+++FE聖戦の系譜 会話集+++
第八章 トラキアの竜騎士
■ワールドマップ上
トラキア半島は二つの顔を持っている。
北半島は豊かな大草原に
多くの小王国が分立し、
南半島は険しい山々と不毛の大地に
竜騎士で知られるトラキア王国がある。
蛮勇をもって知られるトラキアは、
北の豊かな土地を手にいれるため
過去より何度も侵入をくり返してきたが
レンスター王家の抵抗によって
失敗をくりかえしてきた。
イード砂漠でレンスター軍を壊滅させ、
ようやく野望は達成されたかに見えたが
フリージ家のブルーム公子が
大軍をもってこの地方を制圧、
以後、北トラキア王国として
帝国の支配下におかれたのである。
それから十数年、
野心家のトラバント王も
帝国の武力の前には
なんら手出しのしようもなく、
不思議な平和が保たれていた。
しかし、
解放軍による王都アルスターの制圧は
この地方の微妙なバランスに
変化を与えた。
アルスター城、レンスター城は
セリスの解放軍が支配し、
コノート城ではアルスターから
落ち延びたブルーム王が兵を集め、
マンスター城では雷神の異名で知られる
イシュタル王女が、
トラキアに対する守りを固め、
トラキア領ミーズでは
国王トラバントが、
前線司令官のマイコフ将軍とともに、
不気味な沈黙を守っていた
人々の願いはただ一つ、
この地方が
再びレンスター王家の支配に戻ること。
そして、戦いの幕は上がった。
第八章 トラキアの竜騎士
■オープニング
(橋の前後を守るコノート兵が配置につく)
※コノート城
(ブルーム)
くそっ、反乱軍のヤツらめ
いいきになりおって
ヴァンパよ、おまえたちまで
逃げ帰るとは、みそこなったぞ
(ヴァンパ)
はっ、申し訳ございません
ですが、もうご心配にはおよびません
すでに
ムハマド将軍の軍団はアルスターに、
オーヴォ将軍の騎士団は
レンスターに向けて進撃しており、
われわれも、いまから出撃いたします
(ブルーム)
そうか・・・頼んだぞ
ところで、トラキアのトラバント王は
どうした、まだ救援にはこないのか
(ヴァンパ)
はい、何度も援軍の要請を
出しているのですが・・・
(ブルーム)
くっ・・・やつめ、
いったいどういうつもりだ
(ヴァンパ)
トラバント王は野心家です
信用するのは危険かと・・・
(ブルーム)
そうだな
ヤツの力をかりずとも
反乱軍の制圧はできる
ヴァンパ、フェトラ、エリウ、出ろ
こんどこそ、ヤツらの首をあげてこい!
(ヴァンパ)
はっ、かならずや!
(ヴァンパ三姉妹出現)
(コノート城守備兵出現)
(ブルームがコノート城の守備に上がる)
※マンスター城
(市民・おじさん)
セティ様、一体いつになったら
マンスターは我々の手に戻るのですか
ブルーム王の支配に苦しめられ
私たちはもう限界です!
(セティ)
希望をすててはだめです
セリス様の解放軍は
すぐそこまで来ている
あと少しのがまんだと
皆に伝えてください
きっと自由はきます
私を信じて下さい!
※ミーズ城
(アリオーン)
父上、ブルーム王が
救援をもとめてきました
帝国は反乱軍に、
レンスター城、アルスター城を
奪われたようです
(トラバント)
セリスとかいう、
シグルドの小せがれか・・・
あんな子供相手に苦戦するとは、
ブルームもおいぼれたか
アリオーンよ、ヤツらなどほおっておけ
帝国軍と反乱軍を戦わせておいて、
両者が弱ったところを、
我がトラキア軍が叩く
(アリオーン)
やはり・・・
そうではないかと思っていました
父上はまだあのときのことを・・・
(トラバント)
忘れてたまるか!
