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Reports 濡足ジョンの釣行記

NSR おまけフィールド情報
濡足ジョンの釣行記 2004

2003 / 2002 / 2001


2004/8/21-23 遠野の渓流
狙った魚 ヤマメ、イワナ
釣れた魚 ヤマメ
備考 ルアーで初。

さてさて。既に2004年は夏も終わろうとしているが、ここに来てようやく今年初のレポート。
しかも、ちょっと今回は趣向が違う。さらに、ずっとボウズ、オデコ続きだったというのに、なんと!久々のクリティカルヒットだ!

所用があり、岩手に4日ほど出かけることになったのだが、現地で時間もとれることだしと、通常は新幹線を使うところを車で行った。実に片道500kmくらい。まあ遠いには遠いのだけど、走れる距離だね。
まあそんな旅行記はともかくとして、ともかく、東北といえば渓流魚。バス釣りスポットもあるにはあるようだったが、やはり東北ならではという点ではマス類という気がしたので、今回は渓流釣りに焦点を合わせた。
とは云え、実は渓流のルアー釣りはほとんど経験がない。何かのついで試しに投げたことがあるという程度で、管理釣り場以外では鱒類狙いでルアーを投げたことはないし、そもそもヤマメやイワナは一度だけ、非常に上級者な知り合いに伊豆のかなりいいポイントに連れていって貰い、餌釣りで釣ったことがあるだけだ。

さて。そんなことだから、とにかく一匹でも釣れたらいいなと思って出かけたわけだが・・・。
まず、出かけたのは出先から近い場所でネットに情報があった、遠野方面の渓流。川沿いずっと車道があるので釣り場に入り易そうだということもあり選んだ、”稲荷穴”という場所を通る町道沿いの2本の川だ。町道に峠があり、そこが分水嶺になっているので、一方から道に沿っていくと、最初は上流に向かい、源流まで行くとすぐ次の川沿いに下って行く。
釣り場についたのはすっかり日が昇った頃だが、魚がいそうに見えていた川も、いざ竿を出そうとすると、幅数mの川でいったいどこでルアーを投げればいいのかよくわからない。
適当な小堰堤があったので、まずはそこでトライすることにした。
最初はいつものように岸から投げようとしたが、草もあり、うまく狙った場所にスプーンを泳がすことが出来ない。そこで、出発前夜に急遽上州屋で購入しておいたウェーダー(RYOBI製で5000円だった。安いよね?)を履いて中州に渡り、岸に向かってキャストする。
しばらく投げていると、流れの中で時折光るものがあり、どうやら魚はいると見える。
すると、なにやらプルプルした手応えがあり、魚が釣れた。なんだ?ウグイかな?と手にとると、パーマークも鮮やかなヤマメではないか!おお!いきなり目標達成!・・・12、3cmと可愛らしいサイズで、すぐに放流することになったけど。
しかし、釣れてみて目が慣れてくると、流れの淀んだところに時節見えるウグイだと思っていた魚影も、みんなヤマメではないか・・・。が、そこで1時間くらいは投げたが、以降はヒットしなかった。

さて、一日釣りばかりしていていい旅行ではないので、その日は引き上げることにして車に乗る。一応、ところどころ川の様子を見ながら帰る途中・・・なんか良さそうな場所を発見。 近くの表札からすると附馬牛のあたりだ。何かの資料にこのあたりは型がいいとかあったような気もする。なんとなく、直感的にここは釣れる魚がいそうだ・・・とも思い、少しだけ竿を出すことに。
しかし、いざ川に下りて見ると、そこは平坦な砂地で石も植物もなく、まるで魚はいそうにない。いや、車から見たときは、樹木の陰にいい感じの場所があるように思ったのだ。直感大ハズレだ。しかし、もっと上流は良さそうにも思えるので川の中を遡行しようとしたが…浅いと思っていた部分が意外に深く流れも強く、ダボついたウェーダーでは無理と判断。だいたい、川底が見える=浅いという感覚は、水の濁った川に囲まれて育った都会人の勘違いか。川から上がろうとすると、車で通りかかった地元住民に「どうですか?」と声をかけられる。
いやー、魚がいないですね、もっと石とかあるかと思ったんだけど・・・」と苦笑いして答えると、そういう場所はもっとちょっと上かな、とのこと。
やっぱり…と思い、「ちょっと」が100mか1000mかわかないけど、もう少しだけ上も見て見ようと川沿いの道を歩くと、100mほどで巨大な石が点在する深い瀬?に出た。轟々と水が流れ、とても立ち込める場所ではない。が、きっと魚はいそうだ。

