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+++FE聖戦の系譜 会話集+++


第一章 精霊の森の少女


■ワールドマップ上



エバンス城にエーディンの姿はなかった。
すでに公女はヴェルダン国内へと、
連れ去られた後だったのだ。

ヴェルダンは、深い森におおわれた国。

たびたび 国境を荒らしたヴェルダンを
グランベルの人々は蛮族と呼んでいる。

今のヴェルダン王バトゥの代になって、
国境での戦いは止んでいた。

おだやかな性格のバトゥ王は、
野望にもえる息子たちをなだめ
グランベルとの和平を保っていたのだ。

しかし、その和平は
他ならぬバトゥ自身によって破られた。

バトゥ王は、三人の息子たちに
グランベル侵略の命を下した。

ジェノア城の次男キンボイス
マーファ城には、長兄ガンドルフ
そして末弟ジャムカ
森にひそむ蛮族たちが
シグルドを待ち受けている。

エーディンは一体、どこにいるのか、
バトゥ王はなぜ、戦いをのぞむのか・・・

目の前にひろがるのは、
昼なお暗い、ヴェルダンの大森林。

精霊が住むという森に、
シグルドは足をふみいれようとしていた。



第一章 精霊の森の少女


■オープニング



(エルトシャンがノディオン城から出撃)

(エルトシャン)

ごくろうだな、
国境の守りはたのんだぞ

(ノディオン兵)
はっ、エルトシャン様!

(エルトシャンがエバンス城に入城)



※エバンス城



(エルトシャン)
シグルド、ひさしぶりだな
エバンスを制圧するとは、
どういうわけだ?

ヴェルダンに
攻め込もうとでもいうのか?

(シグルド)
エルトシャン、よく来てくれた
ユングヴィのエーディン公女が、
連れ去られた

ヴェルダンがどうしても
公女を返さないのなら、
戦うよりほかに仕方がないのだ

(エルトシャン)
なるほど、そういうことか
しかし、今エバンス城をあければ、

アグストリアの諸公が、
いらぬ野心を起こしかねんな・・・
わかった、おまえの背後は、俺が守ろう

(シグルド)
すまない、エルトシャン
戦いが終わったら、また会おう

昔のように、おまえとワインでも
くみかわしたいものだ

(エルトシャン)
楽しみにしているぞ、シグルド
武運をいのっている!

(エルトシャンがノディオン城に帰還)



※ジェノア城



(キンボイス)
アイラよ、わかっているだろうな
おれが城を留守にするあいだ
しっかり守れよ

もし、おかしなマネをすれば
ガキの命はないと思え

(シャナン)
アイラ、ぼくは大丈夫だ
だからこんな奴等の
いいなりになっちゃだめだよ!

(アイラ)
シャナン・・・

キンボイス、約束は守る
だからシャナンに手出しはするな

だが、この戦いが終われば
本当にこの子を返してくれるのだろうな

(キンボイス)
ああ、心配するな、エバンスの城さえ
取り戻せば返してやるよ

(アイラ)
わかった
しかし、もし約束を破れば
ただではおかない

地獄のそこまでも追いかけて
おまえの首をたたき落としてやる
その事、忘れるなよ!

(キンボイス)
おお、こええ! 可愛い顔をして
恐ろしいことを言う女だぜ

まあしかし、
剣のうでは確かにすげぇからな
敵にするつもりはねぇよ、安心しな

(アイラ)
シャナン、まっててね
少しの間だけ辛抱して

(シャナン)

アイラ、だめだよ いっちゃだめだ!!


※「アイラ、だめだよ!」・・・と表示されるが、
「いっちゃだめだ!!」が表示されると「!」が消える

(アイラ、ジェノア城守備兵出現)

(キンボイス)
ふっ、よしてめえら、でかけるぜ
エバンスを取り戻すんだよ!

(キンボイス隊出現)



■会話 自軍ユニット→ノディオン兵



※ジェノア、マーファ城制圧前



(ノディオン兵)

ここから先は
われわれに任せてください



■会話 キュアン→フィン



(キュアン)

フィン、この戦いは長引きそうだ
おまえには迷惑をかける
すまない

(フィン)
なにを言われるのです
私はレンスターの騎士
主命とあれば、どこまでもお供します

(キュアン)
そうか、ありがとう

(フィン)

しかし私はまだ見ならい騎士
あまりお役にはたてないのが残念です

(キュアン)
そうか
よし、よい機会だから
おまえに戦い方を教えてやる

フィン、槍をとれ!