レンスターの騎士団を砂漠にほうむり、
ようやくトラキア半島の制圧を
なしえたかと思ったのに、
ブルームのヤツがよこどりしおった
あのときの腹立たしさは、今も忘れぬ
(アリオーン)
グランベルと正面から戦えるほど、
われらには力がない
・・・父上のおきもち、おさっしします
(トラバント)
トラキア半島の統一はわれらが悲願
民をまずしさから救うためには
北の豊かな土地が必要なのだ
われらがハイエナとさげすまれ、
それでもなお他国に雇われて
戦ってきたのは、
それしか生きる道がなかったから
アリオーン、俺は長い間がまんしてきた
だが、いまこそ立ち上がるときだ
トラキアの運命は、
この一戦で決まるとおもえ
(アリオーン)
はっ・・・
※アルスター城
(レヴィン)
セリス、なにやら雲行きが怪しいな
レンスターの守りは大丈夫か
(セリス)
けっして十分だとはいえません
援軍を出すべきでしょうか
(レヴィン)
うむ、コノートのブルーム王もこのまま
手をこまねいてはいないだろう
それに、マンスターの市民たちも
助けを求めているという
軍事行動は早い方がよい
(セリス)
わかりました
ただちに出撃いたしましょう
(リーフ、フィン、ナンナがレンスター城へ出撃)
■会話 ユリア→セリス
※イシュタルがいなくなると発生しない
(ユリア)
セリス様・・・
(セリス)
ユリア? どうしたんだ?
(ユリア)
なんだか恐ろしいのです
このあたりには
邪悪な気配がただよっている気がします
(セリス)
えっ? どういうことだ?
(ユリア)
・・・・・・セリス、気をつけなさい・・・
イシュタルは恐ろしい敵・・・
戦ってはなりません・・・
(セリス)
ユリア!? ・・・どうした!!
(ユリア)
ハッ・・・わたし・・・いったい何を・・・
(セリス)
ユリア・・・きみは・・・
(セリスのLUK+1)
■会話 アーサー(アミッド)→フィー(フェミナ)
(アーサー)
フィー、気を付けろよ
空を飛べるからって
一人で行っちゃダメだ
(フィー)
あら、アーサー
心配してくれてるの?
(アーサー)
ま・・・まあな・・・
(フィー)
ふーん・・・
アーサーって
他人には関心ない人だと思ってたのに
やさしいところもあるんだ
少しだけ見直しちゃった
(アーサー)
フィーは特別だからな・・・
(フィー)
えっ・・・?
(アーサー)
とにかく、あまり危ないことはするな!
じゃあな・・・
(フィー)
アーサー・・・
(フィーのMHP+3)
■会話 フィン→リーフ
(フィン)
リーフ王子、
私達にはこの地方を守る義務があります
苦しい戦いになるでしょうが
ご辛抱下さい
(リーフ)
わかっているさ
私はこの日が来るのを
ずっと、ゆめ見ていた
ブルーム王の圧政から人々を救い
トラキア半島に平和を取り戻すことは
亡き父上の遺志でもある
たとえ戦場のつゆと消えようとも
悔いはないさ
(フィン)
リーフ様、
やがては王にもなろうという方が、
そんな軽はずみな事をいっては
なりません!
(リーフ)
そうだったな、すまない
おまえは帝国のきびしい追求の中で
幼かった私を守り育ててくれた
自分はたべずとも、
私にはひもじい思いはさせなかった
それがどんなに大変な事か
今になって、ようやくわかるよ
フィン、本当に感謝しているんだ
(フィン)
リーフ様、
戦乱にあけくれたトラキア半島の統一は
お父上が生涯のゆめとされた事です
どうかお父上のご遺志をお継ぎ下さい
それができる方は
もはや王子しかおられないのです
(リーフのSTR+3)
■フィーの独り言
※セティが仲間になる前、アルスター城南東の山中に待機
(フィー)
ふー、ずいぶん高い所まで来たわね
お兄ちゃんはどこにいるのかしら?
マーニャ、大丈夫? まだ飛べる?
お前にはシレジアの英雄と呼ばれている
おばさまの名前がついてるんだもの
これくらいじゃ、へこたれないわよね
平和になったら
一緒にシレジアへ帰ろうね
それとも・・フフ、
誰かステキな人の所へでも
およめに行こうかしら
どちらにしても、
もう少しがんばらなくっちゃね!
■リンダとジェイク
※リンダが山間の森に待機
(ジェイク)
おおっ人間だ! 助かった!!
(リンダ)
どうしたの?
