◇PHASE-28 残る命散る命
えー、今回は戦闘の動きが激しくて展開も激しくてネタばれ知らない私は叫びっぱなしでした。
想定していたこととはいえ、
ショックが減るわけではないのさ・・・。
色々複雑な心境ではあるわけですが、まぁできるだけ冷静にいきたいと思います。
▼アバンタイトルを見てタイトルを見たとき
ふと思ったのです・・・もしかしてこの子(アウル)・・・
死んじゃう!!??
先週良く喋るとは思ったもののまさかね。と流していたのに・・・なぜ今日に限ってそう思ったのか。
これが虫の知らせってやつですかい!!
正直、ここで疑心暗鬼になった私はシンとネオ以外の全ての主要キャラに対して「死ぬ!!」と一度は思ってしまいました。(疑いすぎ)
▼激しい攻防
その最中に、アウルをステラと一緒にいた少年だと気づくシン。そこに浮かぶのは同情の思い?
ちょっぴり戦闘っぷりが加減しているように思えます。
しかしいつも思うんですが、
MSのモニターってコクピットの中まで映るの??(大疑問)
そんな機能あっても、討つ気をそぐだけだと思うんですが・・・。仲間同士で回線つないでるならともかく。
アウルが「今日こそおとーっす!!」と言ったとき、ああやっぱり墜とされちゃうよこの子!と思いました。
▼アスランvsスティング
ハイネの「割り切れよ」という言葉とキラの「討ちたくない」という言葉を交互に思い出すアスラン。
そこへ突っ込むスティング。
ここでもやっぱり、アスランがどうにでもなれー!とスティング倒しちゃうのかとドキドキしました。
▼トダカさん蜂の一刺し
「実戦はお得意のゲームとは違います。そう簡単にはいきませんよ。」
きっと鬱憤がたまっていたんでしょうね・・・
ここぞとばかりに嫌味をおりまぜるトダカさんに
周囲は心の中で喝采を叫んでいることでしょう(笑)
▼馬場一尉登場
一目見たとき、
こいつは何かやる!!と思ったムラサメ隊をひきいる人。
「ミネルバを墜とせば全て終わる」
という言葉は、一般軍人にとっての全ては
今ここで直面している戦闘だけだということをよく示しています。
実際は何も終わらない・・・・何も変わらない。
しかし彼らにとっては、命令に従って戦闘を終えることが『全て』。
この時点で、彼の結末は見えていたのかもしれません。
つか、主要人物並みにアップの連続ですね馬場一尉(笑)!!
▼レイ片腕負傷
まさかレイ死なないよね!?と一応心配してみたり。
▼ミネルバに馬場一尉肉薄!!
ぎゃータリアさんがアーサーが!!と叫びつつ、心の中では彼の登場を半分わかってます。
「フリーダム!!??」
ってやっぱり来ましたね。
なんだろうこのデジャブ感
←答。『舞い降りる剣』+『蒼天の剣』
▼カガリについて。
再びオーブ軍を説得するカガリ。
このカガリの行動・・・私は邪魔だ無駄だとは思いません。
AAの行動は、確かに
いたずらに戦局を長引かせ、両軍の被害を増大させる可能性のあるもの。
しかし、彼らの乱入がなければ
ミネルバもしくはオーブ軍が壊滅していただろうこともまた事実です。
そして、今カガリにできることは言葉で説得することだけであり、カガリの言葉にオーブ兵達は迷いを見せている。
これは充分に意味のある行為ではないでしょうか。
『オーブの理念を思い出せ』・・・その言葉に彼らは動揺する。
軍人として、命令を覆すことはできない・・・だが、
彼らの中にオーブの理念を守りたいという思いが確かにある。
その事実は、誰よりもカガリにとって必要なことだと思います。
なぜなら、それこそが
彼女が指導者として確固たる姿勢を見出す基盤となると思うからです。
カガリは、世界の平和を守りたいというよりはむしろ、
オーブの平和を守りたいという気持ちの方が強く見えます。
だからこそ、『オーブの為に』という言葉に抗えず、同盟の締結を許諾し自らの結婚を決意するわけです。
・・・結局オーブはいいように連合軍に使われ、カガリがあのままの状態でいるくらいなら脱出して良かったと思うわけですが、
ここでのカガリには国の指導者として根本的に欠けているものがあると思うのです。
一言でいうと、
自信。国としての意思を見出し、それをあるべき姿へ導く力。あるべき姿を何より自分自身が信じる力。
それが正しい正しくないと言う前に、自分の理想を心の底から信じられていない指導者にどうしてついていけるでしょう。
カガリの中では『お父様の遺志であるオーブの理想』と『お父様の代わりに守らなければならないオーブ』が強すぎる。
だから、その二つの間で揺らいで揺らいで『結婚して解決』のような馬鹿な道をとる。
自分自身の道を見出していないから。
だから、シンの言葉ひとつで動揺する。
オーブの国民が何を考えているのか、それを見出していないから。
オーブ首脳陣が同盟に傾いて(というより完全にそちらに)いるとすれば、
カガリの味方になるのは
オーブ国民の声だけだと思います。
そして、
そのことを自覚することこそが彼女の最も強い力となるはずです。
ですから、カガリが直接説得することが無駄になるとは思わない。
ま、ここでがつんとカガリが成長すればの話ですが。
ここまで28話かけてまだそんな自覚もないんですか!!とも思いますが。
そのせいでどれだけの命が散ってしまったことか・・・とも思いますが。
その辺はこれ以上言及しないでおこう・・・。
▼そんなこと言ってるうちに
視聴者の思いを代弁するかのようにシン種割れ。
カガリに発砲してます(笑)
キレやすい子だのう・・・。
「ふざけるなぁっーー!!」
見事キラの攻撃をかわすシンに、キラ様も驚きを隠せない様子です。
(まさか僕の攻撃がかわされるなんてっ←キラ様心の声)
すごいな、この自信。
そしてそのままの勢いで、キラはスティングを無力化。
一方のシンは・・・やっぱり手加減なしだったぁー!!
