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+++FE 紋章の謎 会話集+++


第2部4章 喜びと悲しみと

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第2部4章 喜びと悲しみと



■ワールドマップ上



ミネルバ王女との再会を
はたせなかったマルスは、
オグマと、グルニア王家の
子供達をさがすため

かつて 子供達の
保護者であったという、
ウェンデル司祭のもとを
訪れることにした。

だが、司祭がいるという
<ホルム海岸>は、悪名高い
マケドニア・バイキングの
支配地である。

マルス達の行く手を、無数の
海賊達が待ちうける。

はたして、彼らは無事に
子供達を救いだすことが
できるのであろうか・・・。

■オープニング



(オグマ)

ユミナ ユベロ

この辺りは あの悪名高い
マケドニア・バイキングの
支配地だ

できれば近よりたくないが
司祭がいる村に行くためには
ここを通るしかない

(ユベロ)
オグマさん・・
ぼく こわいよ・・・
ねえ 戻ろうよ・・

(ユミナ)

ユベロ! しっかりしてよ
あなた男でしょ!!

それに ユベロだって
炎の魔道書くらいは
使えるんだから戦うのよ!

(ユベロ)

だけど ウェンデル先生は
戦争はいけないことだって・・
ぼくだって 争いはイヤだよ

(ユミナ)

もー つべこべ言わないで
わたし達は
もう二人っきりなのよ

あなたが
しっかりしてくれなきゃ
わたしだって・・
どうしていいか・・・

(ユベロ)

あ・・ごめんユミナ・・・
ぼく がんばるからさ・・・
だから もう泣かないでよ

(オグマ)
シッ・・・ まずいな・・
やつらに気づかれた

やむをえん 一気にきりぬける
二人とも そばを離れるな!

■村1



(村人)

おお これはこれは
アリティアの王子様
よくおいでくださいました

(マルス)
この村に ウェンデル司祭が
おられると きいたのですが

(村人)
はい たしかに・・・

しかし きのう
突然おしかけてきた
アカネイアの兵が
連れて行ってしまったのです

ですが 王子様
司祭は この魔道書を
残されました

なんでも 風をつかさどる
魔法の一つとか・・・
どうぞ お持ちになってください

■村2



(マルス)

あれ カシムじゃないか
こんなところで
何をしてるんだい?

(カシム)
あっ マルス様!

ううっ・・・
実は 母が病気で
クスリを買うために
お金がいるんです

でも タリスじゃ
稼げないもんですから
こんなところまで
出稼ぎに来てるんです

(マルス)
そうか・・たいへんだね・・
お母さん はやくよくなると
いいね

じゃあ またね・・

(カシム)
・・・・・・・・・

待ってください!!
母が 病気で・・・
お金が・・・

(マルス)
うん? あっそうか ゴメン
少しくらいならあるけど
これでいい?

(カシム)
ううっ・・・マルス様
ありがとうございます

ぼくみたいな男に
そんなに やさしくして
くださるなんて・・・

(マルス)
カシム・・そんな・・・
オーバーだよ
こまってる人がいたら
助けるのは当然だろ

(カシム)
いいえ マルス様!
あなたは ぼくのおんじんです

ぼくもマルス様の
お役に立ちたい
どうか連れて行って下さい

ぼくは あなたに
この命を ささげます!!

■民家1



(村人)

星のカケラってきれいだね
それを持ってると 何か
いいことがあるかもしれないよ

■民家2



(村人)

レスキューって魔法
知ってる?

遠くにいる人を 近くによぶ
ことができるんだって
ホントだったら すごいよね

■民家3



(村人)

最近 山賊や海賊どもが
はばをきかせてこまるよ
まったく

これというのも
国が いいかげんな政治しか
していないせいだよ

■会話 オグマ→シリウス



(オグマ)

貴様 何者だ!
海賊どもの 手下か!!

(シリウス)
わたしはシリウス
ただの 旅の者だ・・・

(オグマ)
そうか すまぬ
少し 気が たかぶっていた
許してくれ

(シリウス)
その 子供達は・・・

(オグマ)
わけあって オレが
あずかっている
貴様 知っているのか?