(ジェイク)
ああ、解放軍に加えてもらおうと思って
旅に出たんだが、道に迷ってしまって・・・
あんた、どうしてこんな山の中に?
(リンダ)
わたしはセリス様と共に
平和のために戦ってるのよ
(ジェイク)
じゃあ、あんた解放軍の人なのかい!
ハハハ! こんなところで
解放軍に会えるなんて・・・
なさけない話だが、
おじけづいて
村へ帰ろうと思ってたところなんだ
恋人のアンナも心配してるだろうし・・・
(リンダ)
そう・・・、
いっしょに戦えたらよかったのに・・・
(ジェイク)
まあ俺はシューターで
ほとんど身動きとれねえから
仲間に入れてもらってても
足をひっぱるだけだっただろうしな
そうだ、
あんたの名前を教えてくれるかい?
(リンダ)
わたしはリンダ
(ジェイク)
リンダ?
どこかできいた名だな・・・・・
まぁいいや、
あんたにこのまよけをやるよ
俺にはもう必要ないからな
(リンダ)
ありがとう・・・
(ジェイク)
じゃあな、がんばりなよ
あんたにナーガのご加護のあらんことを!
(リンダのMDF+3)
■アミッドとジェイク
※リンダのイベント後、アミッドが別の森に待機
(ジェイク)
おおっ人間だ! 助かった!!
(アミッド)
どうしたんです?
(ジェイク)
話せば長くなるんだが
いろいろあってな
道に迷ってるところを
解放軍のリンダっていう子に
助けてもらったんだが、
なさけない事に
またこうして道に迷ってるんだ
(アミッド)
そうですか、リンダは私の妹です
私はアミッド
私に出来る事があればお助けしましょう
(ジェイク)
じゃあ、あんた
リンダちゃんのお兄さんなのかい!
ハハハ! こんなところで会うなんて
・・・なさけない・・・
(アミッド)
そう落ちこまないで、もう大丈夫、
しばらく私と一緒に行きましょう
敵が現れたら私の後ろに隠れて下さい
(ジェイク)
・・・あんた、いいひとだな・・・
しかも兄妹そろって・・・
(アミッド)
困った時は、おたがいさまですよ
(ジェイク)
・・・いい人だ、あんたいい人だぁ・・・
あんたにも、このまよけをやるよ
実はもしもって時の為に
もうひとつ持ってたんだ・・・、へへっ
(アミッド)
そうですか、
ありがたくもらっておきます
(ジェイク)
よーし、俺も帰ったら
アンナと一緒に
あんたらみたいな子供をつくるぞ!
(アミッド)
その前に、この山をこえなくてはね、
さあ行きますよ
(アミッド消える)
(ジェイク)
ちょっと待ってくれよ
俺はあんまり移動力がないんだからな!
(アミッドのMDF+3)
■1ターン目、コノート軍フェイズ
(ムハマド)
反乱軍など恐れるな!
アルスター城を取り戻せ
命令に従わぬ者は、首をはねる、
よいな!
ヤツらを皆殺しにするのだ!
(オーヴォ)
よし、準備はととのった
レンスターまで、一気に駆け抜ける
ムハマド将軍の部隊におくれをとるな!
(ヴァンパ)
いよいよだねぇ
フェトラ、エリウ、行くわよ
今度こそ、しくじるんじゃないよ
■3ターン目コノート軍フェイズ
※コノート城
(ファバル)
ブルーム王、俺になにか用か
(ブルーム)
おおっ、ファバル、よく来てくれた
待っておったぞ
(ファバル)
俺はいそがしい
用があるならさっさと言え!
(ブルーム)
ぐ・・・いや・・・他でもないが
ちょっと仕事を頼みたいのだ
(ファバル)
仕事・・・?
(ブルーム)
うむっ、反乱軍のちんあつに
手をかしてほしいのだ
(ファバル)
断る・・・俺は傭兵だが、
汚い仕事はしない
(ブルーム)
だが、おまえは金がほしいのだろう
みなしごを大勢世話しているときいた
おまえの妹も金がほしくて
盗みを働いているというではないか
妹を盗賊にしておいてよいのか
(ファバル)
パティは・・・
子供達のために無理してる・・・
金は・・・確かにほしい・・・
(ブルーム)
ならば迷うことはあるまい
セリスの首をあげてくれれば
好きなだけ金をやる、妹も喜ぶだろう
(ファバル)
・・・わかった
バカなことだが仕方がない・・・
今度だけは手伝ってやろう・・・
(ファバル登場)
■会話 パティ→ファバル(デイジー→アサエロ)
(パティ)
おにいちゃん!?
