◇PHASE-28 おまけ
ふと考えたのです。
なんで私はつらつら長々と感想を書きまくっているのかと・・・・。
それは、
ガンダムSEEDデスティニーを楽しみたいからに他ありません。
しかし、なんだか28話の感想を書いている私は
楽しんでいなかった!!
それは、話自体に人死にが多くて暗かったからというよりもむしろ、
うじゃうじゃ考えすぎたからだと思うのです。
大体、オーブの軍人さんの漢っぷりには心打たれたものの、その他シンキラアスランどの人物にも共感できない状態で楽しい
はずがありません。
正しいか正しくないか・・・そんなことを考えるのはやめて初心に返ってみよう。
折りしもそんな時、願ってもいないチャンスが!!
弟に、「見逃したから、ガンダムDVDにおとして持ってきて。」と頼まれたのです。
そして一緒に28話を視聴したところ・・・・
爆笑しました。(そんな回じゃないですよ)
これが、一般的な若い(といっても成人済み)男の子がガンダムを見た感想なのか!!??
カルチャーショックを受けた私は、その一部始終をここに記してみたいと思ったのでした。
注1: 弟は一般的(以上)な漫画・アニメの知識を持っています。
注2: 弟は強いキラさまが大好きみたいです。
では、この姉弟のお馬鹿な視聴っぷりをどうぞ。
変なこといっぱい言ってますので、不快になりそうな方は見ないでください。
まずは流すよなぁと思ってアバンタイトル見てました。
「あ、ちょっとこいつ、キラより先に出たよ!」
「は・・・?(いきなり意味不明) ああ、カガリね!!(やっと理解)」
「うわぁ、絶対役に立たないくせになー。」
「まあね。(ちょっと笑う)」
「くそっ、キラより先に出るとは・・・」
「(この人キラさま至上主義だよ・・・)キラ贔屓?」
「だって強いじゃん。」
なるほど・・・・
強いかどうか・・・・まるでやんちゃな不良のようにそんな基準で判断するのね。
初っぱなから価値観ひっくり返されたぜ!
しかも、
「なんで、フリーダム出るときはあのびよーんってゴムみたいなのついてないんかな?」
って、
そんなこと知るかい!!考えたこともないわ!!
で、やっとこさ本編。
激しい攻防・・・で、私はもうアウルが死んじゃうこと知ってるから彼を見るだけで悲しい。
そんな思いを打ち砕くように好き放題言う弟。
アウル「今日こそおとーっす!!」
弟「うわーこいつ死にそう!!おとされるの自分だから!!」
その通り。いや、私も思ったけどさ。
スティング「逃げてんじゃねーよっ!!」
「うわーこいつもやばい。やられる?」
スティングまで殺さないでください。
あと、戦闘について色々言うのもわからないのでやめてください。
なんか色々言ってたんですが、忘れたので省きます。
んで、フリーダム登場!!
「おっ、やっぱきた!!」
やっぱりキラさま登場で大喜びです。
心なしか私まで楽しくなってきました・・・(笑)
「ねー、やっぱフリーダムいいね!!(笑顔)」
カガリに対して「なんで、あんたは・・・」と呟くシンにはすかさず、
「なんで議長まで、チェックしてるんだぁー!!」
と叫び出す弟に、思わずややうけ。なんでそんなとこだけ覚えてるんだー!!
続くシンの種割れでも!!
