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+++FE聖戦の系譜 会話集+++


第二章 アグストリアの動乱


■ワールドマップ上



ヴェルダン王国を制圧したシグルドは、
バーハラ城からの命令に従って
国境の城、エバンスの城主となり、
ディアドラを妻にむかえた。

グランベルによるヴェルダン制圧は
アグストリアに大きな混乱をもたらした。

アグストリアの諸公たちは、
強い反グランベルの意思を示し
あくまでも和平を重んじた
アグストリアの賢王イムカは
何者かの手によって暗殺された。

代わって国を継いだのは
イムカ王の長子、シャガール王子だった。

グランベルの国軍は
いまだ、はるか東のイザークにある。

シャガールはアグストリアの諸公に
ヴェルダン侵略の命をくだした。

エバンス城を守るシグルドは
再び、戦いの真っただ中に立たされた。



第二章 アグストリアの動乱



■オープニング



※ノディオン城



(エルトシャン)

ラケシス、俺はアグスティへむかう
おろかな挙兵などやめるよう
シャガール王におねがいする

(ラケシス)
お待ちください、兄上!
シャガール王は
ご自分のお父上すら手にかけたお方、

そんな方に、何を言ってもムダです
それどころか兄上の身すら危険です

(エルトシャン)
ラケシス、めったなことを言うな
シャガール様が前王を暗殺したという
うわさは俺もきいた

しかし証拠があるわけではない
あきらめずにご説得もうしあげれば
王もきっとわかってくださると思う

(ラケシス)
しかし・・・

(エルトシャン)
もうなにも言うな、

万が一の時の為に
この城には俺がもっとも信頼する
三人の部下を残して行く

ラケシス、そんな悲しそうな顔をするな
大丈夫だ、俺は必ず帰ってくる
おまえをおいて死にはしない

(ラケシス)

エルト兄様・・・

(エルトシャン出撃) 



※アグスティ城



(エルトシャン)
シャガール陛下、
どうか挙兵はおやめ下さい

陛下のお父上は、グランベルとの共存を
願っておられました

戦争は民をくるしめ、
陛下のおなまえまで
おとしめることになります

戦争だけはしてはならぬのです!!

(シャガール)
ノディオンのエルトシャンか、きさま、
父上に可愛がられていたのをよいことに
今まではさんざんわしにたてつきおって

だがな・・・父上は死に、
今ではわしが
全アグストリアの支配者なのだ

今までわしをコケにしてきた礼は
たっぷりとさせてもらう
誰か、こやつを地下牢にぶちこめ!

(エルトシャン)
ま、待って下さい! シャガール陛下・・・!!

(地下牢の扉が閉まる音)

(シャガール)
ふっ、エルトシャンめ、めざわりな奴だ
よし、ハイラインのボルドーに
ノディオン攻略を命じよ

それがすみしだい
全軍でグランベルに進撃する

(マンフロイ)
・・・シャガール陛下、
やっとご決心されましたな

(シャガール)
マンフロイか、きさまの言うとおり
父上はこの手で暗殺した

もはやあともどりはなるまい
しかし本当に勝てるのだろうな

(マンフロイ)

グランベルは
アグストリアとの不戦条約を信じて
全軍でイザークへ遠征中だ

いま攻め込めば必ず勝てるでしょう

(シャガール)

むむっ、そうか
グランベルさえ倒せば
アグストリアが世界の支配者になれる

そうすれば、わしが皇帝になれるのだな

(マンフロイ)
ふぉふぉふぉ・・・
・・・そうなる事をゆめみていなされ・・・・・



※ノディオン城



(イーヴ)

ラケシス様! エルトシャン王が
アグスティでとらわれたとの報告が!

(ラケシス)
えっ、兄上が!?
ああっ・・・だからあれほど
おとめしたのに・・・

(イーヴ)
姫様、心配なのは
それだけではありません
隣国ハイラインには注意すべきです

王が不在と知れば
いつ攻めてくるかもしれません

ヤツらはヴェルダンでの戦いを
根に持っているでしょうし、
特にエリオット王子は・・・

(ラケシス)
エリオットは
私が彼のいいなりにならないから
腹をたてているのね

でもあんなキザな男は、大きらい!
私はエルト兄様のような人でなければ
すきにはなれないわ

だから、だれの妻にもならない・・・

(イーヴ)
・・・それはよろしいのですが
王直属のクロスナイツも
今は北のシルベールの砦に駐留しており

この城には
わずかな兵しか残っていません

私は弟二人とともに
全力でお守りしますが
もしものときは、お覚悟ください

(ラケシス)
わかっています
イーヴ、あなたには感謝しているの
でも無理はしないで、死んではだめです

エヴァ、アルヴァにも
ラケシスがあやまってたと伝えてね

(イーヴ)
もったいないお言葉

・・・しかしながら、我々はエルト王から
特にえらばれて、姫様をお守りするよう
おおせつかったのです

我々も栄光あるノディオンの聖騎士
この一命にかけても
最期まで姫様をお守りいたします!