(フィン)

はい!お願いします!!

(フィンのSTR+1・SKL+1・DEF+1)



■2ターン目開始時



(ジャムカ、エーディン、デュー登場。マーファ城から逃走してくる)

(ジャムカ)

エーディン、
そのガキを連れて早く逃げろ

グズグズしてたら
ガンドルフの兄貴に見つかっちまうぜ

(エーディン)
ジャムカ王子、
あなたは一緒にきてくださらないの

(ジャムカ)
兄貴達のきたないやり方は
がまんならないが
それでも親父は裏切れない

俺はヴェルダン城に戻って
もう一度、親父を説得してみる

(エーディン)
そうね、こんな争いは
一日も早く終わるべきです

ジャムカ王子、あなただけが頼り
どうか、バトゥ王に
戦争をやめるよう説得して下さい

(デュー)
エーディン、早く行こうよ

マジにやばいよ
おいら、こんど捕まったら
ガンドルフに舌をぬかれちまうよ

(ジャムカ)

デュー、おまえが捕まったのは
盗みを働いたからで、
いわば自業自得というやつだ

エーディンがどうしてもと言うから
一緒に逃がしてやったが
約束は守るんだろうな

(デュー)
わかってるよ
エーディンとも約束したし
こんどこそ盗賊から足をあらうよ

(ジャムカ)
そうか、それなら何も言わん
もう行け!

(エーディン、デュー初期位置へ移動)

(ジャムカ)
エーディン、きみとはもう一度あいたい
その時は・・・

(ジャムカ、後ろ髪を引かれつつ撤退)



※マーファ城



(ガンドルフ)
何!? ジャムカがエーディンを逃がして
ヴェルダン本城に帰っただと?
くっ、・・・バカな弟め!

てめえら、
あの女と盗賊のガキを取り戻してこい
抵抗すれば殺してもかまわねぇぞ

(追撃隊出現)

(マーファ城守備兵出現)

(ガンドルフがマーファ城の守備に上がる)



※マーファ城の増援



(ガンドルフ)

おらおら、なにをしてやがる!
準備のできた奴から、
どんどん出撃するんだ!

奴等をこの城に近づけてはならんぞ!!

(撃破した人数分増援が出現)



■会話 シグルド→エーディン



(シグルド)

エーディン、無事だったのか
よかった!

(エーディン)
シグルド様!
たすけに来て下さったのですね

ごめんなさい、シアルフィの方々まで
危険な目にあわせてしまって・・・

(シグルド)
そんなことはいいんだ
みんなもきみが無事だと知れば
喜んでくれる

もう何も心配はいらない
きみは国に帰るといい

(エーディン)
いえ、私はここに残ります
戦争は多くの人達を傷つけます

私は神に仕える者として
人々を助けたいのです

(シグルド)

エーディン・・・
きみは騎士になるのがいやで
シスターになったという

きみが多くの人達からしたわれるのは
その優しさにあるのだろうな
私も見ならわねばと思う

(エーディン)
いいえ、シグルド様

私がシスターになったのは
失われた姉を取り戻すため、
ただ、それだけです・・・

(シグルド)
ブリギッドのことか・・・
幼い時に行方不明になったときいたけど

エーディンは彼女のために
いのっているのか・・・

(エーディン)

はい、何としても姉に再会して
この聖弓イチイバルを
わたさねばなりません!



■会話 エーディン→エスリン



(エスリン)
エーディン、大丈夫?
敵に連れ去られたときいて
心配していたのよ

(エーディン)
エスリン、あなたまで戦ってくれたのね
ありがとう・・・ごめんなさいね

お礼と言ってはなんですが、
この杖を差し上げます

私よりあなたの方が
役にたつはずですから

(エスリン)
これは、リターンの杖!?
ありがとう、エーディン
これでみんなを助けられます

リターンの杖 をてにいれた!



■会話 ミデェール→エーディン



(ミデェール)

姫様、ご無事だったのですね
ああ・・・よかった・・・

申し訳ありません
もっと私に力があれば、こんなことには

(エーディン)

ミデェール、あなたこそ、
元気な顔を見て安心しました

もういいのよ、
あなたのせいではないのですから
私のために、よく戦ってくれましたね

ミデェール、これからも、
シグルド様の力になってあげてね

(ミデェール)
はい、もちろんです

ユングヴィ城とエーディン様を
救っていただいたご恩を
私は決して忘れません!


