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+++FE トラキア776 会話集+++


第23章 魔王の城


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■ワールドマップ上



トラキア大河をこえたリーフたちは
そのまま一気にマンスターを目指す

一方マンスターでは、リーフたちの動きに
呼応して、市民たちが次々と脱出をはかり

それを支援するセティ率いる『マギ団』と
阻止しようとするマンスター軍の間で

連日、激しい戦いがくりひろげられていた



第23章 魔王の城



■オープニング



※マギ団側



(女性)

セティ様
最後のアジトもレイドリックに
見つかってしまいました

このままでは子供たちが・・・

(セティ)

私が連れて逃げることが
できればよいのだが

それでは反乱の指揮をとるものが
いなくなってしまう
誰か信頼できる者がいればよいのだが・・・

(サイアス)
そのお役目、私がしましょうか?

(セティ)
だれだ!・・・
おまえは何者だ!?

(サイアス)
ただの通りすがりのものですが
お話は聞かせていただきました

子どもたちを城外に
ひなんさせたいのなら
私がお手伝いしましょうか?

それとも私は信用できませんか?

(セティ)

いや・・・
あなたは優しい風に包まれている

悪意のある方ではないようだが
あなたは何者なのです?
見たところ、帝国の司祭のようだが・・・

(サイアス)
残念だが、今は何も申せません
だが、信用していただけるなら
子供達は私が守りましょう

(セティ)

わかりました・・・
では、お願いします
それともうひとつ、この剣をどうか・・・

(サイアス)
剣?・・・

これは『ブラギの剣』ですね
城内にあるとは聞いてましたが
よく手に入れることができましたね

(セティ)
ええ、レイドリックは
『ロプトの剣』で守られている

この剣でなければ
やつを倒すことはできないのです

(サイアス)
なるほど・・・
それで私にどうしろと?

(セティ)
この剣は聖戦士の血を持つ
剣士にしか使えません

この城に向かっているという
解放軍のリーフ王子に
たくしてほしいのです

(サイアス)
わかりました
もし会うことがかなえば
渡しておきましょう

(セティ)

よろしくお願いします

あっ・・・司祭!
せめてお名前を・・・

(サイアス)
これは失礼しました
ヴェルトマーの
サイアスと申します・・・



※敵軍側



(レイドリック)
なにっ、このマンスターから
逃げ出しているものたちがおるだと!

(部下)
はっ
どうやらマギ団の手のものが
ひそかに子供たちを逃がしているようです

(レイドリック)
おのれ
子供は帝国にささげねばならぬ
大切なシロモノだというに・・・

ファーデン
このさいだ
逃げる子供たちを始末してしまえ

城に残っている市民どもに
逃げ出せばどういうことになるのか
見せつけてやるのだ

(ファーデン)

おまかせください

(アルファン)
レイドリック卿
お呼びとうかがいましたが・・・

(レイドリック)
アルファンか
お前はマンスター城の城門を守れ

レンスターのこせがれが
マンスターめがけて
進軍していると聞く

それに
城内におるマギ団の連中も侮れん

いずれにせよ
やつらに城門を渡してはならん
よいな!

(アルファン)

はい
では早速城門の守りにつきます



※自軍側



(リーフ)
いよいよマンスターだな

(アウグスト)
・・・どうやらマンスターでは
マギ団とマンスター軍の間で
こぜりあいが続いている様子

以前よりは勢力が衰えているとはいえ
マンスター軍はいぜん強力です

マギ団の助けがなければ
攻略は不可能でしょう

・・・おや
そのマンスターでなにやら動きが・・・

どうやら
子供たちが逃げ出してきたようですな

(リーフ)
なんだって!
すぐに助け出そう!



■敵軍2ターン目



[アルテナ]
コルータ
マンスターの様子はどうか?

(コルータ)
今のところ大きな動きはありませんな
しかし、われらの情報が正しければ
近日中にも大きな動きがあるはず

そのチャンスをみはからって
一気に・・・

(アルテナ)
しかし、そのために
市民を巻き込むというのは・・・

帝国の手から
マンスターが解放されれば
それはそれでわが国の利になること

それならそれで
よいのではないか?