(ノディオン城にラケシス、イーヴ、エヴァ、アルヴァ登場)



※ハイライン城



(ボルドー)
なに? あのエルトシャンが
陛下のお怒りをかって、
地下牢にほうりこまれただと!?

よし! エリオット!
このすきに、ノディオンを攻め落とすのだ
エルトシャンに、吠え面かかせてやれ!

(エリオット)
かしこまりました、父上

(エリオット、ハイライン軍出現)



※エバンス城



(オイフェ)
シグルド様、大変です!
エルトシャン様がアグスティ城に囚われ
ノディオンが攻撃されているとの事です

ラケシス王女から
援軍を請う書状がまいりました

(シグルド)
エルトシャンが!?
なぜだ、あれほどの男が・・・

わかった、
とにかくノディオンに出陣しよう
ラケシスだけは、私が一命にかえても
守らねばならない

エルトシャンは口にこそださなかったが
あの姫をずっと大切にしてきた

ラケシスを失えば
彼はどれほど嘆き悲しむ事か・・・

(ディアドラ)
シグルド様、また戦いが始まるのですか

(シグルド)
ディアドラ、すまない
だが、私は
エルトシャンに多くの借りがある

不安な思いをしている彼の妹を
見捨てるわけにはいかないのだ

(ディアドラ)
はい、わかっています
とめはしません
でも、私も一緒に行きます

(シグルド)
えっ、それはだめだ
きみを危険なめに会わせたくない

(ディアドラ)
シグルド様は約束して下さいました
絶対わたしを離さないって
わたし・・・不安なのです・・・

・・・・・あなたと離れれば
二度と会えなくなるような気がして・・・
おねがいです、どうか私もおそばに・・・

(シグルド)
ごめん・・・そうだったね
わかった、一緒に行こう
でも私の側を離れてはだめだよ

(ディアドラ)
はい! シグルド様



■闘技場を勝ち抜いた時 (弓以外)



(ホリン)
・・・今まで一度も
敗れたことがない俺を倒すとは・・・
おまえ・・・いったい何者なのだ

おまえの戦いには気迫がこもっていた
たぶん、なにか信じるもののために
戦っているのだろう

俺は今まで金のためだけに戦ってきた
・・・・・・・だが、お前を見て、
それもむなしくなった

よければ、俺もお前達とともに戦いたい
何か大きな目的のために
この剣を使いたいのだ



■会話 ディアドラ→エスリン



(エスリン)

ディアドラ様、おけがはありませんか?
兄上は、お姉さまのことを、
とても心配していました

(ディアドラ)
エスリン様・・・
ありがとう
わたしなら大丈夫です

わたしは
シグルド様と一緒にいられることが
うれしいのです

(エスリン)
あなたのような、やさしい人に愛されて
兄上は幸せですね

(ディアドラ)
エスリン様、
あなたに差し上げたいものがあります
どうぞこれをお持ち下さい

(エスリン)
えっ・・・あっ、これは光の剣!?
・・・こんな大事なものを
私にくださるのですか?

(ディアドラ)
はい、少しはお役にたつと思います

(エスリン)
ありがとう、ディアドラ様!
私の宝物にいたします!

ひかりの剣 をてにいれた!



■1ターン目ハイライン軍フェイズ



(エリオット)

ノディオンのラケシス姫か
あの生意気な女め

あいつには、
いつも恥をかかされてきたが
・・・今度こそ見ていろよ

これだけの大軍に包囲されては、
さすがのラケシスも、いやとは言えまい

ハイラインに連れ帰って、
むりやりにでも俺のものにしてやる

(エリオット隊移動)

(フィリップ)

我々の役目は城を守ることだ、いいな!
目先の敵にまどわされるな
自分の持ち場を死守せよ!



※アンフォニー城



(マクベス)
そうか、
ついにハイラインが兵をあげたか

よし、手はず通り
やとった盗賊どもに村をおそわせろ

先王の時代は
手出しもできなかったが
シャガール様ならごまかすのもたやすい

村の財産は残らず巻きあげて
城に持ち帰るのだ!

(盗賊団出現)



※マッキリー城



(クレメント)
ハイラインがノディオンを攻撃すると?
ううむ・・・・・・どちらにつくのが得か・・・

決着を確かめてからでも
おそくはあるまい、一兵たりとも動かすな
このまま様子を見るのだ



■ノディオン城陥落時、制圧時
→会話なし



■会話 シグルド→ラケシス



(ラケシス)

シグルド様!
たすけに来て下さったのですね
よかった、一時はどうなることかと・・・

(シグルド)
ラケシス、無事でよかった
エルトシャンは、
まだ捕えられたままなのか!?