■会話 アゼル→エーディン



(アゼル)

ああっ、エーディン様!
ご無事だったのですね・・・

(エーディン)

まあ、アゼル公子!
あなたまでユングヴィのために
戦って下さったのね

(アゼル)
エーディン様が
敵に連れ去られたときいて
居ても立ってもいられず、

かけつけてしまいました

(エーディン)
でも、あなたのおにいさまは
ヴェルトマーのアルヴィス卿でしょう
お許しがあったの?

(アゼル)
いえ、兄には無断で・・・
きっと怒っているでしょう

(エーディン)
なぜそんなムチャをしたの?
アゼルは戦争はきらいだった筈なのに・・・

(アゼル)

それは・・・

(エーディン)
え? ・・・なあにアゼル?

(アゼル)

いえ・・・なんでもありません・・・



■ジェノア城守備兵の攻撃範囲に入ったターン
  ヴェルダン軍フェイズ



(アイラ)
いよいよか・・・
私に近づく者はあわれだな・・・



■ジェノア城制圧



(オイフェ)

シグルド様、城内の牢に
幼い子供が捕らえられていました

(シャナン)
・・・・・

(シグルド)
どうした、なぜ黙っている?
捕らえられた訳を話してほしい

(シャナン)
・・・おまえは
キンボイスの仲間じゃないのか

(シグルド)

キンボイスは私たちが倒した
もう何も恐れることはない

(シャナン)
え! それじゃアイラは
もう戦わなくていいんだね

アイラ姉さんは、ぼくのために
むりやり戦わされていたんだ
おねがい! アイラをたすけて!!

(シグルド)
あの女剣士、なにか訳があって
戦っているように見えたが
やっぱりそうだったか・・・

わかった、彼女にきみがぶじだった事を
知らせてこよう、きみの名は?

(シャナン)
シャナン、
・・・イザーク王国の王子、シャナンだ・・・

(シグルド)
イザークの王子・・・そうだったか

いろいろと事情があるのだろうが
しばらくは、わが軍と
行動を共にするといい

今は辛抱するんだ
いずれ国に帰れる日もあるだろうから

(オイフェ)
しかしシグルド様
我が国は今イザーク王国と
戦争の真っ最中です

国王にご報告しなくともよいのですか

(シグルド)
オイフェ、イザークとは
確かに戦争をしている
しかし子供には関係のないことだ

しばらくは私が預かり
いずれ機会を見つけて
国に帰してあげようと思う

(オイフェ)
はい、わかりました

やっぱり、シグルド様は
おやさしい方だな・・・

ジェノア城 をせいあつした!



※アイラ撃破時



(オイフェ)

シグルド様、城内の牢に
幼い子供が捕らえられていました

(シグルド)
きみは誰だ? なまえはなんという?

(シャナン)
シャナン・・・イザークの王子のシャナン、
・・・お前達は
キンボイスの仲間じゃないのか

(シグルド)
え、イザークの王子!?
・・・これは失礼した
私はグランベルの聖騎士シグルドという

キンボイスは私たちが倒した
もう何も心配はいらない

(シャナン)
え! それじゃアイラは
もう戦わなくていいんだね

アイラはぼくのために
むりやり戦わされていたんだ
おねがい! アイラをたすけて!!

(シグルド)
アイラ!? あの女剣士の事か・・・
・・・しかし彼女は・・・・・

(シャナン)
まさか・・・しんじゃったの?
・・・お前達が殺したのか?

(シグルド)
すまない、
そんな事情があったとは知らなくて・・・

(シャナン)
ああ、アイラ姉さん・・・

(シグルド)
オイフェ、
この子のきもちが落ちつくまで
おまえが面倒をみてやってくれ

(オイフェ)

しかしシグルド様
我が国は今イザーク王国と
戦争の真っ最中です

国王にご報告しなくともよいのですか

(シグルド)
オイフェ、
イザークとは確かに戦争をしている
しかし子供には関係のないことだ

しばらくは私が預かり、
いずれ機会を見つけて
国に返してあげようと思う

(オイフェ)
はい、わかりました

やっぱり、シグルド様は
おやさしい方だな・・・

ジェノア城 をせいあつした!