「うおー!!シン種割れたよ!!」
「ぎゃー、こわいー!!(私もノリノリになってくる)」
「しかも、シンがキラの攻撃よけたよ!!熱い!!」
「対抗してるよね!!やるじゃんシン!!(もはやハイテンション)」
「ま、キラはまだ種割れしてないけどね。」
「・・・・・・・(なんであんたが誇らしげやねんと思っている)」
私が
一気に冷めた目で見ていることも知らず、盛り上がり続ける弟。
キラがスティングを一瞬で無力化すると・・・。
「出た!!やっぱり不殺だよ!! 活人剣だよ!!」
「(思わず吹き出す)なにそれ、もしかしてるろうに??」
「そうそう、なんだっけあれ・・・飛天御剣流!!すっげー俺よく思い出した!!」
「・・・・(それは活人剣じゃないと思いつつ、自分も思い出せないので言えない。)」
そうこうしているうちに前半の山場が・・・・。
アウル「どこ見てんだこらぁー!!」
やばいやばいそろそろくるよー。アウルやられちゃうよー。とその時、
そわそわする私の耳にとんでもない言葉が・・・。
「どぉこ見てんのよぉーーー!!(←青木さやか)」
思わずぽかんと振り向く私。
なぜか
また誇らしげな弟。
・・・・爆笑・・・・!!!!
やばい、まさかそんなベタなネタを持ってくるなんて、
真剣にSEEDを見てる人にはあり得ない考えですよ。
なんだその脈絡ない叫びーっ!
だがしかし、私は笑いました・・・・笑って笑って・・・・
気がついたらアウルやられてた・・・(泣)
「はっははっはっは・・・は?(あ、アウルが)」
「あーあ、やっちゃったよー。」
そんなあっさりと!!
しかし、彼の興味は他にあったようで・・・。
「ちょっと今のシン見た!?修羅だったよ!!修羅の刻だよ!! 全くためらいない・・・殺人拳だな。」
「・・・はいはい、この場合の『けん』は『こぶし』でいいですかー?」
「うん、まあね。って冷てー反応冷てー。」
あんたのアウルに対する態度のがよっぽど冷たいわ。
と思いつつ、普通に見てると強化人間三人組にはそれほど思い入れないのかー・・・と実感。
さて後半、カガリを見てぽつりと言う弟。
「なんかさー。アークエンジェルってほんとやりたい放題だよなぁ・・・子供の集まりだよ。」
おお!なんか初めてまともらしいこと言ってる!!
「やっぱり、しっかりした大人がいないと。今、虎がいないから駄目なんだよな・・・。」
・・・・・・・・・・。(ちょっと考える)
「えええええぇ〜〜???虎ぁ!?(私も失礼な。ですが、あのきつねうどん食べてた人ですよ?) マリューさんがいるじゃん!」
「全然駄目。却下。あの人艦長として駄目。 あの死んじゃった女の人のが良かった。」
あなたそれは、ナタルさんですね?名前も覚えてないんかい・・・。
はぁ、なるほどー。そういう印象なわけね。
あとはあれです。私がめっきり切なくなったアスランぶつ切り事件で、弟は大喜びでしたもちろん。
「うわ、種割れた!!斬鉄剣だー(笑)!!ぜんっぜん敵わないなアスラン。」
う、うるさいやい!!むきー!!
そしてラスト、タケミカヅチをぶった斬るシンを見て・・・。
「シンほんと悪者だよ・・・」
「そうなんだよー!あのとき助けてくれたトダカさんをさぁ・・・(涙)」
ここで弟驚きの表情。
「えーっ!?まじで、今のあの時の人!!??つーか、トダカって名前なの!?」
「そうだよー!!知らなかったのー!?(信じられないという叫び)」
「いや、普通知らんって・・・相変わらずマニアっくな見方してんなぁ。」
・・・・・・相変わらずって、なにさ。
それはまぁ良いとして、やっぱり普通は知らないものなんでしょうかトダカさん。
ちょっぴりショック。
結局、弟とかぶった言葉は
馬場一尉に対する「熱い!!」とカガリに対する「泣きすぎだろ・・・。」だけでした。
でも、
思ってもみない笑いと共に明るく視聴することができたよ・・・ありがとう弟。
世の中の健全な中高生男子はもしかしてこういう見方をしてるんでしょうか。(あんまりそんな気はしませんが)
私も心をリフレッシュして来週を待ちたいと思います。
以上、お馬鹿な姉弟会話で送る視聴記でした。