◇PHASE-39 天空のキラ

まさに主役は俺らだと言わんばかりのキラ＆ラクス。
正直ラクス様すごすぎだぜ・・・！！
という感嘆を隠せません。

議長のメンデル絡みの思惑もちらりと出てきて熱い回でした。


▼アバンタイトル
アバンからいきなり重要なシーンが目白押し。
メンデルが出てきた時点で思わずガッツポーズですよ！！「うぉっしゃｖ」

「どうして次はオーブなんだ？」
視聴者に優しい虎さんです・・・私もそれ聞いて欲しかった（笑）

議長は地球・プラントをひとつにした新しい世界秩序を創ろうとしている。
そしてそれはおそらく議長（あるいはコーディネーター・あるいはそれすら超えた人類）が『役割』を定める 人から自主的な思考を奪う世界。
だからこそ理念ある国オーブはその障害となる。
オーブの『強さ』は現時点でそこまで発揮されているとは思いませんが、確かにその理念は議長の障害となる象徴と なり得るかもしれません。
というより、個人的に『国としてのオーブ』にとても期待してきたのでその『強さ』が出てくると嬉しいですね〜。
つか、それを読んでるラクス様すごすぎです。

「もしかしたら、今のこの騒乱も全て、そのための土台づくりでしかないのかもしれません」
そして、デュランダル議長のデータの後にきたのはあれですよね。ユニウス・セブン落としの首謀者ですよね？
うおーやっぱり全部議長が糸ひいてたのかー！？
これは、明らかになれば世界を揺るがす大スキャンダル。ロゴスへと向かっていた憎しみが一気に議長に反転しそうな・・・。

最初からがっつり掴まれました今回。


▼ジブさんて・・・
「ジブリールがいない！？」
シンがジブさん知っていたことに驚いた私は主人公に対して失礼でしょうか。
それにしても、ジブさんてそこまで重要視されて追われる人物なんだなーとなんだか気持ちがついていかないですね（笑）

とりあえず月に行く前にオーブに逃げ込みそうですよジブさん。

一応『盟主』という名目があるので追わなきゃいけないのはわかるんですが・・・
そもそもなんでジブさんがその立場にいるのかとか納得いかないよなー。
そんな器じゃないと思うんですが、家柄とかブルコス絡みでそうなるんですかね？
議長は「ロゴスはブルコスの母体」って言ってましたが、ほとんどブルコス＝ロゴスの図式になっているのがなぜなのか良く分かってない私です。

つか、ロゴスのメンバーを処理すれば戦いはなくなるっていう理論に疑問を持つ人はいないんでしょうか。
これって思い切り、某組織を殲滅すれば本当にテロは世界から無くなるのか？というのにかけてあると思うのですが、なんだかロゴスとブルコスの立ち位置説明がはっきりしていないのでわかりにくいなーと思います。

テーマや視聴者に考えて欲しいこと。その投げかけはわかるんですが、これで世界情勢に思いを馳せるような人は元々考えてるんじゃないでしょうか？
このアニメが主人公に感情移入しつつその成長と共に自然と何かに気付かされる、そういうアニメでないことは確かです。
そういう意味では大人向けなのか・・・。


▼キラとマリュー
「あせっているのかな？」
「ね、だからそれまでがんばってｖ」
のマリューさんの言い方がツボ！！！！
上手い・・・上手いよ三石さんっ！！

キラたんは、
「怖いのかもしれません。なんだか・・・わからないことだらけで。今の僕には、なんの力もなくて」
「これじゃ、何も守れない」
と迷いと弱音を吐露。
なんかでも、先週の最後はラクスと同じくらい見通してそうだったのに・・・と思ったり。
これはむしろ、後半への布石でしたね。

「もうすぐラクスさんも戻るわ、そうすればきっと」
最終兵器ラクス。
色んな人に頼られて色んなもの背負って大変だな〜。と思いました。


▼アスランとカガリ
「大丈夫か？」
「ああ。死にたいような気分だが」
うわー、きちゃったよ静かなる戦場が！！

そうだよね・・・守りたいと思って飛び出して行ったのに結局出戻り。
しかもなぜか、女の子が一人一緒に。
そりゃあ、穴があったら入りたい気分でしょう。

やっぱりメイリンのことから聞くアスランに「すわ修羅場か！？」とドキドキしてたら、
意外と冷静なカガリん。
大人や・・・・大人やカガリ・・・。
「お前のこと好きなんだろ、きっと」
「大丈夫だよ、彼女のことは心配するな」
・・・こういう浮気の責められ方したら怖いだろうな。
ここで何も言わないアスランって・・・ずるいのよ。（←byルナマリア）