(ラケシス)
はい、兄はまだアグスティに・・・・・・
アグストリアの諸公は、
すべて敵になってしまいました

シグルド様、
どうか私に力をお貸しください

なんとしても、
兄を救い出さなければ・・・・

(シグルド)
わかっている
他国に軍を入れることは気が進まないが
今度ばかりはやむをえないだろう

グランベル王にはすでに許しをえた
シャガール王子が
父親であるイムカ国王を暗殺し

グランベルに
攻撃をしかけようとしていたとの情報も
王はすでにご存じだった

王は、和平派のエルトシャンを
救出することはグランベルとしても
必要だとおおせられ、

私にその役目をおおせつけられた
ラケシス、エルトシャンは
私が必ず助け出す・・・・・心配するな



■会話 デュー→ラケシス



(デュー)
ラケシスさん、探していたんだよ
面白い剣を見つけたから、
ラケシスさんにあげようと思ってさ

(ラケシス)
まあ、本当、変わった剣ね
初めて見るものだけど・・・

(デュー)
盗賊の剣ってところさ
これで悪い奴らをやっつけてよ

(ラケシス)

うれしいけど・・・でも、
私がいただいてもいいのかしら?
デューは使わないの?

(デュー)
いいって、気にしないでよ
おいらが使ったところで、
あんまり意味がないんだ・・・

へへ、まあとにかく、役に立つ剣だよ!
じゃあねっ

とうぞくの剣 をてにいれた!



■アーダンが海岸に待機




(アーダン)
・・・ああ、さびしい・・・・・
俺はこんなに固くて強いのに、
みんなで俺をバカにして・・・

せめてアレクみたいに再攻撃できれば
もう少しは働けるのになぁ・・・

そしたら俺にも
彼女ができるかもしれんの
になぁ・・・
ハァ・・・男はつらいぜ
ん?  何だこの古びたうでわは?
なにか魔法のうでわみたいだが、
ちょっとつけてみよう

・・・むむ・・・
な、なんだこの感じは!
おおっ、俺にも追撃の力が・・・

ついげきリング をてにいれた!



■山中のマッキリー兵の独り言



※中立状態の時のみ、男性キャラ限定
  右隣に待機しないと発生しない



(兵士)

ふぁ〜、こんな山んなかに一人なんて
やってらんないぜ

いくらこの先に
わが軍の誇るシューター・・・むっ!

人の気配!!

気のせいか・・・・



■ハイライン城制圧



(オイフェ)

シグルド様
ようやくハイラインを制圧できました
これからどうしますか?

(シグルド)
うむ、当面の危機は去った

しかしエルトシャンは
まだアグスティにとらわれたままだ
それに・・・

(オイフェ)

それに?

(シグルド)
中央の森にある開拓村が
盗賊達におそわれているそうだ
できることなら助けたい

(オイフェ)

そうですね
私達が侵略者でないことを示すためにも
人々を助けることは必要だと思います

そうと決まったなら
すぐにまいりましょう

グズグズしていては
手おくれになります!

ハイライン城 をせいあつした!



※アンフォニー城



(シャガール)
バカ者め! 貴様が欲を出している間に
ハイラインが奪われたではないか!

この不始末、
どう責任をとるつもりだ、マクベス!

(マクベス)

ひいいっ、
お許しください、シャガール様!

今すぐ、
ヴォルツの傭兵軍団を出撃させます

(ベオウルフ、ヴォルツがアンフォニー城から出撃)

(ヴォルツ)
ちっ、出撃命令か
まあしかたねぇな

だが俺達から行くこともあるまいよ
戦闘がはじまるまで
この場所で様子を見よう

おい、ベオウルフ、貴様はどうする?

(ベオウルフ)
今度ばかりは、気が乗らねえなあ
あのマクベスとか言う野郎、気にくわねぇ
そろそろ別の雇い主でも探そうと思う

(ヴォルツ)
好きにしな、俺たち傭兵は自由きまま
だれに仕えようとかまわねぇ

今日は仲間でも明日は敵同士
それもまた面白いじゃねえか

(ベオウルフ)
そうだな
しかしあんたとは戦いたくないぜ
俺じゃ、とても勝ち目はないからな

(ヴォルツ)
ふっ、俺をやれるヤツはいねぇよ
この世界ひろしと言えどもな・・・

(そのまま走り去る)

(アンフォニー城守備兵出現)

(マクベスがアンフォニー城の守備に上がる)



■ハイライン城制圧後、次ターン開始時



(レヴィン)

村長、なんかさわがしいけど
どうしたんだ

(村長)
あ、旅の吟遊詩人さんだね
あんたも早く逃げる用意をしなさい
盗賊団がおそってくるんだ

(レヴィン)
盗賊? アグストリアの軍隊は
守ってくれないのか

(村長)
この国は今、内乱状態で
我々の事なんて
かまってるひまはないのさ

いや、それどころか
盗賊をあやつっているのは

アンフォニー王だってうわさも
あるくらいだよ

(レヴィン)
それはひどい話だな、よしわかった
俺がちょっくら出かけて
ヤツらを片づけてやるよ

そのかわり、礼はたっぷりとはずみなよ

(村長)
あんた、またそんなホラをふいて
逃げるんならさっさと行きなよ

わしらは、あんたの相手をしてるほど
ひまじゃないんだ

(レヴィン)

ちぇ、俺も信用ないな
まあ、いいか・・・

(シルヴィア)
ちょっと、レヴィン!
あたしをおいてどこに行くのよ

(レヴィン)
げっ、シルヴィア!
見つかっちまったか

(シルヴィア)
なによ、人をさんざんもて遊んでおいて
用がなくなったら捨てるというの?

