って言ってた気がします。
▼ルナとシン
「レクイエムよ。オーブは・・・撃たれなかった」
眼を見開くシン。
んん?シンはレクイエムがオーブを狙っていることを知っていたんでしょうか??
泣いてルナにすがりつく。
とりあえず、マユやステラの為にと平和な世界を求めて戦い続けていたシン。
その心は、憎しみに囚われていた気がします。
でも、シンってもともとはすごく優しい子だと思うのです。
人へ愛情を向けることを知っている。
自分より弱い者をいたわりたい・守りたいという思いがある。
そしてたぶん、故郷であるオーブをずっと愛してもいた。
レクイエムが破壊されたことで、シンが堅く作っていた憎しみを原動力にした殻が壊れ・・・
柔らかい部分が一気に溶け出したような気がしたシーンでした。
それを受け止めてくれるくれる人がいるというのは、素晴らしき明日じゃないかすでに。
シンの思いを理解しているルナにじんときましたよ!
▼タリアさーーーん!!
「みんなを頼むわ。アーサー。・・・私行かなくちゃ」
その笑顔はまさか!?
うおー!!こんな熱い展開になるとは、期待する期待すると言いつつ
思ってもみな・かっ・た!!
ああああ・・・どうなるんじゃー。・°°・(>_<)・°°・。とめっちゃドキドキしてましたこの時。
▼キラvs議長ーーー!?
そう来るとは思ってませんでした。
ラクスやアスランいて欲しかったなぁ・・・!!
銃を構えるキラが意外。絶対撃たないと思うのですが。
ここの会話、長いですがキモだと思うので一応書き出してみます。
「だが本当にいいのかな?それで」
「そんなことをしたら、世界はまた混沌の闇へと逆戻りだ」
「私の言っていることは本当だよ」
「そうなのかもしれません。でも、僕たちは、そうならない道を選ぶこともできるんだ。それが許される世界なら」
「だが誰も選ばない。人は忘れ、そして繰り返す。もう二度とこんなことはしないと。こんな世界にはしないと。
一体誰が言えるんだね?誰にも言えはしない。むろん君にも。彼女にも。やはり何もわかりはしないのだからな」
「でも、僕たちはそれを知っている。わかっていけることも。変わっていけることも。だから明日が欲しいんだ!
どんなに苦しくても、変わらない世界は嫌なんだ!!」
「傲慢だね。さすがは最高のコーディネイターだ」
「傲慢なのはあなただ。僕はただの、一人の人間だ。どこもみんなと変わらない。ラクスも。
でも、だからあなたを撃たなきゃいけないんだ。それを知っているから!!」
「だが、君の言う世界と私の示す世界。皆が望むのはどちらだろうね」
「今ここで私を撃って、再び混迷する世界を君はどうする?」
「覚悟はある。僕は、戦う」
ここはもう、テーマそのものなので。語り出すと長いっすよ・・・。・°°・(>_<)・°°・。
ちょっと保留。
とりあえず、
今ここで議長を撃つことによって選ぶ道の行く末を見届ける覚悟・
可能性に賭けることで伴う責任を負う覚悟はあって欲しいな〜と思ったので、あって嬉しい一言でした。
これが色んな人の口から聞けたら、皆で未来を切り開く覚悟という感じでより嬉しかったかな。
▼レイーーー!!
そして、キラの言葉にレイも心を揺らされる。
響き渡る銃声。
信じられないようなものを見るような眼で崩れ落ちる議長。
って、レイかーーー!!!(驚)
タリアさんの役かと思いました。
「・・・タリア。撃ったのは君か」
あ、議長もそう思った?膝枕されてます議長。
「いえ、レイよ」
って、言っちゃうのかタリアさん。
「ギル・・・ごめんなさい。でも、彼の・・・明日は・・・」
「ああ、そうか」
微笑む議長。
ここの一連も長くなりそうですが、できるだけ簡潔に。
レイの行動は、かなり衝動的なものに見えますね。自分でも信じられない、思わずといった印象。
しかし、
「僕はただの、一人の人間だ」
そう言って明日=『未来』を掴もうとするキラに何かを感じたのは確か。
本当は自分にも、そう言ってあげたかったんでしょうねレイ。
そしてそんなレイを結局はわかっている議長。
▼タリアさんーーー!!
