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■牛乳終了■  ―英雄―  (飛空艇の墓場〜エンディング)

――飛空艇の墓場


どうやらこれが最後の(連続)バトルになるらしい。

飛空艇の残骸の上に佇むヴォルマルフ。
そのヴォルマルフの前には、気を失って横たわっているアルマの姿も。
動かぬアルマを前にブツブツと独り言を呟くヴォルマルフ。

  ヴォルマルフ「…何故だ、何故、ヴァルゴが発動しないのだ?
           この空間に聖天使の魂が漂っている、それは間違いない…。何故だ……。
           アジョラの生まれ変わりではないのか…?…いや、そんなはずはない。確かにヴァルゴは反応した」

その時、ラムザの気配を感じ取るヴォルマルフ。

  ヴォルマルフ「…来たか」
  ラムザ「ヴォルマルフ、そこまでだ!ヴァルゴは発動しない!あきらめて、おとなしくアルマを解放するんだッ!!」
  ヴォルマルフ「いいや、発動するさ…。…が足りないだけなのだ。
          聞こえなかったか…?“血が足りない”と言ったのだ。“血塗られた聖天使”の再臨には多くの血が必要だ…。
          聖アジョラの死後、十数世紀にわたりイヴァリースの大地に多くの血が流されたが、まだ足りぬらしい。
          …仕方ない。 地上へ戻ってもう一暴れしてこようか…。ククク……心配するな。
          その前に貴様たちを“生け贄”にしてやろう…」

ヴォルマルフ、聖石を出してルカヴィ・ハシュマリムに変身。
ルカヴィで唯一見てくれが良いのは仕様ですか?


  ハシュマリム『…我が主、“血塗られた聖天使”よ、ワインよりも濃く灼熱の溶岩よりも熱い“血”を
              その復活のために捧げよう!』

(敵)
統制者ハシュマリム


始まるなり、いきなりストップ状態にされるラムザ・ベイオウーフ・シドの3人(;´Д`)
ちょっと待ってくれ主戦力の3人が使用不能なんてこれは試練ですね!(支離滅裂)
仕方がないので、残った二人(クラウド・ムスタディオ)で攻撃。
二人とも攻撃力は低いのに、何度かポカポカ殴っていたらいつの間にか戦闘終了・・・。


  ハシュマリム『我が主よ…、まだ…まだ目覚めぬのか……』

アルマが気がつき、身を起こします。

  アルマ「う…うう……こ…、ここは……?」
  ラムザ「アルマッ!!」
  アルマ「ラムザ兄さん……?」
  ハシュマリム『ここまできて………邪魔をさせるものか……
           “血塗られた聖天使”よ……我が命を……復活の贄に……捧げようぞ………ッ!!』

自分の腹を両手で貫くハシュマリム。腹と背中から飛び散る鮮血。
腹を貫く音と飛び散る血の描写がイヤにリアルなのはなぜだろう。


ハシュマリムは力尽き、激しい光を出して消滅。その跡に一つ残る聖石。
すると、アルマの身体に異変が。
手がダランと力なく垂れ下がり、髪の毛が白くなってしまいます。



  聖アジョラ『身体を取り戻したぞ……』

アルマの身体は完全にアジョラに乗っ取られてしまったようです。
恐 怖 ! 白 髪  少 女 。

っていうか、男のくせに女性に憑依するなんて変態です。


  ラムザ「アルマーッ!!」


異変はまだ続きます。
今度はアジョラが苦しみだした模様。

  聖アジョラ『うう……、なんだ……、これは………?』
         うぐぐ……
         に…兄さん………助けて……』

  ラムザ「アルマ!!」

  聖アジョラ『ラムザ兄さん……
         やめろ……邪魔をするな……じゃま…を…する…な……ジャ…マ…
         ヲ……スル……!!』




アジョラの体から光がほとばしり、アジョラとアルマが分離します。
服も見事にペアルックです。

  ラムザ「アルマ!! 大丈夫か!!」
  アルマ「……兄さん、私は……大丈夫………早く…アジョラを……倒さなくては……」

  聖アジョラ『ワタシノ…復活ヲ…サマタゲル…ツモリ…カ……ソウハ……サセヌ……
         イデヨ……ワガ…シモベ…ドモヨ……』

アジョラ、自分の周りに4体のアルテマデーモンを召喚。

  聖アジョラ『ワタシノ…復活ヲ…サマタゲル者ハ…何人タリトモ…許シテハ…オカナイ!』

激しい光と衝撃波が発生し、飛空艇の帆を吹き飛しながら
ルカヴィ・聖天使アルテマへと変貌していくアジョラ。



(敵パーティ)
聖天使アルテマ
アルテマデーモン×4


アルマがゲストユニットとしてバトルに参加。敵の攻撃が当たらないところに移動しながら
他のメンバーに補助魔法をかけていくアルマ。かなり便利ですが、特定の戦闘限定というのがなんだか寂しいような・・・。