(レヴィン)
おいおい、人ぎきの悪いことを言うなよ

おまえとはこの村で知り合って
二、三回いっしょに
メシをくっただけじゃないか

おまえは、旅の踊り子
俺は、吟遊詩人
ただそれだけの仲だと思うがな

(シルヴィア)
だけどあたしの事を
かわいいって言ってくれた
あたし・・・うれしかったんだから・・・

(レヴィン)
それは俺のくちぐせでさ、
別に深い意味は・・・
おいおい・・・こんなとこで泣くなよ

ほら、みんなが集まってきたじゃないか
わかった、わかった、いっしょに来なよ

ただし、少々荒っぽいことになるぜ
覚悟はいいか

(シルヴィア)
いいよ
あたし、荒っぽいことは大好き!

(レヴィン)

ちっ、いま泣いてたと思ったら
もうわらってる
まるで子供みたいな娘だな・・・

(シルヴィア)
なんか言った?

(レヴィン)
なんでもないよ! さあ、行くぜ!

(レヴィン、シルヴィア登場)



■レヴィン、シルヴィア登場後、次ターン開始時



(フュリー隊登場)

(フュリー)

あっ、あれがアグスティ城ね
ね、みんな、ひと休みしましょ

街にいけばレヴィン王子の情報も
きけるかも知れないし

(アグスティ城に入城)



■会話 キュアン→フィン



(キュアン)

フィン、この戦いは
アグストリアの騎士が相手だ
今までのような蛮族とはちがう

これまでの武器では、
苦戦はまぬがれぬだろう、
この槍をおまえにやろう

(フィン)
これは、勇者の槍・・・
この槍をいただいてもよいのですか?

(キュアン)
おまえは、私の部下であるだけでなく
レンスターに仕えてくれる大切な騎士だ
この戦いで失うわけにはいかない

私が今してやれるのは、これくらいだが
受け取ってほしい

(フィン)
ありがとうございます
キュアン様

ゆうしゃのやり をてにいれた!



■会話 シグルド→レヴィン



(シグルド)

きみがレヴィン?
村人を助けてくれたそうだね
ありがとう、礼を言う

旅の吟遊詩人ときいたが
魔法が使えるとはおどろきだね

(レヴィン)
まあね、魔法も芸のうちさ
ふーん、あんたがシグルド公子か

わざわざ
よその国までおしかけて戦争するとは
よっぽどヒマらしいな

(シグルド)
きみは怒っているようだね

(レヴィン)
当たり前だ、ちょっとは
働いてる者の身にもなってみろ

ドンパチやるのは勝手だが
俺達は迷惑なんだよ!

(シグルド)
すまない、確かにその通りだ
この国の人々には
申し訳ないと思っている

(レヴィン)
口先だけならなんとでも言えるさ
本当に悪いと思っているなら
今すぐ国に帰ったらどうだ

(シグルド)
そうだな・・・わかった
みんなに相談してみよう

(レヴィン)
おいおい、本気なのか

(シグルド)
もちろんだ、
私もずっとかんがえていた
きみに言われてやっと決心がついたよ

戦争はやめる
シャガール王と話し合ってみるよ

(レヴィン)
あの男に何を言ってもムダさ

グランベルが兵を引き上げれば
協力した住民をかたっぱしから
処刑するだろう

あんたはそれでもいいのか

(シグルド)
それは・・・しかし・・・

(レヴィン)
ははは、もういいよ
やっぱりあんたは思っていた通りの人だ
俺も協力させてもらうぜ

(シグルド)
え? きみはいったい・・・

(レヴィン)
俺はただの旅人・・・吟遊詩人さ



■自軍がアンフォニー城に接近したターン
  アンフォニー軍フェイズ



(ヴォルツ)

よーし、いよいよだ
野郎ども、一歩もひくんじゃねえぞ!
傭兵軍団の力を見せてやれ!!



■会話 自軍ユニット→ベオウルフ



※10000ゴールド持っている場合


(ベオウルフ)

俺を雇いたいのか
それなら10000ゴールドよこしな

・・・よし、確かに受け取った
もらった金の分ぐらいは働いてやるぜ



※10000ゴールド持っていない時



(ベオウルフ)

俺を雇いたいなら
10000ゴールドよこしな
金をもってなきゃ、話にならねえ



■アンフォニー城制圧



(フィラート卿入城)

(オイフェ)

シグルド様、
バーハラからフィラート卿がおみえです
 
(シグルド)
これはフィラート卿
よくおいで下さいました

(フィラート)
シグルドどの、ついにアグストリアと
全面戦争になりましたな
戦況はいかがですかな

(シグルド)
なんとか戦っておりますが
苦労しております

(フィラート)
ところでシグルドどの、
言いにくいことだが・・・

(シグルド)
はい、なんでしょう?