串刺し→血に染まるヘルメット→爆発
・・・・・・・・。
。・゚゚・(>_<)・゚゚・。
<
・・・・・・・・。
いつかは死ぬんだろうと思ってましたが。なんでしょうこの
無意味な死。
ムラサメがぼっこんぼっこん落とされている中で主要人物だけ死なないのもおかしいよね、とは思いますが。
それにしてもこれはアニメなんだから、リアルさ求めるよりもストーリー上なんのために出てきたかわからない主要人物
がいる方があんまりじゃないかと。
これからのスティングとステラに影響を与えるとか・・・?
一人になったスティングが一気に二人を思い出したり、ステラがアウルの死にショックを受けたり。
それにしたって、
アウルの発言ももうちょっと解消してからにしてあげて欲しかった。
先週あんなに喋ってたのは、今後の伏線じゃなくて死亡フラグかい!!
SEEDの法則=今まで目立たなかったのに突然喋り出して良いこと言うキャラは翌週死ぬ。
(ex.ニコル・トール・ハイネ・アウル)
ああぁ、スティングはアウルの記憶も消されてしまうんですねきっと・・・。
▼キラvsアスラン
アスランの主張。
「お前の力はただ戦場を混乱させるだけだ」「ミネルバに沈めというのか!!」
うーん、否定しきれない。戦わないとやられてしまうし。混乱させまくりですしキラの無敵パワーは。
しかし、『やめろやめろ言ってキラ止める前にミネルバ守りなよ。とりあえずキラがミネルバ攻撃するわけじゃないんだから・・・。』
とも思うわけで。
一方のキラは
「君の言うこともわかるけど、でもカガリは今泣いているんだ!!なぜ君はそれがわからない。仕方ないと、全部
オーブとカガリのせいだと言って撃つのか!?」
これもまた、正しい指摘だなと。感情論ながら、見事に
アスランの男としての駄目さをついております。
しかし、
「なら僕は・・・君を撃つ(討つ)!!」→種割れ→アスラン一瞬でばらばら。・・・・って。
そりゃないよ〜〜(泣)!!そんな
小姑(でも親友)怖すぎますー!!
何が悲しいって・・・
投げ上げて降りてくる前にばらばらに切られてる大根のごとく瞬殺(死んでませんよ)させられたアスランですよ。
・・・そんな弱いの??
とりあえず、どちらも正しくまた間違っているわけで。
主張なんてたいていそんなものですが。
どちらに矛先を向けるのかはキャラへの好感度次第になりそうなので、どちらにも矛先は
向けないでひっこめておきたいと思います。
▼そして馬場一尉。
「そこをどけ。これは命令なのだ。わが国の指導者、ユウナ・ロマ・セイランの。ならばそれが国の意思。我らオーブの軍人はそれに従うのが勤め。
その道、いかに違おうとも難くとも、我らそれだけは守らねばならぬ!!おわかりかーっ!!」
確実に
カガリの自覚を促して散っていくために出てきただろう馬場一尉に合掌。
この回の主役は間違いなくあなたとトダカ一佐です。
指導者の命令は国の意思。軍人である限りそれに逆らうわけにはいかない。だからこそ、あなたがその理念を体現する指導者となれ!!