「あなたは行きなさい」
「この人の魂は、私が連れて行く」
今まで迷いつつも、おそらくは子供のために戦場に立ち続けたタリアさん。
しかし、議長の思惑を感じ取りつつも止められなかったこと。
そしてその大本に自分の行動があったことの責任を負おうとしている気がします。
終わらせようとした戦いが、今議長の敗北という形で終わろうとしている。
それならば最後に、自分にしかできないことをしなければ。
そんな静かな決意を感じました。
「ラミアス艦長に伝えて。子供がいるの。男の子よ。いつか、会ってやってねって」
マリューさんへのシンパシーは相当なものだったのですね。
子供のことは本当に心残りだろうと思うと泣けたよここ!!
「すまないね。タリア。でも・・・嬉しいよ」
なんかもう・・・幸せそうや!!議長・・・。
結局、最初から最後までタリアさんへの愛が原動力だったのか議長(笑)←笑うとこではない。
むしろ
この人ある意味目的達してるよ!!
とか思ってしまいましたよ。
犠牲になった人達は良い迷惑だ!!
でも、そんな最後の最後でへたれっぽい議長にきゅーん。(おい)
「しょうのない人ね。でも、仕方がないわ。これが運命だったということじゃないの?あなたと私の」
「やめてくれ」
しょうのない人ね・・・という言葉に深い深い愛を感じます。
この包容力はすごい。
そして、抗い続けた『運命』という言葉を使われて否定する議長。
しかし、『運命の人』って最上級にすごい愛の言葉なんですよ。
『運命』という言葉で表された『絆』じゃないかと。
運命に抗い続けた男が、運命に救われる。皮肉だけど切なく温かい。
そして最後に、与えられる許し。
「レイ、いらっしゃい」
子供のように、タリアの元に近づくレイ。
「あなたも、よくがんばったわ。・・・だからもういい」
そっとレイを抱きしめるタリア。
「お・・かあ・・さん」
呟くレイ。
。・°°・(>_<)・°°・。(←泣いてる)
それは!その締め方はずるい!!
レイは『明日』を求めていた。
・・・ので、生きて欲しかった。残り少なくとも『生きろ』とタリアさんにも言って欲しかったというのもあるのですが、
その前に、
『存在を許し、受け容れる』があったのですね。
レイの中にあったのは、自分は一人の独立した人間ではない。存在してはいけないものだという思い。
前者を否定したのはキラ。
そして後者を否定したのがタリア。
「あなたはここにいていい。望まれて生まれたのだから」
・・・そう無条件に言えるだろう母親の存在。
そう言われることを望んでいたレイは、タリアの言葉にそれを見たのでしょうか。
タリアの「もういい」が『もう苦しまなくていい。だから生きなさい』だったら良いのになぁ。
キラたん連れてってあげてよー!ヒーローなら助けるよー!!
とにもかくにも、タリアさんが重要なところを全て受け止めてしまいました。
すごかった・・・・。
▼シンとルナは・・・
二人抱き合い、落ちていくメサイヤを見つめる。
何を思うのか?・・・全体的に
満足だった最終回なのですが、
この二人についてはもう少し知りたかった。時間を割いて欲しかった。
・・・残念。
▼ともあれ!!
これだけ一つのアニメで考えたのはすごいことです。
一年間、楽しませていただいてありがとうございました!!
もうちょっと落ち着いたら内容増えるかもしれませんが、とりあえず勢いでの感想でした〜(^_^)v