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制作第11号 元祖SD 武人機兵ガオージャ

[07年03月25日完成]

栄光の聖騎士機兵軍団(PART-1と2)という
ナイトガンダム物語編の元祖のメッキ機兵三体セットがある。
中古屋で組済みスカイパラディンとジェミニクラスに一目惚れ!
現在もあまり人気がある方でないため未組みでも定価付近で買える

というわけで両者が入ってるセットのPART-2をオクで購入。
しかしこのセット、封入されてる漫画が通常版と違かったのだ(通常エプコだけ持ってる)
しかもスペドラが出てきてギャグじゃなく真面目な本編のサイドストーリー!

という訳で急遽PART-1も購入。6体の機兵が全てが揃ってしまった。
どうせなので3+3の全6体の機兵軍団を作ろう!
(・・・と思ったのだが無事完成するのか?)

ま、その第一弾!紅い竜巻『武人騎兵ガオージャ』
前置きなげーな。(本文も長いです)


(こうして見るとちょっと目が離れぎみだったかも・・・なんというか)




(微妙な)バルクモード!

隠された第三形態!獅子戦士(レオファイター)モード!
(見本のように綺麗にできない。中身むき出しになる。)

フェード・イン!!(違)

バニッシュアロー!
武人機兵ガオージャ
外伝第5弾『ナイトガンダム物語』編2章から4章に登場。
嵐虎剣(ストームソード)を正すために戦う「騎士ヴィクトリー」の愛機で
その姿は百獣の王ライオンと太古の戦士を模している。
またザンスカール帝国製とも噂されている。
幾度となくゼロのピンチを救う。

(注) ここから長い駄文が続きます。 お帰りいただく事をお勧めします。
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なぜ作りたかったスカイパラディンでもジェミニクラスでもなく、ガオージャなのか?
それは簡単。一番塗り分けを必要とするから!

当初は二機ずつ同時進行で六機一気に作ってしまおう!
一番めんどくさそうなのから作れば後半スムーズに行くぞ!
という考え・・・だったのですが、なかなか思うようには行かず。 以後ちびちび一体ずつの予定です。

元祖はゲルググ以来です。
あの時元祖のABSは通常のスチロール接着剤でもくっ付くと言ったのですが、
スチロールほど樹脂がムニュっと出ません。
だから繋ぎ目は消し辛い。
当初六体一気に作る予定だったため表面処理は甘く、
繋ぎ目が残ってるところが多いです。
メッキの多いキットなのでそれを活かす為メッキパーツは接着しません。(禿げるから)

ヒケもかなり多いです。
でも六体(ry
という訳でえくぼがあったりします(汗)


塗装の前に別のキットで試したところ(ゲルググでも思ったことだが)、
とても塗装が剥がれやすい。(ついでにABSはラッカーシンナーに弱い、割れる)

ここはペーパー掛けするかメタルプライマーしかありません。
手軽さから後者を選択。

まず全面に銀塗装をするのだが、その下に更に黒を塗ると良いと聴いたので、
スーパーブラック→スーパーシルバーとエアブラシで塗る。

いい感じに深みのある銀になった。こりゃーいい!
先人の知恵はすばらしい!
その後は全面筆塗りです。

田中式筆塗りと言う方法があります。
田中克自というモデラーさんが考案した筆塗り法です。
以前から究極の筆塗りという噂は聞いていたので、
今回その手法が載ってるというホビージャパン出版の
「エアモデリングマニュアルVol.1」を買い参考に。

概要は塗料の顔料の濃い部分とプラモの箱裏パレットを使い
面相筆のみで薄く縦横斜め逆斜め縦横・・・と色が乗るまで塗っていくという手法です。

やったのはその筆使いのみを参考にした”エセ”田中式ですが
なかなか面白い感じに!今後応用も利きそう。



思いの他「田中式筆塗り」で検索かけてくる方がいて
こんな初心者が知ったかして(しかもキャラクターモデルで)と大変心苦しいので

個人的に参考にさせて頂いた
某掲示板の「筆塗り総合スレッド3」の書き込みから抜粋です。
こちらをどうぞ。



はじめにメタリックレッドを、次に黒鉄色を。
赤は最初クリアーレッドで顔を塗ったのですがメッキ部分の朱がかったレッドと色が合わず、
変わりに意外と色味がかなり近かったメタリックレッドに。