こんなところで何してるのよ
まさかブルームに
雇われてるのじゃないでしょうね!
(ファバル)
パティ?
おまえこそどうして反乱軍に!?
(パティ)
もちろんみんなを助けるためよ
みんなで力をあわせて
ブルーム王をやっつけるの
おにいちゃん、忘れたの?
子供たちの両親は
帝国軍によって殺されたのよ
その帝国軍に協力するなんて、
おにいちゃん、
いったい何をかんがえてるのよ!
(ファバル)
パティ・・・すまん
おまえの言うとおりだ
俺・・・どうかしてた
(パティ)
はんせいだけなら誰でもできるわ
悪いと思うならお兄ちゃんも協力してよ
みんなで平和をとりもどすの!
(ファバル)
わかったよ、パティ
しかしおまえ、なんだか変わったなぁ・・・
(パティ)
ふふっ・・・まあね・・・
■会話 ファバル(アサエロ)→セリス
(ファバル)
セリス皇子、すまなかった
許してくれ
(セリス)
ファバルだね
パティから話はきいた
いろいろと事情があったようだね
私は気にしていない
(ファバル)
いや、俺はまちがっていた
帝国にやとわれるなんて
なんてバカな事を・・・俺は恥ずかしい
セリス皇子、
このつぐないはさせてもらうからな
(セリス)
ありがとうファバル、よろしくたのむよ
■5ターン目、コノート軍フェイズ
※コノート城
(イシュタルがマンスター城からコノート城にワープしてくる)
(イシュタル)
父上、お呼びとか、
なんのご用でしょう
(ブルーム)
おおっ、イシュタル、やっと来たか
解放軍が攻めてくるのだ
おまえの力がほしい、わしを守ってくれ
(イシュタル)
これは、父上のお言葉とも思えません
反乱軍ごときに
何をあわてていらっしゃるのです
(ブルーム)
だがな、すでにおまえの兄の
イシュトーも討たれ
その上、ティニーまで失った
ヴァンパ三姉妹もあてにはならぬ
この上はおまえの力を
借りるしかないのだ
(イシュタル)
わかりました、では、
私にトールハンマーをお与えください
それさえあれば、
私一人でも敵を全滅させてみせます
(ブルーム)
な、なに? トールハンマーだと・・・?!
うむむ、わかった・・・もって行け・・・
ただし、まちがいなくやってくれよ
(イシュタル)
わかっています、おまかせ下さい
(イシュタル登場)
■イシュタルを撃破または12ターン目コノート軍フェイズ
(ユリウス出現)
(ユリウス)
イシュタルよ、
私とともにバーハラへ戻れ
おまえはこんなところで死んではならぬ
(イシュタル)
あっ、ユリウスさま・・・
でも、どうして・・・
(ユリウス)
私にはおまえが必要だ
私の力になってくれ
(イシュタル)
は、はい! 喜んで・・・ユリウスさま
(ユリウス、イシュタル離脱)
■コノート城制圧
(レヴィン)
どうやら帝国の勢力はついえたようだな
残った兵士達もコノートの陥落をきいて
敗走したようだ
(セリス)
ではマンスターの解放も
すぐに実現できますね
(レヴィン)
そうだと良いのだがな
問題はトラキアだ・・・
(セリス)
しかしトラキアは中立を保っています
われらに敵対するとは思えないのですが
(レヴィン)
おまえはトラバント王をしらないから
そんなことがいえる、リーフ王子は
トラバントに両親と姉を殺された
それも騎士にあるまじき卑劣な方法でな
油断してはならぬ、
ヤツはきっと何かたくらんでいる・・・
コノート城 をせいあつした!