(フィラート)
宮廷内には、あなたについての
よからぬうわさがあります

あなたがレンスターのキュアン王子や
ノディオンのエルトシャン王とむすんで
王に反乱をくわだてているというのです

そのために、イザークの王子まで
かくまっていると・・・

(シグルド)
え、そんなバカな!
いったい、誰がそんな事を・・・

(フィラート)
レプトール公爵やランゴバルト卿です

(シグルド)
そうですか・・・あのお二人は
父を憎んでおられるから・・・
しかし、それにしてもひどい事を・・・

(フィラート)
お二人は、クルト王子が
バイロン卿ばかりを頼りにされるから
ねたんでおられるのです

王子が国王になられればお二人は
まちがいなく位を追われる
たぶん、不安なのでしょうな

いずれにしても
注意されたほうがよいですぞ

(シグルド)
わかりました、ところでフィラート卿
イザークとの戦いは
まだ終わらないのですか

(フィラート)
報告では、ほぼ片がついたようです
あなたのお父上もクルト殿下とともに
まもなく、凱旋されるでしょう

(シグルド)
クルト様もご無事でなによりです
あの方には
まだ、お妃がいらっしゃらないから

もしもの事でもあれば
王家の血が絶えてしまうと
父はいつも心配しておりました

(フィラート)
そうです、我々も早くお妃をと
申し上げているのですが・・・

(シグルド)
なにか理由でもあるのですか?

(フィラート)
うむ・・・これは宮廷でも
一部の者しか知らない話ですが・・・

王子は過去にある女性を深く愛されて
いまだに、その方を
忘れられないのだそうです

(シグルド)

その方とは
なぜ結ばれなかったのですか

(フィラート)
それは・・・
あなたには何もかもお話ししましょう
二十年ほど前の事

王子はヴェルトマー公爵の美しい夫人・・・
つまり人の妻だった方に
恋をされてしまったのです

ヴェルトマー公爵は女グセの悪い方で
何人もの愛人がいました
王子はまじめな方だから

はじめは同情されていたのでしょうが
そのうちに、お二人とも
深く愛し合うようになって・・・

しかし逆上したヴェルトマー公爵は
お二人を呪う手紙を残して自害され

その結果、夫人もいたたまれなくなって
姿を消してしまわれた
名は確か・・・シギュンとか言いましたな

(シグルド)
・・・そんな事が・・・
では、アルヴィス卿の母上は・・・

(フィラート)
そうです
アルヴィスどのは七才くらいでしたかな
一度に両親をなくされ、哀れでした

(シグルド)

そうですか・・・
でも、哀れなのは王子も同じですね
そしてその夫人も・・・

(フィラート)

いや、これはつまらぬ事を申し上げた
宮廷のうわさ話など
武人であるあなたには用のない事でした

どうか忘れて下さい
アグストリアとの戦いは
まだまだ続くでしょう

祖国へ凱旋される日を
楽しみにしておりますぞ

アンフォニー城 をせいあつした!



※マッキリー城



(クレメント)
なに、アンフォニーまで制圧されただと
むむ・・・さては奴ら
アグストリアを征服するつもりか

こうなっては、戦うほかはない
シューターを配置につかせろ

グランベル軍を
アグスティへ行かせてはならん!

(マッキリー城守備兵出現)

(クレメントがマッキリー城の守備に上がる)



※アグスティ城



(フュリー)
シャガール王
いつまで待てばよいのですか

私たちは一刻も早く
レヴィン王子を探さねばならぬのです

あなたが王子の居るところを
知っていると言うから
私たちはこの城にとどまっているのです

(シャガール)
いや、すまぬな
しかし、ようやくわかった

レヴィン王子はグランベルの軍隊に
とらわれているという事だ
やつらは、わが国を侵略し、

そのうえ関係のない人々まで
手当たり次第に捕まえて
処刑しているらしい

王子も奴等の本拠地、エバンスに囚われ
間もなく処刑されるという
早く助けねば危ないぞ

(フュリー)
な、なんてこと・・・
わかりました、今すぐエバンスにむかい
王子を助け出してきます

シレジアのラーナ王妃からは
他国との争いをさけよと言われましたが
やむをえません

グランベル軍は見つけしだい
攻撃いたします

(シャガール)
おお、それは願ってもない
よろしく頼むぞ

(フュリー)
では、失礼します

(フュリー隊出現)

(シャガール)
ふっ、行ったか・・・バカな女め・・・
よし、アグスティからも騎士団をだせ!
一気にけりをつけるのだ!!

(アグスティ兵出現)

(シャガールがアグスティ城の守備に上がる)



■会話 シルヴィア→シグルド



(シルヴィア)

きゃー、シグルド様だわ!!

