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Reports 人面魚の標本が存在した!

人面魚は都市伝説ではない。


人面魚の世界、そして…

人面魚。かつて一世を風靡したが、既に過去の遺物と成り果てた怪物。
「たまごっち」や「風船おじさん」のように、所詮は忘れ去られる運命の流行ネタに過ぎなかったのだろうか?

否!それは違う。
人面魚が大手新聞(*1)で大々的に取り上げられ大きな話題となった1990年、それはコイだ、ここにもいる、そこにもいる、オラが村にもいると、様々な情報が乱れ飛んでは消えていったが、それは人面魚という存在のある一面にできたささくれ程度の問題でしかない。
一般に誤解があるかも知れないのでここでひとつ、人面魚、人の顔を持つ魚という概念について明確にしておきたい。

本来、人面魚という言葉は、かつて流行った人の顔っぽい「模様」がある鯉をさす概念ではなく、「造形」として人の顔を持つ魚のことだ。我が国においては少なくとも18世紀半ばには出現の記録があり(*2)、またアジアのみならず世界各地でも古代から存在してきた概念なのだ。

人面魚 人面魚
日本の古い文献にも人面魚は登場する。
「人魚」と表記されるが、その姿は明らかに人面魚だ。
中国にも古い人面魚の塑像が見つかっている。
当然、絵画などにも登場する。

さて、その人面魚。いま改めて取り上げるのは、北米はサウスキャロライナ州で近年、人面魚が発見された…というよりも釣り上げられたという情報が米国大手メディアの報道から得られたからである。

以下は、報道された記事からの抜粋だ。いかんせん米国の記事の直訳なので若干エンターテイメントな語り口になっている点はご了承いただきたい(一部要約)。

「こんな魚は見た事がないよ。ここ数十年でこんな凄い発見が他にあるかな」
祖父とともに訪れたH. B. ロビンソン湖で奇妙な魚を釣ったアーロン少年は語った。
71歳になるクレイトン氏はトビーの祖父で、アーロンとともにこの魚を釣り上げた時のことをこう次のように述懐している。「針を外して、アーロンに大きさを見せようとつかみ上げたんだ、『おまえは釣りが上手だな』って言いながらね」
「アーロンが『見てみて!この魚はスティーブおじさんにそっくりだよ!』と叫んだ時には、もう魚を放そうとしていたよ。やっぱり都会の子供だな、と思ってね。それで魚の顔をこっちに向けたらなんと、そいつは確かに人間の顔だったんだ。私は危うくこの怪物を落っことしそうになったよ。」
「そのとき、何がぞっとしたって、そいつがまるで何か話そうとするように唇を動かし始めたんだ。それで、慌ててそいつをバケツに放り込んでしっかりフタを閉めたんだ」
「そいつがバケツのなかでバタバタしている間、私は立ったまま、なんとか落ち着いてどうするのがいいか考えるようにした。このおぞましいヤツを湖に投げ込んで、今見た事を忘れるようにするか、それとも水に入れて専門家のところに見せに行こうかー…」
科学界にとって幸運なことに、彼はこの不思議な発見を地元大学の教授のもとへ持って行くことを選択した。

ところで彼は、ただひとつだけ事実を明らかにしたいと言う。 「魚が湖に帰してくれと私に頼んだなんて噂があるが、そんなことは私は言ってない。私が言ったのは、魚が帰してくれとでも言い出しそうに唇を動かした、ということだ。それに、いまはそいつは乾涸びて死んでしまった」

その後、州の野生生物管理局は専門家を加えて当地で調査を開始したが、詳しい事はわかっていないと説明を避けている。現在は人面魚(原文:human-faced fish)の他の個体を見つけ出し、捕獲しようとしているようだ。
ひとつ心配されるのは、湖に面して原子力発電所があり、放射能で汚染された排水によって奇形が生じているのではないかということだが、発電所は施設は安全であると主張している。

人面魚については、それが生物であれ妖怪であれ自然の産物であるという見方に対し、それが人工的に作られた生命だという可能性もあることを我々は指摘したことがある(参照)。そして、その目的が軍事への応用にある可能性も指摘した。
今回、軍事技術において米国でも抜きん出ている北米で発見された人面魚は奇しくもこの仮説を補強する材料になったと言えるのではないだろうか?