■コノート城制圧ターン終了後
※ミーズ城
(トラバント)
ふふふ・・・ブルームが死んだか
帝国の勢力はこれで一掃されたな
よし、今がチャンスだ
手始めにマンスターを奪う
アルテナ、コルータと共に
マンスターを攻略せよ
手向かう者がいれば
市民とて容赦はいらぬ
皆殺しにせよ!
(アルテナ)
お待ちください、父上!
敵が帝国ならば喜んで戦いますが、
無力な民を殺すなど無意味なことです
解放軍とは協力しあえるはず
なぜ戦わねばならぬのです!
(トラバント)
アルテナ! わしに説教するつもりか
おまえはわしの言うとおりにすればよい
口答えは許さんぞ!
(アルテナ)
しかし・・・
(アリオーン)
アルテナ、父上の言われるとおりにしろ
私と父上は次の戦いに備えて
国にもどらねばならん
前線を守るのはおまえしかいないのだ
(アルテナ)
兄上・・・わかりました・・・
(トラバント)
わかったならグズグズするな! 行け!!
(アルテナ出撃)
(トラバント)
アルテナめ、やっと出撃したか・・・
なんという気の強い娘だ
あれの母親も、気丈な女だった
血は争えんな
(アリオーン)
父上、アルテナに悪気はないのです
どうか、大目に見てやってください
(トラバント)
わかっておる!
アリオーン、トラキア本城にもどるぞ
大軍を率いて、
一気に半島を制圧するのだ
マイコフ、ミーズ城はお前にまかせる
アルテナとともに、
我らがもどるまで死守せよ!
(マイコフ)
はっ、かしこまりました
(トラバント、アリオーン離脱)
(竜騎士団出現)
(マイコフがミーズ城の守備に上がる)
※マンスター城
(市民・おじさん)
セティ様、大変です! ミーズの城から
トラキアの竜騎士団が出ました
この城に向かっています
(セティ)
えっ? ようやく帝国の支配から
街を取り返したというのに、
今度はトラキアが!?
トラバント王がついに
本性をあらわしたのか!
(市民・おじさん)
解放軍はまだ河をわたっていません
私たちはいったい
どうすればよいのでしょう
(セティ)
あなたたちはコノートへ逃げて下さい
しばらくの間なら、
私一人で敵をくい止めます
(市民・娘)
セティ様、それは無理です
一人でくいとめるなんて、そんなこと・・・
それではあなたが死んでしまいます
(セティ)
もとより覚悟の上
でも、心配はいらない
そうはむざむざとやられないよ
さあ、もう時間がない
早く行って下さい!
(市民・娘)
セティ様・・・
(シビリアン登場)
(セティがマンスター城の守備に上がる)
■市民救出
(青年)
ありがたい、たすかったぜ!
(青年)
セリス様、ばんざ〜い
(青年)
セリス様の解放軍?
やっときてくれたのか!!
(娘)
ああ、戦士さま・・・
ありがとうございます!
(娘)
お願いです
セティさまをおたすけください
(娘)
トラキアの竜騎士がおそってきます
どうかお気をつけて・・・
■マンスター城陥落時・制圧時
→会話なし
■会話 セリス→ティニー(リンダ)
※二人に恋人がいない時
(セリス)
ティニー、
きみはイシュタル王女を
知っているのか?
(ティニー)
はい、イシュタル様は
わたしを妹のように
可愛がって下さいました
(セリス)
彼女を迎えに来た少年は誰なのだろう
(ティニー)
たぶん・・・ユリウス皇子です
(セリス)
えっ、ユリウス皇子だって!?
(ティニー)
はい、お二人は愛し合っておられます
だから、イシュタル様を・・・
(セリス)
きみはユリウス皇子を知っているの?
(ティニー)
バーハラの都で何度かお会いしました
何と言えばよいのか・・・
人をひきつける不思議な力と、
・・・氷のような冷たさを持った
恐ろしい方です
まるで人間ではないような・・・
(ティニーのMHP+3)
■会話 ナンナ→アレス
(ナンナ)
あなたがアレス?
(アレス)
ああ、そうだが、俺に何か用か?
(ナンナ)
あなたはエルトシャン王の子と
ききましたが本当ですか?
(アレス)
そうだが、なぜそんな事をきく?
(ナンナ)
ああ、やっぱり本当でしたか!