(シグルド)
あれ? きみは踊り子?
ここは戦場だぞ、
危険だから城に戻りなさい

(シルヴィア)
シグルド様、あたしのこと知らないの?
あたしシルヴィアでーす
シルヴィって呼んでもいいよ

(シグルド)
・・・すまないが
子供の相手をしているヒマはないんだ
いい子だから帰りなさい

(シルヴィア)
ムッ・・・
このセクシーなあたしを
子供だと思ってる

シグルド様ったら意外に
つまんない男かもしんない・・・

(シグルド)
おいおい、きこえてるよ

(シルヴィア)
まあいいわ
あたしは戦場に咲いた花だもの
散るときはパアーっと散ってあげる

(シグルド)
まいったな、この子は・・・



■会話 アレク→シルヴィア



(アレク)

おっ、あんたがシルヴィアか
うーん、いいね、可愛いよ

(シルヴィア)
へぇー、ここの人達って
カタブツばかりかと思ってたけど、
まともな男もいたんだ

(アレク)
そうさ、まともなのは俺だけだな
俺、あんたみたいな子、大好きだぜ

(シルヴィア)
ありがとう

(アレク)
ヒマができたらゆっくり話がしたい
いいだろ

(シルヴィア)
うん、あたしの踊りもみせてあげるね

誰にも見せていない特別のヤツ、
ちょっと恥ずかしいけど
あんたなら見せたげる

(アレク)
そ、そうか・・・楽しみにしてるぜ・・・



■会話 ベオウルフ→ラケシス



(ベオウルフ)

へぇー、
あんたがノディオンのお姫さまか

(ラケシス)
失礼な方ね、あなたは誰なの!

(ベオウルフ)

おっ、これはすまねぇ
俺はベオウルフっていうしがない傭兵さ

(ラケシス)
それでわたしに何かご用なの?

(ベオウルフ)
ああ、一言だけ言っておきたくてな
戦争は遊びじゃないんだ

あんたみたいな
ヒヨッコにうろうろされては
俺達が迷惑する

お姫さまならお姫さまらしく
お城で大人しくしていなよ

(ラケシス)
まあっ、そんなことを
あなたに言われるすじあいはないわ!
大きなおせわでしょ

(ベオウルフ)

ふふっ、さすがはエルトシャンの妹だ
気だけは強いようだな

(ラケシス)
え? ・・・にいさまをごぞんじなの

(ベオウルフ)
ああ、ヤツとは昔からの付き合いだ
おまえのことも頼まれていたから、
こんなおせっかいをしている

(ラケシス)

あっ、そうだったの・・・
ごめんなさい

(ベオウルフ)
まあいいさ
よし、少しばかり戦い方を教えてやろう
これもエルトシャンのためだ

(ラケシス)

はい、お願いします!!

(ラケシスのSTR+2・SKL+2・DEF+1)



■会話 レヴィン→フュリー



(レヴィン)
フュリー!?
おまえ、こんなところで何をしてるんだ

(フュリー)
え? あなたは・・・
ま、まさか レヴィン王子?
・・・そんな姿で、どうしたのです?!
 
(レヴィン)
ああ、この服か・・・
俺はいま旅の吟遊詩人をやってる
どうだい、にあってるだろ?

(フュリー)
・・・でも、どうして・・・

・・・・・王子がエバンスに
とらわれているときいて
あわててやってきたのに・・・

(レヴィン)
俺がエバンスにとらわれているだと?
だれがそんな事をいったんだ

(フュリー)
アグスティのシャガール王が・・・

(レヴィン)
ははーん、
フュリーおまえ、だまされたな

すなおなのはいいが
それじゃ都会では暮らせないぜ

へんにすれて
シルヴィアのようになっても困るけど・・・

(フュリー)
レヴィン様、シルヴィアって・・・

(レヴィン)
いや、その・・・まあ、いいさ
とにかく、なぜおまえがここにいる?

(フュリー)
もちろん
王子をシレジアに連れ戻すためです

王子が誰にも告げずに国をでて
もう二年ちかく、
ラーナ王妃はとても心配なさっています

どうか一緒におかえりください

(レヴィン)
俺が帰れば、先王の遺言どおり
王位をつがねばならん

しかし、おじうえ達は
絶対、承知しないだろう
下手をするとこの国のように内乱になる

そうなれば
国民が一番つらい思いをするんだぞ
王などは、なりたい者がなればいいんだ

おれは今の自由な暮らしが気に入ってる
王位をつぐなどまっぴらだ

そんなものは、おじうえ達に
くれてやればいいんだよ

(フュリー)
そうはまいりません
シレジア王家は
風神フォルセティの血を引く高貴な家柄

そして、その力を受け継いでいるのは
王子ただ一人なのです

あなた以外に
シレジア王家をつげる方はいません
国民もみな、それを望んでいます

レヴィン様
・・・ラーナ様は泣いておられました
どうか・・・どうかお戻り下さい

(レヴィン)
フュリー・・・
おまえまで泣くことはないだろう

かんべんしてくれよ
俺は女の涙によわいんだから

わかったよ
でも、もう少しかんがえさせてくれ
決心がつけば母上のもとに帰るから

(フュリー)
では、王子が戻られるまで
私もおそばに居させてください

王子がご無事だったことは
部下達に伝えさせます

(レヴィン)

だめだと言ってもきかないだろうな
わかったよ、

俺はしばらくシグルド公子と共に行く
彼とは、なぜか気が合うんでね
それに奴の軍隊は美人が多い

フュリーも彼女達と友達になるといいよ
そしたら、もう少しは
あかぬけるかもしれないぜ

(フュリー)
はい・・・

(レヴィン)
おいおい、冗談だよ
本気にするな

まったくフュリーは気まじめなんだから、
・・・おまえは誰にも負けないほど可愛いさ
今のままで十分だよ

(フュリー)
は、はい・・・あ、いえ・・・

(残存しているフュリー隊はNPCになって撤退する)



■会話 フュリー→シグルド



(フュリー)

あなたがシグルド様?