(コルータ)

はあ・・・
しかし
これは陛下のご命令ですので・・・

(アルテナ)
・・・父上は
私がなんとか説得してみよう

(アルテナ消える)

(コルータ)
アルテナ様はお甘い・・・
マンスターを手に入れるには
今が最高のチャンスなのだ▼↓

陛下も王女殿下にはお甘いが
今回のことではさすがに
耳をお貸しにならぬと聞く

ここは、そのまま
陛下の命令にしたがって動くのが
一番だな・・・


■敵軍3ターン目



(兵士)
およびでございますか
アルファン様

(アルファン)

おい
わしの魔道書が見つからぬのだ
ちょっと探してこい

(兵士)

えっ、またですか・・・

(アルファン)

なんじゃ?
今、何か言ったか?

(兵士)

いえ、なにも・・・
して、今度は何の魔道書です?

(アルファン)

・・・ポイズンという魔道書じゃ
あれがないと遠くの敵を攻撃できぬ

(兵士)
わかりました
探してまいりますのでお待ちください

この前より見つかりやすい場所に
あればいいんだが・・・


■敵軍5ターン目



(兵士)
アルファン様
見つかりましたぞ!

(アルファン)

本当か! でかした!

(アルファン)

見ておれ反乱軍め
この魔法の恐ろしさを
思い知らしてやる!

(兵士)

その前に魔道書くらい
ちゃんと片付けとけってんだ・・・


■トラキア軍が登場しており、リーフ軍が城に
  近づいて待機後の敵軍フェイズ




(コルータ)
むっ!
どうやらマンスターで
大きな動きがあったようだ

チャンスです!
われらは
これよりマンスターへ攻めこみます

(アルテナ)
待て!
今、マンスターに攻めこめば
市民までまきこむことになる

私がなんとか
降伏するよう説得を・・・

(コルータ)

これは国王陛下のご命令です!
王女殿下といえど口出しご無用!

(アルテナ)

指揮官は私だ!

(コルータ)
この部隊は私の部隊です!
それにアルテナ様がどう言おうと攻撃を
ゆるめてはならぬと陛下のご命令です!

(アルテナ)

なっ・・・

(コルータ)

・・・おいやなら
ここに残って見ておられればよい

(コルータ)
全軍、行くぞ!

(アルテナ)
コルータ! 待て! コルータ!

なんとか父上を説得して
攻撃を中止させねば・・・


■リーフ軍が城に近づいており、アルファンが
  生存している場合




(アルファン]

むうっ!
なんだ貴様は!

(セティ)

私はマギ団のセティだ
マンスターは城内の一部をのぞいて
わがマギ団が制圧した

おとなしくわれわれに降伏すれば
命は保障するが・・・

(アルファン)
ふざけるなっ!
そんなたわごと、誰が信じるか!

(戦闘画面になり、セティがフォルセティでアルファンを撃破)

(セティが城門で待機)


■会話 リーフ→セティ



(リーフ)
あなたは?・・・
勇者セティ!?

(セティ)
リーフ王子!?・・・
やっと来てくれたのか!

(リーフ)
おそくなって申し訳ありません

セティ王子には
助けていただいたお礼も
まだ申し上げていないのに・・・

(セティ)
そんなことはいいが
私が王子だとなぜ知っている?
あっ、カリンから聞いたのか?

(リーフ)

はい
本当ならば何をおいても
国へ戻らねばならないのに

マンスターの人々を守るために
やむなく残られたのだと聞きました

ぼくがふがいないばかりに
本当に申し訳ありません

(セティ)

王子がわびることではないさ

もっとはやく
解放するつもりだったが

このフォルセティをもってしても
レイドリックの『ロプトの剣』は
やぶれなかった

そのために、救わねばならぬ
多くの者を失ってしまったのだ

すべては私の力がいたらぬゆえ・・・
王子の責任などではない

(リーフ)
いえ・・・
ぼくはあなたがうらやましい

勇者とよばれるそのお力は
まさしく聖戦士セティのもの
ぼくにはそんな力はありません

ぼくは・・・
セリス公子やあなたとはちがう

ぼくは・・・
聖戦士ではないのです・・・

(セティ)

リーフ王子?・・・
いったい何を言っている!?