岸の岩にそっと立って、大きな石の下で流れが巻いて淀んだような部分に横切るようにスプーンを引いてみた。こんな感じでいいのかなあ?と思いながらの数投目、明らかに流れとは違う抵抗を感じて竿を立てると、白泡の中から銀色の魚体が現れた。20cm程度か?なにせ流れが強い上に、いま立っているのは水面から2m近く高い石の上。はやる気持ちを抑えて極力慎重に引っこ抜いた魚は見事にヤマメ!
サイズは目測通り20cm。まあ欲を言えばもう一声だけど、十分と言えば十分なサイズ。久々に狙った獲物が釣れた、えも言われない達成感を味わえた。
実は今回、道具を揃えるにあたって、ロッドなどはバス用に持っていたトラウトロッド(ダイワのPhantom-X Trout Special 562ULRS-Vとケースにある)を使い、リールに3lbラインを巻きなおし、いくつかスプーンを買足し(釣れたのはSmithのPURE、緑)たが、網(なんて呼んだっけ?)や魚篭みたいなものは用意してなかった。つまり、あんまり釣れる期待をしてなかったのだ。
なので、持ち帰りサイズが釣れてみたら困ってしまい、とりあえず背中のリュックに入っていたコンビニ袋に水を入れた中に魚を入れ、車に戻った(後の用事の時間も非常に押してたし)。
車には発砲クーラーが常備してあるので、氷を買って魚は持って滞在先に戻り、塩焼きにして食べた。うむ、これぞマス釣りの醍醐味か。バスは食材として見目が悪いし泥臭いから食う気しないもんな。
次の日は朝早くに、20cmのが釣れたところに行き、そこから釣り上がることにした。
早朝、夏だというのに気温は10度以下。寒い、手がかじかむ、と思いながらキャストしていると、前日とまったく同じ場所でまた20cmが出た。やっぱ場所がいいんだなこれは。
ちなみにここでは、釣りの最中に生まれて初めてヤマセミを見た。道路にタカも歩いていた。ここはすごいところだな。

その後、川に入って釣り上がろうとしたが、実は台風の後間もなかったためか、緩く見えるところでも水勢があり、ちょっとウェーディングは厳しく、また岸も切り立っていたので、場所を変えた。別の場所でまたリリースサイズのを1匹、それにアブラハヤ1匹を加えてその日は終了(”門限”が昼だったので10時くらいには釣りはやめた)。

さらに翌日、帰りしなに国道近くの川沿いに堰堤を見つけ、少しだけ様子を見ると、なんといいサイズのヤマメ数匹とイワナまでいる。しかし、ここでは1時間強投げてみたがリリースサイズのヤマメ1匹と20cmほどのウグイ1匹のみの釣果となった。

今回、実は毛鉤にも挑戦しようと思ってテンカラの道具も用意したのだが、結局ほとんど使わなかった。なんだか使い方がよくわからず、どうも慣れているルアーばかり使ってしまった。一度は惜しかったんだけど。 あと、反省点としては、リールに問題があった。
今回トラウト用にラインを巻き変えて持っていったのは年季の入ったミッチェル(親父に貰ったもの)。味はあるいが、やはりラインが撚れる。ライン自体もちょっと撚れ易い性質だったとは思うが・・・ただ、それ以上に、やはり最近のリールに比べるとベイルへの糸絡みなども多く、魚がヒットした時にベイルがガタついて糸が出てしまい、アワセられなかったことが数回あった。ラインをちゃんと収めるところに収めておけば大丈夫なので注意しとけばいい、と言えばそうだが、 新型のものを使って気を使うことが減るならその方がいい。たぶん、細くて軟らかい糸ではこの問題は起き易いように思えたので、トラウト用に小型のリールを用意したいところだ。

結果的に、3日間でヤマメが5尾、ウグイが1尾、アブラハヤが1尾。すべてスプーンでのヒットとなった。いくつか惜しいバラしもあったし、最後のイワナも釣りたかったが、3日と言えどの日もフルではやってないし、初めての渓流ルアー、初めての単独ヤマメ釣りということを考えればまずまずの成果だ。

それにしても、今回は久々に楽しい釣りだった。やっぱいいなあ、いい環境での釣りは。



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