アルテマデーモンが邪魔なので、まずはそれから攻撃。
ラムザの二刀流やシドの剣技でなら1ターンで倒せる相手だったので、他の3人(ベイオウーフ、クラウド、ムスタディオ)
はアルテマ攻撃に集中、ラムザとシドでアルテマデーモンをズバズバと攻撃。それにしてもクラウドがすぐ死ぬのは如何なものか。
アルテマも容赦ない攻撃を仕掛けてきますが、数ターンで倒せてしまうほど弱かったのが幸いして苦戦することなく勝利。
これで終わりかと思いきや、アルテマの身体に変化が。

  
Nice Bodyアルテマ『バカナ……コンナコトガ……
               ソウカ……貴様ハ……、カツテ…コノ私ヲ倒シタ者ノ…末裔カ……』

え、そんな設定初耳ですが。
        
  アルテマ『負ケヌ……私ハ……負ケヌ……』


一瞬アルテマの姿が消えたかと思うと、激しい閃光や音と共に姿を変えた「聖大天使」アルテマが出現。
遂に骨だけになってしまいました。余 計 に 弱 そ う で す 。

ここまで変わられちゃ、男か女かなんて判別できないわな!(棒読み)



  
Perfect Bodyアルテマ『貴様タチヲ…殺シテヤル!!』

(敵)
聖大天使アルテマ


敵はアルテマ一体のみなので、ひたすらボコっていきました。
するとアルテマ、一旦逃げたあとチャージ開始。かなり攻撃範囲が広そうなので
慌ててその範囲から逃げようとするも遅く「完全アルテマ」なるものを発動。
「完全って何よ」とツッコミを入れる暇もなく、船をも包み込んだド派手なエフェクトと共にラムザ達大ダメージ。
ラムザが使うしょぼいアルテマとは月とスッポンの差です。
技のダメージはでかいものの、形態変化前のアルテマと同様HPが異常に低いので
これまたアッサリと勝てました。

  アルテマ『モット……チカラヲ………』 
えっ、3段変化ですか!?

一瞬ビクっとしましたが肩透かしだったようで、これで終わったみたいです。
アルテマの身体が崩壊し始め、飛空艇の残骸とラムザ達を巻き込んで大爆発。







チャラララタ〜タッタ〜タタタタ〜♪
ピャララ〜ララ〜ララ〜〜♪
(やけに豪華な戦闘終了BGM)




・・・・・・・・・・・・



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・







・・・うぇえ!? ちょっと待てー!!
ラ ム ザ 達 は ど う な っ た ん だ ー !!!(遅)








このままエンドロールに入ってしまうんじゃないかとハラハラしていましたが、どうやらまだあるようです。



場面は墓地らしき場所へ。
え、もしかしてラムザ達、あの爆発で
木っ端微塵?


  神父「…大いなる父の祝福を受け、汝の肉体は大地へ戻らん。
     願わくば聖アジョラの御加護によりアルマ・ベオルブの魂を至福の地へ導きたまえ……、ファーラム…」

  一同「…ファーラム」

  弔問客「…まだ若いのに。残念なことだ」

  弔問客「兄妹が皆、逝ってしまったなんて…」

  弔問客「…末弟のラムザは墓にも入れないとか。嘆かわしいことだ…」

  弔問客「三百年続いたベオルブ家もこれでおしまいね…」

弔問客達が全員墓を去ると、別の道からオーラン、そしてバルマウフラ(!)が出てきます。
やはりバルマウフラは生きていた模様ヽ(´ー`)ノ

  オーラン「…遅くなったな、ラムザ…、アルマ…。
       もっと早く会いにこようと思っていたんだけど人目が厳しかったんでね…」

墓の前に進んで花を捧げるバルマウフラ。

  オーラン「ディリータはオヴェリアと結婚したんだ…。平民出の若者が混乱した畏国に平和をもたらし、
        ついにはプリンセスと結ばれて新たな国王となる…。何百年も民衆の間で語り継がれる英雄譚(えいゆうたん)の誕生だ…。
        ディリータはおまえが言ったように、根はいいヤツなのかもしれない…。
        彼女がミュロンドの刺客とバレた時…あいつは彼女を殺したように見せかけて城外へ逃がしたんだ…。
        ヴォルマルフに利用されている彼女に自分の姿を重ねたんだろうな…。

バルマウフラ、来た方向を指で差して「帰らないか」みたいな合図をします。つか喋らないか。
オーランがそれに頷くと、バルマウフラは一足先に墓を去ります。

  オーラン「義父上は……、義父上は勇敢に戦って死んだのか?…また、来るよ。じゃあな……
        …本当に死んじまったのか?…オレにはまだおまえたちが死んだなんて信じられないよ。
        だって…、そうだろ…?」