(シグルド)
ああ、そうだが、きみは?

(フュリー)
シレジアの騎士、フュリーです
レヴィン王子をお守りするため
しばらくご一緒させていただきます

(シグルド)
レヴィン王子?
いったい何のことだ

(フュリー)
レヴィン様は
シレジア王家の正当なる後継者

風の聖戦士、
セティ様の力を受け継ぐ方です

(シグルド)
えっ、あのレヴィンが!?
そうか・・・なにかあるとは思っていたが
シレジアの王子だったとはな

でもなぜ吟遊詩人なんかに・・・

(フュリー)
いろいろと、いきさつはあるのですが
私の口からは申し上げられません
しばらくそっとしておいて下さい

(シグルド)
わかった
彼とは今までどおり付き合おう

フュリー、ペガサスナイトのきみが
協力してくれるなら大助かりだ
どうか、よろしくたのむ

(フュリー)
はい、おまかせ下さい!



■マッキリー城制圧



(シグルド)

よし、マッキリーは制圧した
次はいよいよ王都アグスティだ

(オイフェ)
はい、シグルド様
でもアグスティにはまだ
大軍が残っているとの情報もあります

どうかお気をつけて

(シグルド)
うむ、そうだな、シャガールの事だ
いったい何をたくらんでいるか・・・

マッキリー城 をせいあつした!



※アグスティ城



(シャガール)
なにっ、マッキリーまで落とされただと?
ザイン、こうなってはしかたない
貴様は残りの全軍をひきいて出陣せよ!

(ザイン)
はぁ、しかし・・・

(シャガール)
つべこべいわず、はやく行け!!

(マンフロイ)
シャガールよ、みぐるしいぞ
なにも、まだ負けたわけではあるまいに

(シャガール)
きさまはマンフロイ!

ぐぐっ・・・
貴様の言うとおりにしていたらこの様だ
いったいどうしてくれる!

(マンフロイ)
ふっふっふ、わしはただ
王がじゃまなら殺せと言ったまでだ

すべては、おまえの野心からでたこと
そうではないかの

(シャガール)

くそっ、シグルドの軍が
ここまで強いとはおもわなかった・・・

マンフロイ、おしえてくれ、
俺はいったいどうすればよいのだ

(マンフロイ)
まだ、方法はある

いざというときは、あの小僧、
地下牢にとらえてあるエルトシャンを
利用すればよい

奴のいうことならシグルドとて、
きかぬ訳にはいかぬだろうよ

今のうちにあやつに
わびでもいれておくのだな

(シャガール)
そ、そうだな
エルトシャンなら助けてくれるだろう
わかった、そうしよう

(マンフロイ)
ふっ、バカめ・・・

(暗黒司祭)
マンフロイ大司教、
クルト王子の殺害、
たしかに見とどけました

(マンフロイ)
そうか、あやつら、
面白いように動いてくれる

われらが宿敵、ナーガの一族も
残るはあのおいぼれ一人
ヤツがくたばるのも、時間の問題じゃ

あとは暗黒神さえ復活できれば、
われらが世になる・・・

(暗黒司祭)
アルヴィス様は大司教の申し入れを
承知されたのですか?

(マンフロイ)
きかぬ訳にはいくまい
奴の体にはロプトウスの血が流れておる

もしその事がもれれば、奴は捕らえられ
暗黒神の一族として火あぶりの刑となる

あの気位のたかい男が
そんな事をがまんできるものか

(暗黒司祭)
では、国王を裏切り
自らが皇帝になると・・・

(マンフロイ)
うむ・・・だが、それだけでは足りぬ

ロプトウス神が転生するためには、
アルヴィスと・・・もう一人、
・・・あの女の娘が必要なのだ・・・

(ザイン隊出撃)

(ザイン)
出撃だ!
祖国のために死ねることを、誇りと思え!



■村1



(おじいさん)
  
マッキリーの領主、
クレメント司祭には気をつけなされ

あの男はスリープの杖という
魔法の聖杖をもっていてのぉ

下手に近づくと、ねむらされて
身動きが取れなくなってしまうぞ

○○○○ ゴールドてにいれた!