私はナンナ、エルトシャン王の妹
ラケシスの子です!
(アレス)
な、なんだと!?
おば上の子だと言うのか!
(ナンナ)
はい、母はあなたの事を
ずっと心配していました
レンスターに来たのも
あなたを捜すためだったようです
(アレス)
俺の父上はアグストリアが
戦乱になることを予期されて
病弱の母と幼い俺を
レンスターの実家に預けられたそうだ
しかしそのレンスターも
帝国軍に侵略されて
戦火の中で母上は死んだ・・・
(ナンナ)
それでジャバローに?
(アレス)
ああ、ヤツは俺をひろって育ててくれた
俺はヤツの傭兵軍団と共に
世界をわたり歩いてきたのだ
(ナンナ)
だから会えなかったのね・・・
アレス、ラケシス母様から
預かっていたものがあるの
(アレス)
うん? ・・・こ、これは?
・・・父上の!?
(ナンナ)
そう、エルトシャン王から
あなたにあてた手紙です
(アレス)
! ・・・・・・な、なんと・・・
(ナンナ)
ねっ、わかったでしょう
エルトシャン王はシグルド様を
最後まで信頼されていたのよ
お二人は真の親友だったと思う
(アレス)
そうだったのか・・・
俺は・・・まちがっていたようだ・・・
(ナンナ)
アレス、セリス様を守ってあげて
あなたの力が必要なの!
(アレス)
・・・わかったよナンナ
おまえには剣を教えてやろう
俺の力、とくとみるがいい
(ナンナのSTR+2・DEF+2)
■会話 セリスとマナ
※自軍ユニットが全員生存時、マナがセリスに隣接
(マナ)
セリスさま・・・
(セリス)
ああ、マナどうしたんだい?
(マナ)
セリスさま、わたし恐いんです
イザークを出るときには
えらそうなことを言ったけど
みんなが戦っているのを見ていたら
そのうち、
誰か死んでしまうんじゃないかって・・・
(セリス)
マナ・・・
(マナ)
セリスさまは
あの女魔道士を見ましたか?
あの人、またたくまに姿が消えました
何か私たちには想像もつかないような
邪悪な力が働いてるような気がします
(セリス)
・・・マナ、
実を言うと私も恐いんだよ
恐くてねむれない夜もあるくらいだ・・・
できればいっそ
この世界から逃げ出せたら、と思うよ
でもねマナ、私は逃げたりしない
アルスターや
コノートの人々を見ただろう
私たちが街を解放したとき
みんな涙を流して喜んでくれた
それほど帝国の支配はひどかったんだよ
世界をこのまま放ってはおけない
私たちには人々を救う義務があるんだ
(マナ)
・・・セリス様ごめんなさい
心配させてしまって、もう大丈夫です
わたしもがんばります
でも、絶対に無理はしないでくださいね
死んでしまっては何もならないから・・・
(セリス)
ありがとうマナ、
私にはきみが必要だ・・・
(マナ)
セリスさま・・・
(マナのLUK+5)
■コノート城制圧から2ターン後の
ミーズ軍フェイズ
(コルータ)
アルテナ様、いかがなさいました?
マンスター城は目前です
すぐに攻撃を始めましょう
(アルテナ)
まて、コルータ・・・
相手はただの市民ではないか
殺す必要などなかろう
私が降伏するよう話をする
少し待て!
(コルータ)
そうはいきません
私は国王から固く言われています
アルテナ様がどう言われようとも、
攻撃の手をゆるめてはならぬと
(アルテナ)
指揮官は私だ
その私の命令がきけぬというのか!
(コルータ)
これは私の部隊です
アルテナ様がおいやなら
ここに残って見ていて下さい
われわれだけでまいります
全軍、突撃せよ!
ヤツらを皆殺しにする!
(アルテナ)
ま、まて! コルータ!!
(以降アルテナは、最後まで行動しなくなる)
■会話 セリス→セティ(ホーク)
(セリス)
勇者セティ、
市民達を助けてくれて礼を言います
(セティ)
セリス様・・・私は待っていました
ずっとこの時がくるのを
セリス様、世界をお救い下さい
多くの民は絶望の中にあります
このマンスターでも
多くの子供達が囚われ
ミレトスの神殿に送られました
私は・・・子供達を救えなかったのです
私は勇者などではない
ただの、おくびょう者です・・・
(セリス)
セティ、それはちがう
私だって一人ではなにもできない
みんなの力があって、
ここまで来たのです
勇者セティ、あなたの力がほしい
どうか私に力を与えて下さい
(セティ)
はい、セリス様・・・
どこまでもご一緒にまいります!