もちろん、米国で不思議な現象、発見があったからといって何でも軍事に結びつけることには飛躍がある。だが、戦略的に一般の常識を超えた対象を、しかも秘密で行う必要のある軍事研究と、怪現象の因果関係はあながち否定できるものではない。今回も、人面魚発見の現場となった湖には原子力発電所が隣接しており、奇形と放射能の関係も危惧されているが、そもそも原子力発電所というものはどこの国であっても、ある面では原子力研究所、軍事実験施設と呼んで差し支えなのない存在であり(原子力を制御するということは核の力を制御することであり、だからこそ北朝鮮や中東諸国が原子力発電所を保有することに米国が反発している)、それは当然この場合にも当てはまる。

つまり、今回の米国における人面魚の発見は、非常に乱暴な表現をすれば、最先端の軍事研究施設の近隣で人面魚が発見されたということとなる。そのように見れば、この、ともすればただの風説で終わる筈の話題に州当局が専門家を派遣し、なおかつ事態への明確なコメントを避けているという事態も当然のこととして考えることができ、話のつじつまが合うと思われるのは考え過ぎだろうか?

キメラは誰が生み出したのか

しかしながら、ここでひとつの疑問が残る。先に述べたように、人面魚という概念は古来より存在する。人面魚が、軍事目的で生み出された生物だとすれば、これは大きな矛盾ではないだろうか?軍事技術が最先端の科学技術であることは最近に始まったことではないが、江戸時代に遺伝子操作で異種の動物を合成することに成功していたと考えるのはあまりに苦しい。

しかし、これに関してはひとつの推測が可能だ。
人面魚は、そもそも自然界に存在していた。魚類の一部が陸に上がり両生類となり、は虫類、ほ乳類と進化しやがてサルやヒトも生じたことは誰でも知っている話だが、つまり、このとき、魚類の一部にあくまで水中に止まりながらほ乳類に近い面相を持つように進化したグループがいたのではないか、ということだ。
おそらく、彼らは言葉を持つほどには進化していないだろう。しかしほ乳類に近い顔ということは、つまり立体視が可能であるということだ。ほ乳類が知能を高めるために大きな役割を果たしたこの能力は、脳の発達とおおいに関係があることが知られている。

魚類としては高い知能を持っていながら彼らが水中の世界の支配者となれなかったのは、彼らには様々な環境…温度変化であるとか、水中のphや酸素濃度、光線量、さまざまな病気や外敵…に適応するための何か決定的な要素を欠いていたからであろう。
彼らは限定された環境にのみ生息する希少な存在であったが、何かの折りには人間の目に触れることがあり、それが世界各地に人面魚伝説、そして人魚伝説をもたらした。
そして現代、彼らの高い知能と学習能力に注目した軍事産業が、遺伝子操作により彼らにより高い学習能力と強靭な生命力を与えるべく品種改良し、軍事的に利用可能なものにしようと研究しているのだ。その用途は、例えば、かつての日本帝国軍が生み出した悪名高い兵器「回天」(*3)のような用途がもっとも有効だろう。
つまり、意思をもって障害物をよけ、目的地を目指すことのできる魚雷だ。

人面魚は確かに驚くべき様態だが、自然界の産物として確かに存在していた。ただ、自然界の未知の闇の深奥に棲むあまりに希少な存在故に、化け物のような存在として各地で語られていた…それは、ゴリラやゾウがかつてそうだったのと同じことだ。そして現在は、その存在が文明と科学の光によって照らし出されたにも関わらず、今度は政治と軍事の暗黒によってその存在を我々一般から隠蔽されている。

突拍子もない仮説だが、こう考えれば長い年月に時折現れ、語り継がれていながらいつまでもその正体が明らかにされないことが説明できることは否定できない。

説明が必要な存在

実は、こうして無理にでもその存在を説明しなければならないことには理由がある。

そう、「結局は作り話、想像の産物なんでしょ」と片付けてしまうことができない事実があるのだ。

実は、捉えられた人面魚はホルマリン付けにされて保管されているという。既に遺骸であり、果たしてこの魚がどんな人間的な表情をするのか、それともそれこそ「死んだ魚のような」虚ろな目しかしないのか、それはわからない。
だが、その顔は明らかに「人面」と表現するのに相応しい。これが生きて動いていて、もっと生命感に溢れていたら、それこそ言葉など発しなくとも知性を感じずにはいられないだろう。


最後になったが、その貴重な写真を我々はある経路から入手した。
皆さんにも、その面影を見て、彼らの存在、その意味について思いを馳せていただきたい。














*1 東京スポーツ紙など。
*2 言葉としては「人魚」とされたが、これは我々が通常想像する「人魚」と「人面魚」の両方を包括する概念だ。
*3 魚雷を兵士が操縦し、敵艦に特攻した。


資料:_