■村2



(おじいさん)    

アグストリアの先王は立派な方じゃった
しかし突然、死んでしまわれて
わしらは途方にくれておる

あと継ぎがあのシャガール王子だけでは、
この国もそう長くはないのぉ

できることなら、エルトシャン様に
王になってほしいのじゃが・・・

○○○○ ゴールドてにいれた!



■村3



(青年)

暗黒神ロプトウスの血族が
まだ生き延びてるって、本当かな?

アグスティやマッキリーみたいな
大きな街じゃ、毎年たくさんの人が、

魔人狩りという名のもとに
火あぶりになって殺されてる
別に罪人でもないのにひどい話だぜ

○○○○ ゴールドてにいれた!



■村4



(おじさん)  
  
ノディオンのエルトシャン王は
伝説の十二人の聖戦士の一人
勇者ヘズルの末裔です

あの方がもつ魔剣ミストルティンは
シアルフィのティルフィング、
イザークのバルムンクと共に、

世界最強のつるぎなのです

○○○○ ゴールドてにいれた!



■村5



(おばさん) 

エルトシャン王はまじめすぎるのです
だから、シャガール王なんかに
とらわれて・・・

おねがいします
エルトシャン様を、お助け下さい

○○○○ ゴールドてにいれた!



■村6



(おばさん)

戦争はいやだねぇ
いつも泣くのは女や子供さ
あんたも早く恋人の処に帰ってやりなよ 

○○○○ ゴールドてにいれた!



■村7



(おじいさん)    
ほぉ〜、これはよくきてくれたのぉ
ほうびにこの剣をやろう

これはざんてつの剣といってな
固いよろいでも切り裂くことができる
不思議な剣じゃ

もし、おまえさんが使えなければ
中古屋にでも売ると良い、
良い金になるぞ

ざんてつの剣 をてにいれた!

○○○○ ゴールドてにいれた!



■村8



(おばさん)

ちょっと、あんた、どう思う?

ノディオンのエルトシャン王と
妹のラケシス姫、兄妹にしちゃあ
仲が良すぎると思わないかい?

あたしら、いつもうわさしているのさ
え? そんなにヒマなのかって?
なんだい! わるかったね!!

○○○○ ゴールドてにいれた!



■村9



(娘)

助けてくれてありがとう
お礼に私の大切なものをあげるわ

ほら、きれいなうでわでしょ
これを付けてると、お店のおじさんが
サービスしてくれるのよ

ねぎりのうでわ をてにいれた!

○○○○ ゴールドてにいれた!



■村10



(おじさん)

アンフォニーの領主のマクベスは
金に汚いおとこでね
今までもさんざんわしらを苦しめた

あんなやつ、死んじまえばいいんだ!

○○○○ ゴールドてにいれた!



■アグスティ城制圧



※ラケシス、イーヴ、アルヴァ、エヴァ全員生存時



(イーヴ)
ラケシス様
私達はノディオンに帰りますが、
姫様におわたししたいものがあります

これはナイトリングといって
騎士以外の者でも
再移動ができるようになる魔法のうでわ

きっと姫様のお役に立つでしょう
では、どうかお元気で!

ナイトリング をてにいれた!

(オイフェ)
シグルド様、シャガール王は重傷ですが
まだ生きておられる様です
王宮の司祭が手当をしているとの事です

(シグルド)
戦場からシャガール王を
助け出したものがいたときいたが
いったい誰なのだろう

(エルトシャン)
俺だ、シグルド
・・・・・俺が王を助け出した
アグスティの王族は、もはや彼しかいない

たとえどんな人間だろうと
俺にとっては主君である事にちがいない
死なすわけにはいかぬ

(シグルド)
あっ、エルトシャン!?
無事だったのか!

よかった、捕らえられたときいたから
探していたんだ

(エルトシャン)
ああ、なんとかな
しかしシグルド、これはどういうことだ?

王都アグスティは
きさまの軍によって制圧され

きくところによると、各地の城は
グランベルから役人が派遣されて
まるで属国あつかいだという

アグストリアは俺の知らぬ間に
グランベルによって占領されたのか?

シグルド、返答次第では
おまえとて容赦はしないぞ!

(シグルド)
すまない、エルトシャン
その事については
私も、ふにおちないんだ

だが国王は、
きみをのぞくアグストリアの諸公が
わが国に敵対した事は事実だから

治安の維持のためにも、
しばらく、この地にとどまるよう
私に命じられた

エルトシャン、
たのむ、一年だけ待ってくれ

一年あれば平和も回復され
アグストリアとの関係も
修復されるだろう

そうすれば、われらは国に戻る
国王も私にそう約束された

(エルトシャン)
そうか・・・きさまがそこまで言うなら
信用するしかなかろう
わかった・・・一年だな

よし、それまでは北のマディノ城で
シャガール王をお守りしよう

俺のクロスナイツも
ちょうどシルベールの砦に
駐留しているし、

その気になれば
グランベル軍などいつでも撃破できる

もし、きさまが約束を破れば
その時は俺も本気で戦うぞ!
わかっているだろうな、シグルド!

(シグルド)
むろんだ、私はきみを裏切りはしない
信用してくれ、エルトシャン



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