しかし、カガリも無意識なのか、ここで自分のことを持ち出すあたりがズルイ女。
「私のことは、許してくれるか？」「結婚しようとした。お前に、何も言わず」
こういう流れで許さんとか言えるのはよっぽど神経が太いぞ。

と、ちゃかすのはここまでにしておいて（笑）

「守りたかったんだろう？オーブを」
「俺は、あせったのかな。嫌だったんだ・・・何もできない自分が。カガリが国という重荷を背負って死に物狂いでがんばっているのに」
「何かしたかった。止めたかったんだ、本当は。・・・戦争になるのを」

ううう・・・・やっと溜めに溜めてきたアスランの思いが吐露されたか！！
ずるいどころか、熱くて不器用で大切なのはカガリとキラだけだったアスラン。

散々大きな期待をかけ、ザフト内部からザラの後継者として議長を糾弾して欲しいと思っていた私ですが、この子にそんなの求めちゃいけなかった！！
とことんむしろキラよりも熱く、自分の大切な誰かの為に周りが見えなくなるタイプなのですね・・・。
そう外見からは見えないのが、わらわら女の子を寄せ付けて「ずるいのよ・・・アスランって」（byルナマリア）とか言われちゃうのよね。

もういいから、大切な人の傍にいて守ってあげてくださいほんとに。
これから・・・これからがんばって！！！

散々かっこ悪いところを見せつけられつつそれでもへたれ愛。

あ、
「やっぱり、ロゴスのせいなのか？しょうがないのかな・・・もう、ほんとに」
と弱気になるカガリに、
「いや、そんなはずはない。絶対に」
ときっぱり言い切るところは熱いですね。
議長やシンなどを実際に知っているのはアスランだけ。
それがこれから生かされてくればいいのですが・・・

議長と接触のないラクス様が全て見抜いてしまってますからね。
アスランｖｓ議長だと格で負けるのでそちらはキララクに任せ、アスランとシンの対話に期待ということで。
今度こそカガリのサポートできるよう祈ってます、アスラン。


▼ダコスタくん
あーびっくりした。声だけだとエルスマンさんかと。
ダコスタくん、いいもの持って帰りました。

議長の当時の同僚のノート。
そこに書き留められた『DESTINY PLAN』の文字。

「デュランダルの言うデスティニープランは、一見今の時代に有益に思える。
だが我々は忘れてはならない。
人は世界のために生きるのではない。人が生きる場所、それが世界だということを」

うおー！！キターっっ！！！！
『今の時代』ってやっぱりコーディネイターの行き詰まり状態？
ネーミングはともかく（笑）議長にはやはりまだ思惑があるのねー！！とワクワクしてきました。

そしてそれに対する議長の同僚の言葉も熱いですね。
一見素晴らしい理想を目指しているように見える議長。
しかしそれは正に、人の自立性を排した『世界秩序』を保つためのもの。
そうではない。例え間違いながらでも、自分達の足で歩いていくそこが世界。
熱いですが・・・そこらへんに田中芳樹ファンいませんか？とちょっと言いたくなったり（笑）

見張られていたメンデル。つけられていたダコスタくん。
「ああ、うかつなのはこいつだ」
って、虎さんがダコスタくんを羽交い締め〜の状態で話しすぎ！！

アーサーに続き和みポジションなのかダコスタ・・・・。


▼ラクスの決意。
「勝ちたいわけではありません。守りたいのです」
自らをおとりにファクトリーを守り、最悪の場合は新機体と資料をAAに向けて射出。
瞬時にここまでの判断を下すラクス様すごすぎです。
なんていうかこう、ラクスについては非の打ち所がないですねDestiny・・・・。


▼ブースター射出。
突破が無理ならポッドだけでも降ろす。
それほどにエターナルが追いつめられていることに動揺の走るアークエンジェル。

しかしここで、
「キラ、行け」
「・・・アスラン」
「ラクスを守るんだ」
「ありがとう、アスラン！！」
は、最早アスキラ的シーン挿入にしか見えなくてごめんなさい。
いやもう、そういう目で見ろって先週言われたからね。

アスランとネオの会話はなんだか意外な組み合わせで面白かった（笑）
「ありがとうございます、フラガ少佐」
「なんでお前までそう呼ぶの？　俺はネオ・ロアノーク。た・い・さ！！」（←この言い方がめっちゃ可愛いｖｖ）
溶けちゃったストライクを回想して驚くアスランですが、
意識混濁していてフラガが死んでたのを忘れてたとかそういう天然属性なオチなんでしょうか？