次にメッキの塗りわけ部分の塗料を落とします。
筆にラッカーうすめ液を染み込ませ落とす部分に塗って行き綿棒でふき取ります。
あまり筆にうすめ液を染み込ませすぎると垂れて余計なところも禿げてしまいます。
落ちた色は自力で再現するのはかなり困難なので大人しく諦めましょう。(所々禿げました)
こうやって人は大人になっていくのです。

大体この時くらいに(この前かな?)風邪でダウン。
病み上がりもラッカーの臭いが気持ち悪く、一週間手を付けられず。

ここで本体(ガオージャ)はいったん休む。
搭乗者の騎士ヴィクトリーを塗ります。

こいつが意外に曲者!本体より塗り分けが多い!?

下地:Mr.ベースホワイト→ガイアカラーピュアホワイト(001)
マント:モンザレッド(68)
青:メタリックブルー(76)
顎:レッド(3)
赤:スーパーシルバー(159)→クリアーレッド(47)
金:ゴールド(9)→クリアーイエロー(48)
緑:スーパーシルバー(159)→クリアグリーン(138)
黒っぽいとこ:黒鉄色(28)
目:スーパーブラック(157)
スミイレ:エナメルブラック(X-1)、
     ガンダムマーカーふき取りブラック
仕上げ:スーパークリアー(155)+ブルーパール(154)、
     水性トップコート(光沢)

やっぱ多いな・・・。
金はゴールドにクリアイエロを塗るといい感じになると聞き試してみた。
元よりずっとSDらしい色になった。

そして何気に最小記録更新です。


意外に手間取った騎士ヴィクトリーを後に本体の金塗りへ・・・
とサイゾーで使ったクリアー蜜柑※を調合したところでふと思う。
「軟質パーツのの微妙な金色と色が合わないんじゃないか?」

と言うわけで近い色を探す。
金、スーパーゴールド、金+蜜柑重ね塗りetc...
スーパー金+蜜柑(重ね塗りかどうかは忘れた)が近い気もしたが、
メッキ部分も塗ることから結局クリア蜜柑に・・・(不毛だ)
こんな感じで塗装の半分は色を何にするかで悩んでる気がする・・・。

※(クリアイエローとクリアオレンジ少量の混色。名前は現役が蜜柑色な事から。)

金はメンドイと判断しメッキに浮気。
黒はスモークグレー、青はクリアーブルー。
眼も軽く塗っておく。
金は決定したとおりクリアー蜜柑。
そして本体の金も塗るが銀剥がしちゃったり、レッドが少し混ざってしまったり、
更に赤が反射したりもするわで一悶着。
やはり違う金にしたほうがよかったかも・・・。


でも爪部分はかなり気に入ってたりする。

終わりが見えてきた。
目の塗装。
最初はシールで済ませるはずだったのだが塗装すると意外にカッコよかったのと



目のシールがあまりにあんまりなので・・・(汗)
初の目の塗装再現に挑戦することにした。

目の緑の部分はヴィクトリーの時、
青い部分はメッキの時に薄く塗ってあったので少しずつ色を濃くしていく。
が、姉さんここで事件です!