■ジェノア城を制圧ターン、ヴェルダン軍フェイズ



(アイラ)

なに!? ジェノア城が
グランベルに奪われただと?
くっ、シャナンを助けねば・・・



■ジェノア城、マーファ城いずれかの城を制圧したターン終了後




(エリオット、ハイライン軍登場)

(エリオット)
ふっ、グランベルめ
わずかな兵でヴェルダンに攻め込むとは
バカなヤツらよ

よし、今がチャンスだ
エバンスを制圧し、
一気に国境を突破する!

(ノディオン兵)
・・・・あれは!?
ハイライン軍!!
エルトシャン様にお知らせせねば!

(ノディオン兵がノディオン城へ帰還)



※次ターン開始時(ノディオン城)



(エルトシャン)

なに? ハイライン軍が
エバンスに向けて出撃しただと!?

うむ・・・
やはりエリオットの軍が動いたか
ラケシス、城をたのむ

俺はシグルドを助けねばならん

(ラケシス)
ええ、兄上、わかっています
どうかシグルド様の
お力になってあげて下さい

(エルトシャン)
よし! クロスナイツ出撃する!
敵はハイライン国の王子エリオット
つまらぬ戦だが油断はするなよ

(エルトシャン、ノディオン軍登場)

(エルトシャン)
エリオット・・・空き巣ねらいとは
騎士の風上にもおけぬな

ここは黙って軍を引け
貴公も俺とは戦いたくなかろう

(エリオット)
狂ったか、エルトシャン!
グランベルに味方するつもりか!

(エルトシャン)
貴公こそ主命に背いているのが
分からないのか

我らが盟主とあおぐアグスティ王は
グランベルとの戦いを
望んではおられない

(エリオット)
バカめ、おいぼれのたわごとを
真に受けているのは
もはや貴様ぐらいのものだ

アグストリア諸公連合は
すでに反グランベルで統一されている

(エルトシャン)
いや、ちがう!
グランベルとの戦いは
双方に大きな犠牲を生むだけだ

それは、過去のいくたびかの戦いで
分かっている
苦しむのは、我ら貴族ではない

力を持たない市民が嘆き悲しむだけだ
俺にはそれが許せない

(エリオット)
相変わらずあまいことを言う
まあいい、
貴様とはいつかこうなる運命だった

今日こそ片を付けてやる
よし全軍、突撃せよ! 敵はノディオン!
エルトシャンの首をあげよ!!



■エリオット撃破ターン、ノディオン軍フェイズ



(エルトシャン)

エリオットは逃げたか
・・・かまわん、ほうっておけ
俺達は城に引き上げるぞ!

(ノディオン軍が撤退を開始する)



■ジェノア城をアイラが陥落させる



(アイラ)

シャナンがいない!?
くっ、グランベルの連中が連れ去ったか
奴等、生かしてはおかぬ!



■会話 シグルド→アイラ



(シグルド)
まて、アイラ!
シャナン王子は私たちが取り戻した
もう戦わなくていいんだ

(アイラ)
なに!? シャナンを助けてくれた?
それは本当なのか!

(シグルド)
ああ、きみがイザーク王の妹である事も
シャナン王子からきいた

きみがグランベルを憎み
我らに敵対するのもわかる

しかし、きみはあの幼い王子を
守らねばならない筈だ

こんなつまらない戦いで
命を落としていいのか

(アイラ)
私は死を決意した兄王から
シャナンを託されて
この国まで落ちのびてきた

確かにヴェルダンなどのために
死にたくはない

シャナンが成人し、立派な王となるまで
私は死ぬわけにはいかない

(シグルド)
ならば剣をおさめよ
私も光の戦士バルドの末裔
きみの信頼を裏切るようなことはしない

(アイラ)
わかった・・・それなら私も恩にむくいる
それがイザークの戦士の掟だ
しばらくは、あなたにこの剣をささげよう

だがグランベルが
憎い敵である事は、今も変わらぬ

いずれ剣を交える日も来る事を
覚悟しておいてほしい

(シグルド)
戦争とは残酷なものだ
イザークの剣士アイラ、
・・・私はきみを敵にはしたくない



■会話 アイラ→キュアン



(キュアン)
きみがイザークのアイラ王女か
シグルドから話は聞いた
私はレンスターのキュアンだ

(アイラ)
・・・よろしくたのむ

(キュアン)
ひとつ、きみにききたいことがある
どうしてイザークは
ダーナの街に攻め込んだのだ?

あの街に手を出せば
グランベルの報復を受けることは
わかっていたはずだ

マナナン王ほどの方が、
そんな無謀な事をされるとは
信じられない・・・

(アイラ)
キュアンどのは
わが父上をご存じなのか!?