それを自らの身を持って示した馬場一尉・・・これを見て、「ここで叫んでいるだけでは駄目だ・・・指導者という地位にあって
何かをなさなければ」と思わなかったら、相当カガリは駄目駄目だと思います。
でもね、馬場一尉・・・・というかスタッフの皆さん。
特攻は・・・・カミカゼはどうかと思うの。
オーブって、もうどうにもこうにも後がないほど追い詰められてますか?
ここで負けると国が無くなるほど。
私もよくわかってませんが、
素晴らしい軍人って特攻するよね散り際が美しいよねみたいな
描かれ方って見ていて嫌だなと思います。
▼・・・ここにも突撃したい人が。
馬場一尉の特攻に対し、
「そうだよ、それでいいんだよ!ミネルバさえ墜とせば・・・!!」
とのたまうユウナに堪忍袋の緒が切れそうなトダカさん。
・・・やばい兆候です。
「よし、本艦も前に出る!」
・・・このとき私が思ったこと。
この人、ユウナを道連れにして死ぬつもりだよ!!なるほどそれで色々解決!!
・・・ちょっと違いました。
責任は全て自分がとるから逃げろ(ユウナ含め)というトダカ。
そう来ましたか!!
確かに、ここでユウナはまだしも艦の乗員全てを道連れにしたらひきます。
そして、
自分のみが犠牲になれば命令には背かず、地球連合軍への顔も一応は立つと。
ユウナの胸倉をつかみ、投げ捨て、
「これは命令だ!!ユウナ・ロマのためではない・・・国を守る為に!!」
と力強い言葉のトダカ・・・・かっこいいvv
しかもここで、「私も残ります!!」と叫ぶ副官。「駄目だ、責めは俺が負う。きさまはこの後だ!!」のやりとり・・・
思わず
素敵なホモカップルを妄想しました。
しかしそんな私のピンク色の思いは次の瞬間打ち砕かれるのでした・・・。
「思いを同じくするものを集め、AAへ行け。それがいつかきっと、道を開く!!」
・・・・・・・・。
えええーーーっ!?
そんな・・・カガリを守って散ったオーブ兵までいたのに、国を捨てたままテロリストでいていいの!!??
アークエンジェルって、カガリにも言ったように『オーブのため』に動く艦じゃないですよね。
『世界平和』というものすっごいでかい所に向かう艦ですよね。
結局求めるものは同じかもしれないけど、今回の流れでいくと
カガリは指導者としてあるべき自分を痛感してオーブへ戻るのが
自然な流れじゃないですか??
つか、カガリには戻って欲しかった一人でも!!
しかし、この展開って・・・逆にオーブの一部志がある人たちがテロリスト集団に参加しちゃうってことですよね・・・。
それでいいのか?オーブって国は。
むしろそれなら、最初から軍命気にせずあなたもAAに寝返れば良かったんじゃないのトダカさん!!
なんで死んじゃうのー死なないでー素敵なおじさま!!(←本音)
だがここで、トダカさん最後の言葉。
「頼む・・・私と、今日無念に散ったものの為にも。行け!!」
・・・・・・・(泣)。
おそらく、トダカさんにこの行動を決意させた一番大きなものは、
これ以上部下を死なせたくないという思いだったのではないかと
思います。馬場一尉特攻の後のユウナの台詞が決め手だったようですし。
そしてAAへ行けというのも、本当の思いでもあるが部下たちのことを思っての言葉にも思えました。
このままでは同じ事の繰り返し・・・自分は命令に背くことはどうしてもできない。だが、
全てのことは自分が背負っていくから、今度こそお前達はしがらみなく自分たちの道を選べ!!と。
忘れない・・・私は
種運命で唯一私にときめきをくれたあなたを忘れないよトダカ一佐・・・(敬礼)。
▼ついにシンは・・・
沈む空母にとどめをさす。
この場面、正直泣きそうになりました。
フラッシュバックする恩人であるトダカさんの姿・・・。
その事実に全く気づかず剣を振り下ろすシン。
悲し過ぎる・・・。
この事実を知ったとき、一体この子はどうするのか。
想像しただけで辛い。
▼そんなこんなで
本当に怒涛の回で大変でした・・・。
でも、私が一番怖かった瞬間は
ルナマリアが撃たれたときでした。
・・・心臓ばくばくいいました。
怖かったー怖かったー生きてて良かったー!!
それにしてもカガリは、本当に泣いてただけですね後半。
ここまでの犠牲を出して張られたカガリ復活への伏線・・・がんばって欲しいものです。
▼次回予告
どうやらデュランダル議長の過去を含めた総集編のよう。
前回総集編は、なかなか上手くできていてしかも
トダカさんはここまでひっぱる重要人物になったので、
来週も期待したいです。議長だし。