244 :HG名無しさん :2007/02/12(月) 16:27:29 ID:F2l06lda 田中式筆塗り方って面相筆じゃなきゃいけないのでしょうか? 面相筆が痛みそうで怖いのですが…… 245 :HG名無しさん :2007/02/12(月) 16:58:27 ID:bBsXd+6k そんなに細いのじゃなくていいよ。 ウッディフィット(だっけ?文成堂の筆)なら三番ぐらいで大丈夫。 大事なのは隣の塗料が乾く前に塗る事…、な気がする。 247 :HG名無しさん :2007/02/12(月) 21:13:46 ID:/DxXk5H/ >>244 面相筆が傷むほどガシガシ擦って塗る訳じゃないから心配ないよw 細い面相筆にシンナーを含ませ、キットの箱の裏蓋に調合した乾燥した塗料を少しずつ溶いて、 筆の穂先が湿る程度に塗料を付けて、下地が透ける位薄い塗料で縦に細い線を描きながら塗って行く。 原理的には平筆とかでも出来ない訳じゃないが、逆に塗料が付きすぎて乾燥が遅くなりかえって時間がかかる。 パネル3〜4枚程度を目安に順番に塗っていけば、4枚目を塗る頃には1枚目が乾燥してる。 塗料が薄ければ溶剤の揮発が早い。 最初に塗った部分が乾燥したら、そこに戻って始めに塗った方向と直交する向きで縦線を書くように塗っていく。 筆に着いた塗料が乾ききって付かなくなるまで塗料の注ぎ足しをしないで塗っていくのもポイント。 最初は縦線が重ならなくても気にしないで、とにかく塗ってみる。 マンガの効果線で言えばカケアミみたいに縦、横、斜め、逆斜めと重ねていくうちに発色していく。 実際やってみて気が付いたが、細かい部分を塗ったり手書きマーキングとかで面相筆に筆を変えるよりは、 平面も細かい部分も4/0の筆一本で済ませる田中氏のやり方の方が実は作業性はいい。 248 :HG名無しさん :2007/02/14(水) 21:55:05 ID:XVD3JuKz ペンキ塗りじゃなくてなんか絵描く時の方法に似てるな 249 :HG名無しさん :2007/02/14(水) 22:23:59 ID:PH95TQdw >>248 まさにその通りの感覚ですね。 立体のカンバスに絵を描く感じだと田中氏が言ってましたが、目からうろこでした。 薄い塗料なら、乾いてもさほど段差は目立たないし、塗り分けの境目で少しくらいはみ出しても、 反対側の色を載せれば大丈夫。 交互に塗り重ねたりを繰り返す内に良い具合にぼかしたりも出来ます どうしても筆ムラが気になれば、シンナーを含ませた筆で筆目に直交するように軽く撫でればけっこう目立たなくなります。 319 :HG名無しさん :2007/03/15(木) 19:45:24 ID:VTqycoj2 エアモデリングマニュアル買って田中式筆塗りやってみた なかなか面白いなこれ でも顔料の濃い部分のみを取り出すとか 箱裏パレットって必要なの? 剥離してる顔料はどうすれば・・・ 320 :HG名無しさん :2007/03/15(木) 22:16:57 ID:/Nxqfhyy >>319 長時間放置して顔料が沈殿した塗料瓶の上澄みのクリヤーを半分位捨てたり、 棒などを突っ込んでかき混ぜないように引き上げて先についた顔料を使う。 クリヤー分が多いと筆ムラが出やすいが、顔料だけだと塗料の定着が悪く、剥がれやすくなる(特に銀) 棒ですくい取ると普通よりはクリヤーの少ない塗料が取りやすい。 筆塗りだと、艶が出やすいので塗料を取りだした後更にフラットベースを混ぜる。 つやがない方が筆ムラも出にくい。 箱裏パレットは、そのキットを作る時に調色した色を全て箱裏に残しておくので、保管しておけば、後でその色を使いたくなった時探しやすい。 これは、ご本人から聞きました。 また、筆先についた余分な塗料を箱裏にすわせておけば、シンナーで再度溶いて使う事が出来る。 理屈から言えば、箱裏から完全に塗料が無くなるまで使える。 322 :HG名無しさん :2007/03/15(木) 23:08:30 ID:VTqycoj2 >>320 解説d 記事のちょっとした説明だけでは???だったので 参考になりましたー 323 :HG名無しさん :2007/03/16(金) 01:07:32 ID:XKuOJwF/ >>322 田中氏は最初に箱裏に必要な色を全て調色(フラットベース添加も含めて)しておくそうだ。 塗料はすぐに乾いてしまうが、塗装の都度筆に含ませたシンナーで溶かして使うので問題は無い。 塗装は一色毎に塗るのではなく、迷彩やマーキングなどの場合、隣り合った色を交互に塗って行く。 それによって、塗膜の段差が少ない塗装面になるし、色の境目が自然にぼけてくる。 有る程度塗ったら、筆にシンナーを含ませてティッシュなどで拭う。 これを2〜3回繰り返せばもともと薄い塗料で塗っていたので筆は殆ど綺麗になる。 改めて隣り合った色を塗ってやる。 このため、最初に使う色を調色しておけば作業がスムーズになる。 塗るのが疲れたら、筆を綺麗にして、シンナー瓶の蓋をする頃にはさっきまで塗っていた所は殆ど乾いている。 キットを箱に入れて片づけたらおしまい。 筆を用意して、シンナー瓶の蓋を取り、キットを箱から取りだして蓋を裏返せばすぐに塗装が始められる。 20分ほど暇が有れば結構塗装が出来るので、これを繰り返せば結構早く塗装が終わる。 継ぎ目消しなどの表面処理が済んだ所から塗っていけるので、全部が出来上がっていないうちから塗装が出来るので、非常に効率は高い。 324 :HG名無しさん :2007/03/16(金) 22:21:16 ID:GzGkj2G8 田中式解説してくれた人ありがとう すごく勉強になったよ