(シリウス)
いや・・・
だが 子供連れでは
逃げきれまい

南の村まで行けば
アリティア軍が来ていると言う
ここはわたしに まかせて
お前達は 逃げろ

(オグマ)
なに!?
アリティア軍が・・・
そうか マルス王子が・・・

わかった かたじけない
だが なぜ見も知らぬ
我らを?

(シリウス)
子供達を 救いたい
ただそれだけだ・・・・

(オグマ)
そうか・・・・
シリウス・・・とか言ったな
無事に脱出できたら
もう一度会いたいものだ

おれは グルニアの支配者
ラング司令官を殺るつもりだ
ロレンスという男のうらみを
はらすためにな・・・

貴様・・・
おれに 力をかせ・・・
貴様とて
それは のぞむところだろう

(シリウス)
うむ・・・・・
おもしろいかも知れぬな・・・

だが 生きていればの話だ
さあ はやく行け!

■シリウス初戦時



(シリウス)

ふりかかる火のこは
はらわねばならぬ・・

■シリウス撃破時



(シリウス)

ばかなやつらだ・・・

■ガイル初戦時



(ガイル)

お願いだ 許してくれ!
と言ってもムリだな・・・
しゃあねえな・・・
あたまをカチわってやる!!

■ガイル撃破時



(ガイル)

おぼえていやがれ!

■制圧後



(北からシーダがマルスの所に来る)

(シーダ)

マルス様!!

(マルス)
シーダ!? どうしたの
きみが こんなところまで
来るなんて・・・

まさか アリティアに
何かあったのでは?

シーダ)
マルス様・・アリティアが・・・
帝国軍におそわれて・・・

アカネイア・グラ・オレルアン
の連合軍に きしゅうをうけて
騎士団は全滅・・・・

城もおとされてしまったの・・・

(マルス)
な なんだって!?
まさか・・・・
アリティアが・・・・

ジェイガン
これはいったい
どういうことだ!

(ジェイガン)
無念です・・・
いちばん恐れていたことが
おこりました

ハーディン皇帝は
ラングの話をきいて 我らを
反逆者にしたのでしょう

王子 お許し下さい
わたしがついていながら
このようなことになるとは

(マルス)
だけど ぼくにはまだ
信じられない
あのハーディンが
わが国を攻めるなんて

ハーディンは
ラングのことばを信じて
ぼくが 本気で反乱を
起こしたとでも思ったのか?

(ジェイガン)
いや それにしては
あまりに はやすぎます
じゅんびがなければ
こうは はやく攻撃できない

おそらく・・・
グルニア遠征そのものが
しくまれた罠だったのでしょう
そしてマケドニアの反乱も・・

我らをアリティアから遠ざけ
戦力を二分させてからおそう
ハーディンは 最初から
そのつもりだったのです

ラングのことは わが国を
攻める口実にすぎません

(マルス)
ばかな!
それじゃあ ハーディンは
理由もなしに わが国を
攻めたと言うのか

何もかも 彼がしくんだ
罠だった と言うのか

信じられない
まさかハーディンが・・・

(ジェイガン)
王子 いずれにしても
わが国はアカネイアから
攻撃を受けたのです

それも なんら予告もなく
突然おそうなど 騎士として
もっとも はずべきこと

こうなれば 我々も全力を
もって戦うしかありません

(マルス)
くっ ハーディン・・・・・
なぜ・・・・
なぜだ・・・・

(ジェイガン)
王子・・・・

シーダ様 それで他の者は
どうしたのです
エリス様はご無事なのですか?

(シーダ)
それが・・・・・
エリス様は
わたしを逃がすために
身代わりになって・・・

他の方は・・わかりません・・
アベルやエストも
戦ってくれたようだけど・・・

マルス様・・ごめんなさい
わたしだけ 逃げてくるなんて
でも マルス様にこのことを
伝えたかったの・・だから・・

(マルス)
シーダ・・・泣かないで
わかってるよ
きみだけでも無事でいてくれて
本当に よかった

あやまるのは ぼくの方だ
きみ達をこんな辛い目に
あわせてしまって・・・

アリティアは とり戻す
たとえハーディンと
戦うことになろうとも
きっと とり戻してみせる!!



→NEXT 第2部5章 「グルニア解放」

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