(キュアン)
いや、私自身は知らないが
わが父がマナナン王を知っていて
立派な方だときかされていた

マリクル王子、つまりあなたの兄上も
とても優れた若者だと
父は何度も言っていた

(アイラ)
そうか・・・うれしいことだな

確かに父も兄も立派な武人だ
無抵抗の街をおそうことなど
ぜったいに許さない

ダーナの一件は
リボーの族長が勝手にやったことだ・・・

(キュアン)
なに!? ではなぜ
グランベルに弁明をしないのだ?

マナナン王が真相を話されれば
クルト様はわかって下さるはずだ

(アイラ)
父上もそう考えられた・・・

事実を知った父上はリボーの族長を殺し、
その首をもって
グランベルの陣地へわびに行ったのだ

だが・・・

(キュアン)
だが・・・

(アイラ)
父上は、
それきり帰っては来られなかった

イザークの民は
父上が殺された事を知って逆上し、

マリクル兄様も
グランベルとの全面戦争を決意された

(キュアン)
クルト王子が
平和の求めを拒絶するとは
とてもかんがえられない

この話をシグルドは知っているのか?

(アイラ)
いや、シグルドどのには言わないでくれ
公子にはこれ以上の負担をかけたくない
それに兄上はもう・・・

(キュアン)
マリクル王子は
死を覚悟されていたのか・・・

(アイラ)
兄上はシャナンさえ生きていれば
イザークは再びよみがえると
おっしゃられた

私の役目は、シャナンの成長を
見とどける事なのだと・・・

(キュアン)
そうか・・・アイラ王女、
いずれ真相もわかるだろう
それまでは、がまんしてほしい

私もできるだけ力になろう

(アイラ)
キュアンどの、感謝する



■会話 デュー→エーディン



(デュー)

やあっ、エーディンさん
いいものあげるよ
ほら、こんな杖を手にいれたんだ

おいらが持ってても、仕方ないからね

(エーディン)

まあ、デュー、これはワープの杖よ
どこで手にいれたの?

(デュー)

えっ・・・えーとね・・・
そこらへんで、ひろったんだよ!

きっと、エーディンさんのために
神様が落としておいてくれたんだ

(エーディン)
まあ、デューったら・・・
でもこれで、皆さんの戦いも楽になるわ
ありがとう、大事に使うわね

ワープの杖 をてにいれた!



■マーファ城制圧




(ディアドラ)
いやっ、はなして下さい!

(ならず者)

へへー、いいじゃねえか
ちょっとくらいつき合ってくれてもよぉ

(ディアドラ)
わたしは早く村へ帰りたいの
おねがいです、わたしにかまわないで

(ならず者)

うるせえな!
ごちゃごちゃ言ってると
ひどいめにあわすぞ!

(シグルド)
おい、おまえ達、何をしてる
その娘を放せ

(ならず者)
なんだよ、貴様!
・・・げっ、もしやあんた、
グランベルの聖騎士!?

(シグルド)
わかったなら早く行け
私はきさまらの様な連中が
一番きらいだ

その娘にあやまって
早く私の前から失せろ!

(ならず者)
わ、わかったよぉ・・・
すまんな、ねえちゃん

ちょっとからかっただけなんだ
許してくれよ

(シグルド)
大丈夫かい、ケガはない?

(ディアドラ)
はい・・・ありがとうございました
シグルド様・・・

(シグルド)

えっ 私の事を知っているのかい?

(ディアドラ)
少しまえ、このお城で
エーディンという女の人とお会いして・・・

(シグルド)
エーディンが私の事を話したのか

(ディアドラ)
はい、だからすぐにわかりました
想像していた通りの方だから・・・

(シグルド)
きみは・・・名はなんと言う?

(ディアドラ)
・・・ごめんなさい
・・・わたし・・・もう行かなくては・・・

(シグルド)
あ、待ってくれ! もう少しだけ話を

(ディアドラ)
・・・ホントにごめんなさい
お会いできてうれしかった・・・

(シグルド)

え、いったいどういうことだ?
待ってくれ!
あっ・・・

(ディアドラが後ろを振り向きなら精霊の森に帰る)

(長老)
シグルドどの、どうかされたのかな?

(シグルド)
・・・あなたはこの街の長老!
今、走り去っていった女性は誰なのです?