聖戦士とはいったい何だ?
単に神器を受け継ぐ者のことか
そうではないだろう

かつてこのユグドラルは
数百年のながきにわたり

暗黒神ロプトウスを信仰する
悪の帝国に支配されていた

その支配から人々を救い出した者達
それが聖戦士とよばれた英雄たちだ

リーフ王子はその戦いを
もう一年にわたって続けている
苦しく困難な戦いだったろう

だが人々を救うために
王子はこの聖戦を戦ってきたのだ

私は、セリス公子や私が
きみよりえらいとは思わない

いちばん年下だったきみが
もっとも困難な中で成長し
誰よりも長く戦ってきた

それが聖戦士でなくして
いったい何だというのだ!

リーフ王子
もっと自信を持て!

きみはまぎれもなく
ノヴァの意志をつぐ聖戦士なんだ!

(リーフ)
セティ王子・・・
ありがとうございます

セリス公子やあなたにお会いして
その大きさのちがいに圧倒されて
それでつい弱気に・・・

ぼくはまだまだ
子どもなのかも知れません

(セティ)

そんなことはないさ
それとも、私は子どもに
助けられたとでも言うのか

(リーフ)
あっ・・・
いえ、そんなことは・・・

(セティ)

ははは・・・
いや、冗談を言っている
場合ではなかったな

レイドリックのことだが
城内のかたすみに
追いつめることはできた

だがヤツは子供を人質にして
たてこもっている

マギ団は
市街の制圧に手いっぱいで
戦えるほどの余力は残っていない

リーフ王子
力を貸してもらえるな?

(リーフ)
もちろんです!
レイドリックはぼくにとっても憎い敵

あなたとともに戦えるなら
これほど
うれしいことはありません

(セティ)
そうか
さすがはレンスターの王子だ
私もたのしみにしているぞ!


■会話 リーフ→サイアス



(リーフ)
司祭!?
あなたが子供達を?

(サイアス)

ええ
マギ団のセティどのに頼まれました

助けていただき
ありがとうございます

(リーフ)
いえ
礼を言うのはぼくの方です
よく子供達を助けてくださいました

あとは私達に任せて
司祭は安全な場所へお下がりください

(サイアス)

はい・・・
初めてお目にかかりますが
あなたはリーフ王子ですね

(リーフ)
ええ、そうですが
どうしてそれが・・・

(サイアス)

やはり・・・
ではこの剣をお受け取りください

これは『ブラギの剣』といい
レイドリックと戦うためには
なくてはならないものです

(リーフ)
これを?
ぼくに・・・

(サイアス)

はい
セティどのから
あなたに渡すようにと・・・

この剣は聖戦士の血を持つものしか
あつかえぬ聖剣です

しかしセティどのは剣が使えぬゆえ
あなたに託されたのでしょう

(リーフ)
聖剣・・・
これがブラギの聖剣!・・・

わかりました
レイドリックを倒すための剣とあれば
願ってもないことです

司祭様
感謝いたします

(サイアス)

次なる戦いでは
どうぞお忘れなきように・・・
ではリーフどの、また後ほど・・・

ブラギの剣をてにいれた


■セティが死亡した場合(捕縛され、マップ画面外へも含む)



(リーフ)
なにっ、マギ団が全滅しただって?

(アウグスト)

リーダーを失ったマギ団は総崩れとなり
マンスターはトラキアにより
制圧されたようです

マギ団の協力がなければ
われらのマンスター攻略は
不可能です・・・


Fin・・・(ゲームオーバーになる)


■民家1



(女性)
解放軍のみなさん
どうか私たちを
帝国から救ってください!

これ、きずぐすりです
みなさんのお役に立てれば
いいんですけど・・・

きずぐすりをてにいれた


■民家2



(おじいさん)
マンスターに攻めこみなさるか
では、このせいすいを
もっていきなされ

マンスターはロプトの僧でいっぱいじゃ
用心にこしたことはないて

せいすいをてにいれた


■民家3



(おばさん)
マンスターから逃げ出した人たち
大丈夫かしらね
無事に逃げれればいいんだけど
あなた
このリブローの杖をあげるからさ
あぶなくなったら助けてあげてよ

リブローをてにいれた


■民家4



(おじいさん)
レイドリックを侮ってはならぬぞ

あの男はロプト教団を味方につけ
『ロプトの剣』といわれる
恐ろしい剣を持っておる

あの剣を相手にして
まともに戦っては勝ち目はないぞ

以前なら
それに対抗できる剣が
城にあったのじゃが・・・

それも今は
どこぞに失われたという話じゃ


■民家5



(おじいさん)
闇の力は恐ろしい・・・
生きとし生けるものを石に変えてしまう
力があるからの

じゃが、伝承によれば
石になったものを元に戻す力も
また、闇にはあるということじゃ

もっとも
そのためには特別な力を持つ
杖が必要らしいがの


■コルータ初戦時



(コルータ)
ふふふ・・・
悪いが、死んでもらうぞ


■コルータ撃破時



(コルータ)
・・・トラキアに
・・・栄光あれ!
・・・ぐふっ


■コルータ解放時



(コルータ)

・・・次はこうはいかん
助けたことを
必ず後悔させてやる!