■会話 フィー→セティ
(フィー)
セティ・・・
セティお兄ちゃんでしょ!
(セティ)
おまえは・・・フィーか!?
どうした!
おまえがなぜここに?
(フィー)
お兄ちゃんを捜しに来たの
だってシレジアを出たきり
帰ってこないんだもの!
(セティ)
すまない・・・
父上を捜すうちに
マンスターに流れ着いたのだが
この国の人達があまりに哀れで
帰れなくなってしまった・・・
(フィー)
お兄ちゃんらしいね・・・
いいのよ、あたしは
そんなお兄ちゃんが大好きだから
(セティ)
おまえは解放軍に参加したのか?
(フィー)
うん、セリス様の力になりたくて
(セティ)
そうか・・・
やっぱりおまえも母上の子だな・・・
困っている人を見ると
ほうっておけないようだ
(フィー)
そういうお兄ちゃんだって・・・
でも、フュリー母さまはかわいそう
わたし、お父さまを許せない!
(セティ)
父上か・・・あの人は不思議な人だ
いったい何をかんがえているのか・・・
(セティのLUK+1)
■会話 フェミナ→ホーク
(フェミナ)
お兄ちゃん・・・
ホークお兄にいちゃんでしょ!
(ホーク)
おまえは・・・フェミナか!?
どうした!
なぜこんなところに?
(フェミナ)
お兄ちゃんを捜しに来たの
だってシレジアを出たきり
帰ってこないんだもの!
(ホーク)
すまない・・・
オヤジを捜すうちに
マンスター国に流れ着いたんだけど
この国の人達があまりに哀れで
帰れなくなってしまった・・・
(フェミナ)
お兄ちゃんらしいね・・・
いいのよ、あたしは
そんなお兄ちゃんが大好きだから
(ホーク)
おまえは解放軍に参加したのか?
(フェミナ)
うん、セリス様の力になりたくて
(ホーク)
そうか・・・フェミナは小さいころから
シグルド様にあこがれていたものな
(フェミナ)
うん、あたしね、
フュリー様のような天馬騎士になるのが
ゆめだったの
お兄ちゃん、見ててね
あたし、がんばるからね!
(ホークのLUK+1)
■会話 セティ→セリス
※レヴィンとセティが親子の時
(セティ)
あっ、セリス様!?
・・・あなたのお側にいる方は・・・
(セリス)
やあ、セティ
彼はレヴィンさ、私の軍師なんだよ
(セティ)
レヴィン・・・やはり父上でしたか・・・
(レヴィン)
セティ、気がついたようだな
久しぶりだな、元気か?
(セティ)
元気かではありませんよ!!
ずっと捜していたのです
国を出られて
もう何年になると思うのですか!
(レヴィン)
そういえばもう何年になるかな
フュリーは元気でいるか?
(セティ)
あなたと言う人は・・・
母上は亡くなりました!
亡くなる前に、
なんとか一目でもお会いしてほしくて
私は父上を捜す旅に出たのです
(レヴィン)
そうか・・・フュリーが・・・
それは可哀想なことをした・・・
(セティ)
父上、あなたは冷たい人だ
母上の死をきいても
涙ひとつ流されない・・・
(レヴィン)
・・・・・・
(セティ)
フィーもあなたをうらんでいました
自分からは口をきかないと
決めていたようです
父上はごぞんじなのでしょう
なぜ声をかけてやらないのです?
(レヴィン)
セティ、私には妻も子もいない
そう決めたのだ
おまえもそのつもりでいろ・・・
(セティ)
父上・・・!?
(セティのLUK+3)
■セティを仲間にするまたはマンスター城を
制圧したターン、ミーズ軍フェイズ
(マイコフ)
マンスター城に反乱軍が到着しただと?
ぐぐっ・・・アルテナ様は
いったいなにをしておられるのだ!