シンナー多くて左目が禿げる!しかもプラ地までごっそり!
仕方ないので筆でプライマーを塗って黒→銀と塗り重ねていく・・・
が、また禿げる。
仕方ないので筆でプライマーを塗って黒→銀と塗り重ねていく・・・
が、また(ry
被害拡大、終わりが遠のく。

半分キレながら1000番の紙やすりで磨ぎ食い付きをよくして
また塗る。でこぼこになる。1500番や2000番で慣らすも右目とのバランスが悪くなる。
こんな時の魔法の言葉。

「妥協!」

目を描くこと自体は意外とすんなりいった。
ただ少しぼやけるので銀で黒目(?)の縁を描く。

軟質パーツはVカラーやプライマーを使い色々テストしたが
結局塗れないので諦める。
噂では表面を思いっきり荒らせば食い付くらしいがモールドも逝きそうなのでやらない。

プラ部分をスーパークリアーでいったんコートしていよいよ墨入れ!
騎士ヴィクトリーも。(こちらはブルーでパールコートもしたがあまり効果はなかった。)

目の縁をエナメルブラックで塗る。騎士ヴィクトリーも。
これも思ったほど難しくなかった。

本体は目立つ溝のみスミイレ。
始めふき取りグレーペンで塗るも赤地には少し強すぎてちょっと失敗。
後半は薄いふき取りブラックペンで塗る。

ヴィクトリーはふき取りブラックペンで入念に塗ってふき取る。
小さくて立体感が無かったがここに来て初めて映えてくる。

よし仕上げだ!と組み立てる。が!
ここにきて後頭部の軸がむき出しなのに気付く。
塗ってない・・・。
ちゃんと仮組みしないとこんなことになる。

プライマー、黒、銀、メタリックレッドと塗り。今度こそ仕上げ!
メッキとスミイレを保護するためコートする。
メッキはラッカーでコートすると剥がれる可能性が低いので水性トップコート(光沢)を使用。
しかし何でか光沢なのにつや消しっぽくなる。
光沢のトップコートは使ったこと無かったので
やはりラッカーより質が落ちるのかと思ったりもしたが・・・。

3月25日 日曜日 雨

そ、そうか・・・これが俗に言う「かぶり」か・・・。
今までそれらしいのに当たったことが無かった、
というかどんなものか判らなかったから・・・。
(今思えば「サイゾー」あたりはかぶってたのかもな・・・)

まぁ、起きてしまったのは仕方が無い。
(水性なので濡れティッシュで何とかしようともしたが)
メッキはどうすることもできないのでこれにて終了。
失敗は成功の母なり!

塗装まとめ
下地:スーパーブラック(157)→スーパーシルバー(159)
ボディ赤:メタリックレッド(75)
ボディ黒:黒鉄色(28)
金:クリアーイエロー(48)+クリアーオレンジ(49)[少量]混色
青:クリアーブルー(50)
緑:クリアーグリーン(138)
メッキ黒:スモークグレー(101)
目の縁:エナメルブラック(X-1)
スミイレ:ふき取りグレー、ブラック
仕上げ:スーパークリアー、水性トップコート(光沢)[かぶった!]


今回は色々新しい事したせいもあってダラダラと長文になってしまった。
制作も約一ヶ月くらい掛かってしまった。(風邪とかもあって)

実はなんだかんだ言ってもガオージャというか騎士ヴィクトリーは自体は
結構好きだったりする。このキットの非メッキ版も一時期買おうとしてたときもあった。
紅い機体と孤高の戦士にはかなりクるものがある。

それでなくても、このいわゆるゼロ編はそれぞれ個性豊な機兵が多数登場し、
機兵デザインでは全シリーズ中で一番好きなシリーズである。
(ちょっと弱い印象があって人気は無いみたいだが・・・)

とはいえ、あと五体か・・・いつになることやら・・・




(2008年01月26日追記)
実は一番訂正したかった記事。
中断辺りの田中式筆塗りに関する記述ね。
いやまあ適当なことは書くもんじゃないなと。

塗装に関してはなー、
暫く経ってから気付いたことは・・・ケバい!
いやー棚に飾ってるとこれだけね・・・

メッキモノは無理にメッキに合わせない方がいいんじゃないかと思えてきた。
メッキが埋没するし。

あと合わせ目消してないのが気になって気になって仕方ない。

最後に目が最初だった事もありちょっとバランス悪いのでそれらの理由で作り直すかもしれん。

六体は・・・生きてるうちには完成するかなぁ・・・(オイ)
何気にミニモデル修行第三弾で一応一区切り。




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