(長老)
ああ、あの娘はディアドラといってな
精霊の森の巫女じゃ

(シグルド)

ディアドラ・・・美しい人ですね・・・

(長老)

ほぉー、あなたほどの方でも
美人には弱いと見える
もしや、ひとめぼれというやつですかな

(シグルド)
長老、からかわないでください
しかし本当に美しい人だった
できればもう一度会いたい

(長老)
それはちと難しいのう
もともと精霊の村の者は
外界とはかかわりをもたないし、

そのうえ、あの娘は
人と交わってはならぬという
宿命をせおっておる

もし破ればこの世界に大いなる災いが
ふりかかると村の者は信じておるのじゃ

悪いことはいわん
あの娘にかかわるのはおよしなされ

(シグルド)
いや、私はそんな迷信は信じない
それではあの娘が哀れです
ディアドラ・・・もう一度あいたい

マーファ城 をせいあつした!



■マーファ、ジェノア二つの城を制圧したターン
  ヴェルダン軍フェイズ



※ヴェルダン



(ジャムカ)
親父、これだけ言っても
まだきいてはくれないのか

すでに兄貴達は倒され、
敵がこの城に攻めてくるのは
時間の問題だ

グランベルの指揮官、シグルド公子は
決して悪い人間ではない
もうこれ以上戦うのはやめてくれ

(バトゥ)
しかしのう、もともとは
グランベルが攻め込んでくるというから
ガンドルフの出撃を許したのだ

わしは最初から戦うつもりなどなかった

(ジャムカ)
それもあのサンディマとかいう
魔法使いの話だろ

親父も兄貴達もあいつを信用しすぎる
みんな奴にだまされているんだ

(サンディマ)

これはこれはジャムカ王子
ちと言葉がすぎるのではありませんかな

王子には兵を率いて出撃するという
お役目がある筈、

こんなところで
グズグズしてもらっては困りますな

(ジャムカ)
サンディマ! きさま!!

(バトゥ)
もうよい、ジャムカ
サンディマの言うとおり
兵達を率いて出陣せよ

(ジャムカ)
親父! ・・・わかった・・・
・・・これほど言ってもだめなら
俺も覚悟をきめる

しかし、この戦いに勝って戻ったら
サンディマ、
貴様だけは生かしてはおかぬ!

(ジャムカ隊出撃)

(バトゥ)

サンディマよ、
おまえが今まで話してきたことは
まことだろうな

グランベルがわが国に
野心をもっているとおまえは言ったが・・・

(サンディマ)
ふっ・・・いまごろ何を言っている
ヴェルダンも少しは役に立つかと思ったが
やはり辺境の蛮族よ

まったく使い物にもならぬ
もう、おまえにも用はないわ!
今後は兵士どもにはわしが直接命令する

(バトゥ)
なっ、なにをする!? ぐっ、
ぐわぁ

(サンディマ)
ふっ、おいぼれめ・・・

(マンフロイ)

サンディマよ、バトゥ王を殺したのか
それでヴェルダンの兵士は
言うことをきくのか

(サンディマ)
あっ、これはマンフロイ大司教!
おいででしたか、
ご心配にはおよびません

兵士どもには
王は病気とでも言っておきます

(マンフロイ)

うむ、そうか
それで、こちらのようすはどうじゃ
計画は進んでおるか

(サンディマ)
申し訳ございません
グランベル国への侵攻は、

あのシグルドとかいう小僧に
じゃまをされて
おもいのほかてこずっております

(マンフロイ)
ふむ・・・
ならば、ロプトの血のほうはどうじゃ
シギュンの娘は見つけたのか

(サンディマ)
それが・・・いまだ・・・

(マンフロイ)

バカもの、それではわしが
せっかく見つけたあの小僧、

・・・バーハラにいるシギュンの息子を
使う方法がないではないか

シギュンはロプト皇帝の弟だった
マイラ王子の子孫、

つまり唯一
ロプト一族の血を受けつぐものなのだ

その女がマイラのいましめを破り
初めて二人の子供を生んだ
おまえにはその意味がわかるか

(サンディマ)
はっ、その二つの血が交われば
暗黒神ロプトウスが復活するという・・・

(マンフロイ)

そうだ、ロプト帝国の子孫である
われらが再び世に出るためには

なんとしても
暗黒神を目ざめさせねばならぬ
サンディマ、お前もわかっておるだろう

われらはこの数百年のあいだ
イードの砂漠のおくふかくに隠れ住み

苦難にたえながら
帝国再建の日がくるのをゆめ見てきた

そして、ようやく
そのチャンスが訪れたのじゃ

(サンディマ)
はっ、この命にかえても
わが使命、はたします!

