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1.TiMidity++とは

あまりメジャーとは言えないソフトウェアMIDI音源です。しかし、凄い可能性を秘めた音源と私は思っています。

このソフト音源はGUS(Glavis Ultra Sound)パッチと呼ばれる音源ファイルを追加することで幾らでもパワーアップすることができます。元々、このパッチはGlavis社から出ていた(これまたマイナーな)サウンドカード用の追加音源ファイルでしたが、北欧の”Tuuka Tiovonen”氏が「UNIXでMIDIファイルをWAVEファイルに変換するソフトを作りたい」という目的のもとにできあがった「TiMidity」を改良して再生も出来るようにした素晴らしいフリーウェアです。

オープンソースですから、マルチプラットホームにUNIX、Macintosh、Windows用が作られています。

音源ファイルはネットを通じてダウンロードして頂くこともできますし、WAVEファイルから作成することも可能です。色々と落っこちていますが、一番綺麗な音を出してくれる音源ファイルはeawpatchと呼ばれる”Eric A Welsh”氏がリリースされているものです。他にもGUSパッチだけでなくSoundFontと呼ばれる音源の塊のようなファイルにも対応しているので、ディレクトリ設定が面倒臭い方はSoundFontを一つダウンロードすることも良いかもしれません。(^^

 

出雲正尚氏のページ
TiMidity++製作者様のページです。Windows版はWindows binaryというものを選択してください。
”Eric A Welsh”氏のページ
最も綺麗な音を奏でてくれる音源パッチ(eawpatch)を毎回リリースして下さいます。最新バージョンは12のようです。
出雲氏のパッチダウンロードページ
氏がネットに転がっていたというGUSパッチを片っ端から集めてきたという、GUSパッチをごちゃ混ぜにしたもの(release)をダウンロードできます。全てが良い音とは限りませんので、自分の耳で確認して良いものを選んでください。ただし、Windows版にはまだTrace機能が付いていない為、どの音が良いのか悪いのか判断しにくいのでMacintosh版のTiMidity++でブラッシュアップした方が良いかと思われます。

 

Readme.txtをまずご覧下さい。

私がブラッシュアップしたcfgファイルをダウンロードする

 

2.TiMidity++(Win32GUI)のインターフェース

よく使う項目に説明を入れました リスト表示はかなり使えます
 

3.TiMidity++で聴きくらべてみましょう

サンプルです。それぞれ著作権がありますので、注意されたら即刻削除致します。

2は私の好きなゲームタイトルです♪

3はLixさんに転載のご許可を頂きました。素晴らしいアレンジです。ありがとうございます♪

GS Roland The GS All-Stars, Live!
Copyright: (C)1996 John Maul
MIDIファイル(lzh圧縮,27KB)
上をTiMidity++でmp3変換したもの MP3ファイル(2.4MB)
XG 新・鬼ヶ島/FC(disk)
Copyright: (C)任天堂
くげぬま工房さんでDownloadして下さい
上をTiMidity++でmp3変換したもの MP3ファイル(1.4MB)
SC88Pro? Final Fantasy 5 「バトル1」 ver3.1 by Lix
Copyright: (C)Square
MIDIファイル(lzh圧縮8.7KB)
上をTiMidity++でmp3変換したもの MP3ファイル(1.1MB)
 

4.ブラッシュアップの仕方(Macintosh)

まず自分が綺麗に聴きたいと思うMIDIファイルを再生してみます。Trace機能を使うとどの音が鳴っているかがわかります。気に入らない音を鳴らしているGUSパッチを特定し、そのファイルはそのままにしておき、自分の気に入ったGUSパッチを同じファイル名でtestディレクトリに入れます。
あとは、TiMidity++を再起動して同じMIDIファイルを再生するだけです。

何回か繰り返して一番良いと思うパッチをinstディレクトリに入れるとブラッシュアップ成功です。簡単ですね。(^^
ただし、根気の要る作業です。

良いGUSパッチはネットで検索しても滅多に巡り合えることがありません。そういう場合は録音したWAVEファイルを使ってGUSパッチを作成してみましょう。もちろんハードウェア音源から取り出したWAVEファイルでも構いませんし、マイクで実際に録音した生の音でも構いません。

 

5.GUSパッチの作り方

これにつきましては、私自身が音源を持っていなかったため作ったことがありません。ですので、もう少し調べてみてやり方が分かった時点で詳しく説明したいと思います。 
 
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