それとも、やっぱり誰が見ても内部の人間が生き残っているとは思えない場面の回想が、今後ネオの謎が解明される布石なのか！？
（たぶん違う・・・）

ブースターは反則だろうそれ〜！！と思いつつ、すっごい勢いでラクスの為に飛び出していくキラたんになんだかときめきました。


▼ごめん、気になるの虎が！！！
「いいなダコスタ！エンジンを撃たせるな！！」
と言い残してエレベーターに乗る・・・
この虎のポーズかっこいいｖ
いやなんかツボだったので。

で、乗ってるのは・・・ガイアって！！
あのステラたんの機体だった？？
確かに、獣形態にはなりますが・・・これもファクトリーでつくったんですかね？
あ、そういえばファクトリーってなに？
ラクスがアークエンジェルに帰還。そこでの説明で判明。というかんじでしょうか。

とりあえず、ガイアがグフに銃をはじき飛ばされる。
そこへ到着するキラinストライク仕様ルージュ。
（↑強すぎです）
腕をやられてこれまたはじき飛ばされた銃をガイアが受け止める。
という流れがかっこよかったですｖ

なんだか、キラたん活躍だとものすっごい動き良くて面白いですねぇ戦闘が。


▼キラとラクス。
いまいち完璧すぎてそれこそ天空の人々なイメージだったキラとラクスだったのですが、今回は良かったなぁ・・・！！

徐々に近づく。
早く、無事な姿を確かめたくて・・・。
ひとつひとつ、二人の間を隔てる扉を開けていく。
そのもどかしさ。
ついに抱き合う二人。

タイタニック・・・！？

いやほんと、じーんときました。
やっぱりこの二人は互いを大切に思ってるのね〜と。

再会を喜びつつも、今はそんな場合ではないとばかりに格納庫に向かう二人。
浮かび上がるストライク・フリーダム。
音楽も相まって、ぞくっとするような登場です。

ここで顔を曇らせるラクスが良いなぁ！！
ラクスは自分のすべきことを理解している。そのためにはキラに剣を渡さなくてはいけないことも。
けれど、キラのことを思うからそれをためらう。
そしてそんなラクスに、
「ありがとう、これで僕はまた、ちゃんと戦える」
だから、大丈夫。君が気に病むことなんて何もない。
そう言っているかのようなキラが強くて優しい・・・。
なんかもう、あんたが主人公！！
「僕の戦いを」
ああ・・・前半の「これじゃ、なにも守れない」はここにつながっていたんですね、なるほど。
どんなMSに乗っていてもあんたは充分強い！！というつっこみは置いておいて（笑）
キラがキラとして（不殺をモットーとして）その能力を遺憾なく発揮できる。
ラクスの『思い』までも守ることのできる『力』を得て戦うことができる。
この展開は熱いと思いました。


さらに、
ほっしー渾身の早口再び。
開くハッチ。
ストライク・フリーダム発進。

そしてここで流れる『Vestige〜ヴェスティージ〜』

ってもう、正に見せ場〜〜っっ！！！というかんじで思わずぞくっとしました。
ああ、やっぱり主役はキラたんだったか！！

前作でのミーティアも、ここぞ！！というところでかかって、『あんなに一緒だったのに』と並んで好きだったのですが、今回の『Vestige』もかなり好きな曲になりそうですｖ

その後のストライク・フリーダムも正に人智を超えた強さ。
ほんとだ天空のキラ。

強すぎます。

しかも、翼がぷしゅって・・・

ファンネルー！？
じゃないや、ドラグーンシステムでしたっけ？

これは驚いた！！「うおおっ！！」って叫んだ！！はー、びっくり。

「わずか２分で２５機のザクとグフが全滅」
ゲームでこういうミッションが出そうです。
そしてまたキラは伝説となった・・・


▼次回予告　　「黄金の意思」

『討つべきはジブリール。間違ってはいない。
ついに立ちはだかるカガリの前に、シンは』

ついにオーブにて対するシンとカガリ。
果たしてカガリの言葉はシンに届くのか？
そしてアスランはなんらかの役に立つのか（笑）？

シンは主人公として返り咲けるかどうかの瀬戸際です。

カガリは今までの『理想』だけではない何かを訴えて欲しい。
そして国家としてのオーブの姿・・・その『黄金の意志』が描かれると熱いですね。
けっこう期待してたりしますｖ次回！！
今までためにためてきたものがついに解消されていくのか！？


『希望の光に、輝け、アカツキ』
輝いて欲しいぞー！！
あの金ぴか機体はやはりカガリが乗るのか・・・。
ルージュも良い具合に壊れたしね♪