■アルファン初戦時



(アルファン)

な、なんと
このような
ところにまで・・・


■アルファン撃破時



(アルファン)

ぐわっ・・・
まだ・・・
死にとうない・・・


■アルファン解放時



(アルファン)

助けてくれるのか!
そうか
ありがたい・・・


■ファーデン初戦時



(ファーデン)

反乱軍かっ!
われらがマンスター軍の力
思い知らせてやる!


■ファーデン撃破時



(ファーデン)

うぐっ・・・
こんなはずでは・・・


■ファーデン解放時



(ファーデン)

すまん、恩にきる・・・


■制圧後



(アウグスト)
リーフ王子、なんとか城門に
たどりつくことはできましたが
これからどのように?

(リーフ)

市街は
マギ団が制圧したそうだから
心配はないが

レイドリックは子供達を人質にして
王宮に逃げ込んだらしい
あいかわらずひきょうなやつだ

(アウグスト)
レイドリックはロプトの魔剣によって
守られているそうです
もし事実なら対策を考えねばなりません



※ブラギの剣を手に入れた場合



(リーフ)
そのことなら大丈夫だ
城内から逃げのびてきた司祭から
剣をあずかった

『ロプトの剣』と対をなす
『ブラギの剣』とよばれるものらしい

その剣ならばロプトの剣とも
ごかくに戦えると言っていた

(アウグスト)
ふむ・・・
それはよかったですな

では次なる戦いにおいては
『ブラギの剣』は
必ず王子が装備なさいますように!



※ブラギの剣を手に入れていない場合



(アウグスト)
リーフ様
このまま進むのは
無謀ではありませんか?

(リーフ)

ではアウグストは
どうしろというのだ?

(アウグスト)
もう一度考えてみるのです

何か大事なことを忘れていないか
大事なものを失ってはいないか

城内に進むのは
それからでも
おそくはありませぬぞ



◆ブラギの剣を手に入れていなかった場合で、
  サイアスが生存している時のみ会話が追加



(サイアス)
そのことならご心配はいりません
セティどのから
この剣をあずかっております

聖戦士の血をもつリーフどのなら
使いこなせることでしょう

(リーフ)

この剣は?

(サイアス)
『ロプトの剣』と対をなす
『ブラギの剣』とよばれるもの

この剣ならばロプトの剣とも
ごかくに戦えるでしょう

(リーフ)

ブラギの聖剣・・・
なんと見事な剣なんだ!
サイアス司祭、感謝いたします

(サイアス)
礼はセティどのに
私はただ
おあずかりしていただけです

(リーフ)

はい・・・



※以下、サイアスが生存している場合



(リーフ)
ところで司祭はこれから
どうされるのですか?

(サイアス)
私にはもう帰る場所はありません
ただ・・・ひとつだけ
やりのこしたことがあります

その神託をえるために
ブラギの塔へ行くつもりです

(リーフ)
・・・事情を聞いても
話してはくれないのですね

(サイアス)
はい
今はまだなにも・・・

(リーフ)

司祭、もし急ぐ旅でないなら
もう少しだけ私たちにお力を
貸していただけませんか?

私たちにはあなたが必要なのです



※セティが仲間になっている場合



(サイアス)
申し訳ありませんが
今はその気にはなれません

リーフどの
あなたのご武運を
遠くブラギの塔よりお祈りしております

それでは、私はこれで・・・



→NEXT 第24章 「黒衣の男爵」



※セティが仲間にしなかった場合



(サイアス)
レイドリックを倒すために?・・・

・・・・・・わかりました

これも神のご意志となれば
やむをえません

いましばらく
とどまることにいたしましょう



→NEXT 第24章 「黒衣の男爵」

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