やむをえん、全軍、守りを固めよ
トラバント様が戻られるまで
この城を死守するのだ!!
■リーフがアルテナに最接近する
(リーフ )
ん? ・・・あそこに見えるのは
トラキアの女竜騎士!
・・・でも、なんだか悲しい目をしている・・・
■村1
(おじさん)
マンスターの城でも
住民が反乱を計画しているそうだ
指導者はセティという若い魔道士でな
シレジア人らしいが
人々からとてもしたわれている
しかし、マンスターは
トラキアからもねらわれているし、
大丈夫だろうか
○○○○ ゴールドてにいれた!
■村2
(娘)
ああっ、ありがとうございます
解放軍のうわさをきいてからは
ずっとこの日がくるのを待っていました
セリス様は、私たちの希望の光です!
お礼にこのパワーリングを差し上げます
どうかお持ちになって下さいませ
パワーリング をてにいれた!
○○○○ ゴールドてにいれた!
■村3
(娘)
トラキアとレンスターは
昔は一つの国だったのです
ところが、いつのころからか
憎み合うようになってしまって・・・
どうして仲良くくらせないのかしら
※アサエロで訪問
(青年)
うわぁー!
コノートのヒットマン、
アサエロが来たぞ! みんな逃げろー!
(アサエロ)
・・・・・・・・・
(女の子)
・・・・・
(アサエロ)
どうした・・・、お前は逃げないのか?
(女の子)
・・・おにいちゃん、悲しい目をしてるね・・・
(アサエロ)
・・・俺は・・・
(女の子)
はい、これあげる!
みんなであつめた木の実なんだよ
たべると、きっと力がわいてくるから!
ね、元気だして!
(アサエロ)
・・・ありがとう
(アサエロのSTR+3)
○○○○ ゴールドてにいれた!
■村4
(おばさん)
トラキアは、ずっと昔から
この地方をねらっていました
レンスター王家はそのたびに、
聖槍ゲイボルグを手にして
私たちを守ってくれたのです
しかし、そのゲイボルグは
キュアン様、エスリン様、
そしてアルテナ様の命と共に
イードの砂漠に消えてしまいました・・・
○○○○ ゴールドてにいれた!
■村5
(おじいさん)
トラキア王国は
竜騎士ディーンがおこした国じゃ
彼は天槍グングニルを手にして、
魔王と戦った
レンスター王国の祖先である
聖騎士ノヴァは
ディーンの妹だと言われておるが・・・
○○○○ ゴールドてにいれた!
■村6
(おばあさん)
ほっほー、こんなところまで来るとは
おまえさんも物好きじゃな
まあ、せっかく来たのじゃから、
良いものをやろう
これはシーフのうでわといってな、
盗賊の能力が身に付く
不思議なうでわじゃ
ふぉふぉふぉ、大事にしなされよ
シーフのうでわ をてにいれた!
○○○○ ゴールドてにいれた!
■ミーズ城制圧
(セリス)
レヴィン、トラキア軍は
今まで戦ってきた相手とは全然ちがう
彼らはなんのために、
あれほど必死になって戦うのだろう
(レヴィン)
トラキアはめぐまれない国だ
国のほとんどは険しい山で
作物はほとんどとれず、
たべてゆくことすら容易ではない
だから男は傭兵として戦地におもむき、
女も辛い仕事につかねばならぬ
トラバント王は
卑劣な男にはちがいないが
自らの為だけに戦っているのではない
トラキアの兵士が王に忠誠を誓うのは
彼こそが自分たちを救ってくれると
信じているからだ
(セリス)
そうか・・・
だから彼らはあれほどに・・・
(レヴィン)
しかし、だからといって
他国を侵して良いわけではない
トラバントの正義は
トラキアだけのものであって、
平和にくらす北半島の人達にとっては
憎むべき侵略者なのだ
セリス、つらいのはわかるが、
いまここで手をゆるめる訳にはいかない
トラキア王家を滅ぼし、
この地方すべての人が助け合える
平和な国を作る
それがわれらに与えられた使命なのだ
※山中のアルテナ
(アルテナ)
ミーズまで落ちた!?
私は・・・まちがっていたのか・・・
兄上・・・・・・
(アルテナが撤退する)
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