(ゼイレキレの滝での戦闘中の会話)
ラムザ「ディリータ!生きていたのか、ディリータ!」
ディリータ「こんなところで再会するとはな!あいかわらず兄キたちの言いなりか?」
ラムザ「ばかな!僕は何も知らない!こんな計画なんて知りもしない!それより、ディリータ、きみこそ兄さんたちの計画に加担しているのか!?」
ディリータ「冗談を言うな!オレはお姫さまを助けに来たのさ!お姫さまを利用しようというやつらの手から、お姫さまを自由にするためにな!!」
ガフガリオン「ウソを言うんじゃねぇ!おまえも雇われたンだろ?金のために王女誘拐という仕事を請け負ったんだろ!今さらシラを切るんじゃねぇッ!!」
ディリータ「貴様と一緒にするな!金のためにやっているわけではない!」
ガフガリオン「じゃ、誰だ?オレの仕事の邪魔をするヤツは?計画をかぎつけたガキが正義感に駆られて王女を救出しに来たとでもいのうかッ!?おまえは誰に雇われている?
誰からこの計画を聞いた?言えッ!」
ディリータ「それは貴様の知るところではない!」
オヴェリア「貴方は何者なの?味方、それとも敵?」
ディリータ「あなたと同じ人間さ!」
アグリアス「オヴェリア様ッ!今、お助けいたしますッ!!」
ガフガリオン「そうはさせるか!」
アグリアス「自分が何をしようとしているのか貴様は分かっているのかッ!?オヴェリア様は養女といえども王家の血筋。そのような方を貴様は手にかけようというのだぞッ!」
ガフガリオン「ああ、わかっているさ!よぉく、わかっているとも!王女といえども邪魔なら排除される!それが頂点に立つ“王家の血筋”ってヤツなンだろ?」
アグリアス「貴様ッ、オヴェリア様を愚弄するか!」
ガフガリオン「邪魔なら殺される・・・、オレたち平民と変わらんってことさ!違うのは、おまえのような頭の固いヤツが何も考えずに忠誠を誓うってことぐらいか!!生きていたって、
頂点に立たない限り利用されるだけなンだ。だったら今、殺されたほうがマシだぜッ!」
アグリアス「ならば、私が護ってみせる!!」
ラムザ「あなたはこの計画を知っていたのか!何故、こんな汚い仕事をッ!!」
ガフガリオン「汚いだと?金を稼ぐのに綺麗もクソもあるか!オレはプロの傭兵なンだぞ!請け負った内容はどんな内容でもやり遂げる。それがプロってもンだ!」
ラムザ「何故、僕に話してくれなかった!どうしてッ!!」
ガフガリオン「話したらどうした?オレを止めたか?オレたちがやらなくても誰かがこの仕事を請け負うンだ!わかるか!おまえの知らないところで誰かが死ぬんだ!それが現実だ!
おまえは、おまえの知らないところで起きていることを止められるとでもいうのか!?」
ラムザ「しかし・・・、しかし、こんなこと、許されるっていうのか!」
ガフガリオン「“しかし”って言うンじゃねぇ!お前は“現実”から目を背け、逃げているだけの子供なンだよ!それがイヤなら自分の足で誰にも頼らずに歩けッ!
独りで生きてみせろッ!!それができないうちはオレにでかい口をきくンじゃねぇッ!」
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