(ヴェルダン城守備兵出現)

(ヴェルダン城にサンディマが上がる)



■会話 エーディン→ジャムカ



(エーディン)

待って! ジャムカ王子!!

(ジャムカ)
エーディン、きみなのか?

(エーディン)
バトゥ王を説得に帰った筈なのに
あなたまで戦うなんて
いったいどうしたのですか

(ジャムカ)
親父は人が変わってしまった
俺の言うことなど、
もう、きこうともしない・・・

・・・なにもかも、
あのサンディマとかいう
魔道士がきてからだ

親父も兄貴達も
アイツの言いなりになってしまった

(エーディン)

だからといって
あなたまで戦ってどうするの、
ね、おねがい

一緒にヴェルダンに行きましょ
そしてもう一度、王に話をするの
戦争をやめるのよ

シグルド公子は
この国を侵すつもりなんてないの

彼は私を助けるために
戦ってくれただけなのよ
ね、ジャムカ、おねがいだから

(ジャムカ)

わかった・・・きみがそこまで言うなら
裏切り者の汚名もきよう

だがな、
親父には指一本ふれさせないぞ
そのつもりでいてほしい

(エーディン)
わかりました、それは約束します
ありがとうジャムカ
あなたはホントにいい人です

(ジャムカ)
エーディン・・・



■シグルドが精霊の森を通過



※サンディマ撃破前



(ディアドラ登場)

(ディアドラ)
待って・・・シグルド様・・・

(シグルド)
え? ・・・ディアドラ? ・・・そうか!
ここがきみの住む精霊の森だったのか
良かった
本当にもう会えないのかと思っていた

(ディアドラ)
ヴェルダンの城にいるサンディマは
恐ろしい暗黒魔法を使う闇の司祭です
これ以上先へ進めば、きっと殺されます
おねがいです、行かないで・・・

(シグルド)
だがもうこれ以上、部下達を
危険な目にあわせるわけにはいかない
私が行くしかないんだ

(ディアドラ)
・・・わかりました
・・・それなら私も一緒に行きます

(シグルド)
・・・

(ディアドラ)
これはサイレスの杖といって
使う者の魔力が
相手の魔法防御力に勝っていれば

魔法を封じることができるのです

これでサンディマの暗黒魔法を
止めて見せます

(シグルド)
! ・・・君にそんな力があったなんて・・・
でもなぜ・・・なぜ私を助けてくれる?

(ディアドラ)
・・・忘れようと努力しました
でも、だめだった・・・

・・・もう・・・どうしていいか・・・
・・・・・わたしにもわかりません・・・

(シグルド)
ディアドラ、きみが何を恐れているのか
私にはわからない

でも、二人のきもちが同じなら
恐れるものなど無い筈だ
私は・・・きみを愛している・・・



※サンディマ撃破後



(ディアドラ登場)

(ディアドラ)
待って・・・シグルド様・・・

(シグルド)

ディアドラ!? ・・・そうか!
ここがきみの住む精霊の森なのか
良かった、
本当にもう会えないのかと思っていた

(ディアドラ)
サンディマが倒されたとききました
私はあの男に見つかるのを
恐れていました

サンディマは地下の暗黒教団が
私を捜すためにヴェルダンに送ってきた
暗黒司祭なのです

(シグルド)

地下の暗黒教団・・・
・・・・・いったい、なんの事だ?

(ディアドラ)

私にも、くわしいことは分かりません
でも私を育ててくれたばばさまが
亡くなるまぎわに話してくれました

この世界のどこかに暗黒神ロプトウスを
ほうじる教団があって

滅びたはずの暗黒神を復活させようと
たくらんでいるのだそうです

(シグルド)
ああ、そのうわさは
私もきいたことがある
でもその教団が、なぜ君をねらう?

