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病みつき王 -坂田靖子ワールドへのお誘い-

エレファントマンライフより

 坂田靖子まんがへの入門は「バジル氏の優雅な生活」でした
 いろんなことをよく知ってる人だな〜と驚いたのと、そのセンスの良さに、もっと読みたいとさがし始め、2年ほどでかなりのものが手に入りました。
 新刊情報を見るときは「坂田靖子」の名前を自然に探してます。

 坂田漫画の一番の魅力は人間だけの世界をあっさり飛び越えちゃうの広がりと、おかしみ、そして教科書に載せたいような個性的な「省略とデフォルメ」だと思います。本当に必要な情報をようもこれだけ過不足なく…とまさに感嘆の一語に尽きます。
 
 私のベストは 「伊平次とわらわ」 です。
 描きこまれたという感じではない、空間の広さを感じさせてくれる画面が作品世界にそのまま導いてくれます。亡者・死体・妖怪が、次々と登場しますが、そういったものが、われわれとともにある存在であることを自然に納得できます。

 ええ!「陰陽師」夢枕先生の小説版もコミックも揃えてますが、安倍清明も坂田先生描くどこか暢気な清明が一番好きっ!

 

 このページタイトルはもちろん「闇月王」からいただいておりますが、軽妙でおしゃれな言葉の使い方、画面は(特にシリアスものは)映画を見ているような感覚と、坂田作品は病みつきになる魔力を秘めています。

 というわけで日ごろより 坂田先生、応援させていただきたい!と遠くからお慕いし、サカタボックスとメーリングリストの新刊情報を心待ちにしているしだいです。

 アジアものと水の森シリーズで、我が家の中年男性も完全に坂田ワールドのとりこになっておりましたが、さすがに「よなきうどん」等のホモセクシュアルあたりまえでしょうな作品群には頭抱えていました。なんか可笑しい。


水の森稀譚

 

坂田先生の作品・出版情報についてはサカタボックスへ!

 

画像はサカタボックスのものを使わせていただいています。

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