オーランが立ち去ろうとしたその時、ラムザとアルマが仲良くチョコボに乗って登場。
ところで他のメンバーはどうしたんですか?
クラウド、元の世界に戻ることなく殉職疑惑。

  オーラン「!!」 
こっちも驚きたい気分です。(いろんな意味で)

しかし何しに来たのかラムザとアルマ、オーランを無視して行ってしまいます。
自分らの墓でも見に来たんでしょうか。
ラムザ「おおっ、アルマの墓ができてるよ!僕のはないのかな?(笑)」
アルマ「異端者なんだからあるわけないじゃない!(嘲笑)でも兄さん、オーランに挨拶しなくてよかったの?」
ラムザ「オーラン?誰だっけそれ」

↑みたいな会話が聞こえそうです。

  オーラン「待ってくれ!ラムザッ!アルマッ!」

ラムザが去った後、オーランが戻ってくるのが遅くて腹が立ったのかバルマウフラが戻ってきます。
バルマウフラに、興奮して「…生きていたんだ! 生きていたんだよッ!」と伝えるオーラン。
そして、オーランとバルマウフラはラムザ達が去っていった方を向き・・・、


  オーラン「…ありがとう」












Since then,
no one has caught sight of the two.


――その後
二人の姿を見た者はいない…




Orlan Durai reminisces in such a manner…

後にオーラン・デュライはこう述懐している…



Where does one find good fortune?
What possesses then to live for the present?
What treasures will they leave behind?


人間は何に幸福を見いだすのだろうか?
何のために今を生きるのだろうか?
そして、何を残せるだろうか?




The only thing certain is that
he is the hero, indeed.


ただ、わかることは――
彼こそが真の勇者であった…




Years later,
Orlan Durai collected his experiences over
a period of 5 years into a single syllabus.


後日、オーラン・デュライは自分が見聞きした出来事を
五年もの歳月をかけてまとめあげた…




This collection known as the“Durai papers”
meeting during which the new possessor of
the throne was to be selected,


執筆された“デュライ白書”は翌年――
新たな教皇を選出する
クレメンス公会議の場で公開されるが




but the church which feared public
disclosure of the truth decided to
arrest Durai and burn him at the stake
for the crime of heresy.


真相の暴露を恐れた教会は
その場でオーランを逮捕すると
“異端者”として火刑に処した…




The retrieved Durai papers were then
confiscated by the church for several
hundred years.


その後、回収された“デュライ白書”は――
数百年もの間
教会の手により隠匿されることになる…




But I have uncovered the truth…
Let me now revive his honor.
Let his way of life be absorbed by
the next generation.


しかし、私は真実を知ることができた…
今こそ彼の名誉を回復しよう…
彼の生きざまを若い世代に伝えるためにも…





Author of the Brave Story,
Alazlum Durai

ブレイブストーリー著者
アラズラム・デュライ







そしてエンドロールへ。

しかし、エンドロールが終わってゲーム終了と思いきや、まだ続きが・・・。
かなり間があったので、危うくリセットしそうになりました。















  「やっぱりここにいたんだな。みんな探していたぞ」


オヴェリアの前に歩み寄り、マントに隠していた花束を差し出すディリータ―――


  「ほら、今日はおまえの誕生日だろ?この花束を…」






ドッ






振り向きざまにナイフでディリータの腹を刺すオヴェリア。
ディリータの手から落ちる花束―――


  「オ…、オヴェリア…?」


  「…そうやって、みんなを利用して!…ラムザのように、いつか私も見殺しにするのね……!」


ディリータ、腹に刺さったナイフを引き抜くと
その刃をオヴェリアの方へ向け






ドスッ










地面に倒れ伏すオヴェリア―――





虚空を見上げるディリータ―――










  「…ラムザ おまえは何を手に入れた?


オレは……」



















THE END






















【感想?】

とりあえず先に言わせてください。

最  後  の  鬱  展  開  は  何  ?
えーちょっと待ってーうわーいきなり刺すなよっていうか刺し返すなよっていうか3日ほど寝込みそうになりました。
エンドロールが出る辺りまで何となくハッピーエンドな雰囲気だったのに、最期のワンシーンで
ここまで気分が逆転するとは思いませんでした。さすがFFT、予想が付かないことをしてくれる(棒読み)

初めてプレイしたシミュレーションRPGですが、ここまで楽しいものとは思いませんでした。
やりこみに関してはまだ中途半端な部分が多いので、プレイ日記が終わってもFFTはちょくちょくやり続けます。
長い間付きあって読んでくださった方、有難うございました!



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