(ディアドラ)

私の血の中には暗黒神がねむっている・・・
彼らは私を利用してロプトウスを
復活させようとしているのです

・・・だから見つかってはならないと
ばばさまは言い残しました
私は人と交わってはならないのです・・・

(シグルド)
・・・そうか・・・そんな事が・・・
だからいつも逃げるようにして
私をさけていたんだね

(ディアドラ)
好きになるのが恐かった
・・・忘れようと努力しました
でも、だめだったの

・・・あなたを失いたくない
・・・もう・・・どうしていいかわからない・・・

(シグルド)
ディアドラ・・・
きみが、みずからの運命を
恐れるきもちはわかる

だけどこわがっているばかりでは
なにも生まれない

私がきみを守ってみせる
たとえどんな事があろうと
きっと守ってみせる

ディアドラ、二人のきもちが同じなら
なにも恐れることなど無い筈だ

神よ、もし私たちの愛が罪だというなら
その罰は私一人に与えよ! 私は誓う!

たとえこの身が切り刻まれようと
決して後悔などしない

わが愛しきディアドラを
神よ・・・どうか永久に守りたまえ!!

(ディアドラ)
ああ、シグルド様・・・



■レックスが湖畔に待機 (鉄の斧が必要)



(レックス)

しまった!
鉄の斧をおとしてしまった!!

(精霊)

あなたが落としたのは
この金の斧ですか?
それとも、この銀の斧ですか?

(レックス)

いや、俺が落としたのは
そんな立派な斧じゃない
ただの鉄の斧だ

(精霊)
あなたは正直な方ですね
ごほうびとして
この勇者の斧を、差し上げましょう

では、レックスどの
ごきげんよう・・・

(レックス)
!?・・・・・・

ゆうしゃのおの をてにいれた!



■村1



(おばさん)

ジェノアのご領主のキンボイス様は
恐ろしい方です

この村も何度もおそわれて
ひどいめにあいました

バトゥ王が直接支配されていたころは
平和で住みやすかったのに・・・

だから村人達はみんな、
あなた達が来てくれて喜んでいるのです

○○○○ ゴールドてにいれた!



■村2



(おばさん)

この国の王様は優しい方で
決して自分から戦争などしかける方では
ありませんでした

こんな事になったのは
すべてあのサンディマという
魔法使いのせいです

あの男がきてから
この国は住みにくくなる一方で、

王子達も
末っ子のジャムカ様をのぞいては
皆、サンディマのいいなりなのです

どうか、おねがいです
この国をお救い下さい

○○○○ ゴールドてにいれた!



■村3



(おじいさん)

この村の北には
精霊の森と呼ばれる深い森があってな

わしは昔、その森の中にある
隠れ里に住んでおった

その村は、
暗黒神ロプトの一族でありながら、

人間に味方して追放された
聖者マイラの子孫が
隠れ住んだと伝えられるところでの

わしがいた頃は
シギュンという名の美しい娘が
唯一ロプト神の血を引くものとして、

村人達に守られて暮らしていた

しかしシギュンは
退屈な森での暮らしにあきて
掟を破って村を出てしまったのじゃ

何年かして、彼女は村に戻ってきた
シギュンは身重じゃった

そして一人の女の子を産み落とすと
そのまま死んでしまったのじゃ

その子は村の占いおばばに
ひきとられたときいたが
今はどうしてるかのぉ

もし生きてれば
17、8才にはなっていると思うが・・・

○○○○ ゴールドてにいれた!



■ヴェルダン城制圧



(オイフェ)

シグルド様、王宮にバトゥ王らしき方が
倒れていたと報告がありました

ひどいおケガで、
もはや手のほどこしようがないそうです

(シグルド)

バトゥ王・・・いったいどうされたのです!
どうかお気を確かに

(バトゥ)
うう・・・シグルド殿か
このたびの事、すまぬ・・・
わしはサンディマにだまされていた

あやつは息子達を取り込み、
わしをあざむいて
国をのっとろうとしたのだ・・・

(シグルド)
バトゥ王、わかっています
むりをされると、お体にさわります
もうおやすみください

(バトゥ)
いや、わしはもうだめだ
だが死ぬ前に
これだけは話しておかねばならぬ

この世界に起こりつつある
邪悪な出来事は、
すべて暗黒教団の意志によるものなのだ

奴等は世界のことわりを破壊して
暗黒神ロプトウスの復活を
早めようとしておる・・・

サンディマはそのために

わしらをそそのかして
グランベルに攻め込ませたのじゃ

奴等は世界中でうごめいておる・・・
シグルド殿・・・まどわされてはならぬぞ

どうかわが無念をはらし、
この国の人々を守ってくだされ・・・
・・・た、たのんだぞシグルドどの・・・・・

(シグルド)
あっ、バトゥ王・・・なんとあわれな
しかし、暗黒教団とはいったい・・・



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