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楽しい職場みんなのF2

最近の会社生活-雑誌速読み−2003年

Yomiuri Weekly1/4-11号 2004.1.4発行 350円 読売新聞社
超早期リストラ時代!会社を辞めるな!戦え!

 給料の高い(?)中高年のリストラが一段落した今、ターゲットは20〜30歳台に向かっているといいます。狙われ易いのは「バブル入社組」「女性」「独身者」「中途採用者」です。若手リストラを推進する会社の力強い味方がOP(アウトプレースメント=再就職支援)会社です。OP会社の作成するマニュアルには退職勧奨面接の準備から実施、具体的な応酬話法まで書かれており、退職後のバラ色の未来に彩られています。しかし、いかに20〜30歳台といえども、転職市場にどっと出たら再就職は至難の業、給料などの条件も極端に悪くなります。さらに驚くことなかれ、OP会社では転職者に紹介した再就職先で再びリストラ対象者とし、退職に導く「社員転がしフローチャート」が存在するのです。会社と社員の戦いがますますシビアになる今、安易に会社を辞めてはならない、とこの記事は主張しています。

週刊ダイヤモンド11/29号 2003.11.29発行 570円 株式会社ダイヤモンド社
相次ぐサービス残業の摘発 新たな火種抱える企業経営

 賃金不払い問題の相談件数が過去最高となり、これまで取り締まりに及び腰であった労働基準監督署の姿勢が変わりました。サービス残業への取締りが厳しくなったのです。これまで会社の常套手段は、1自己申告制で過少申告せざるをえなくする、2残業の上限を会社が設定してしまう、3一定の残業代を超えると一切支払わない、が代表的でした。最近、労働基準監督署が注目しているのは「管理監督者」定義の拡大です。社員を名目的な管理職にして残業手当を支払わずに済ませてしまうというものです。このケースは監督署でも判断に迷うといいますが、一部企業に対してヒアリングを開始しています。F2の担当部課長、プロジェクト課長の皆さ〜ん、管理監督者かどうか正直に答えてくださいね。

サンデー毎日11/23号 2003.11.23発行 300円 毎日新聞社
 三井住友銀行”給料から3万5千円天引き”システムの吉凶

 毎月の給料から最大で3万5千円天引き。いったんプールされた後、個々の成果に応じて配分される三井住友銀行の「成果主義」が注目されています。「単なる締め付け」といった行員の声や労働基準法違反を指摘する専門家の意見を紹介するとともに、他社の成果主義の事例も書かれています。
[日本IBMの場合]社員をABCDの4ランクに区分けし賃金に差をつけるだけではなく、CDランク社員には「ローパフォーマー」といった評価を与え退職に追い込もうとしています。
[横河電機の場合]MS制度という、完全な成果主義賃金制度が導入され、その狙いは高齢者の賃金抑制にあります。評価基準の中の「企画力」や「折衝力」はライン工程に組み込まれた社員にはどう当てはめるのか理解に苦しみます。
 そして富士通ですが、「目先に利益にとらわれて、長期的視野を必要とする仕事がおざなりになった」(同社幹部)として、いまでは
チームワークを主体とする賃金評価方式に変わった、と書いてあります。ええっ〜これは完全な誤報じゃありませんか。こんな話、社内じゃ聞いたことがありませんよ。

週刊エコノミスト11/11号 2003.11.11発行 550円 毎日新聞社
 ”劇薬”はもう必要ない営業力の強化で回復できる

 先週の同誌の記事(下欄参照)に応えるかのような黒川社長のインタビューがでていました。注目すべきは「(人員削減や配置転換などの荒療治という)劇薬は使わずに自浄作用によって(会社を)元気にしたいと考えている」と述べていることです。わずか2ヶ月前には「(リストラは)成長性や利益を厳しくみて、もし必要とあれば、ためらいません。」(日経コンピュータ2003.9.8)と発言していましたから、大きな方針転換です。その理由は「負け戦につぎ込むほど潤沢な資金がない」と率直に表明しています。望むらくは、この方針転換が確固としたものであり、理由もなしにくるくると発言が変わらないことです。「リストラはやめた」と社員が安心できるメッセージの継続発信を期待します。

週刊エコノミスト11/4号 2003.11.4発行 550円 毎日新聞社
 ガースナーの影法師を追う日立・富士通の袋小路

 日立製作所・富士通は米国IBMを成功に導いたルイス・ガースナー流の復活シナリオを描いていますが、両者には大きな違いがあるといいます。
(1)コンピュータ事業は大企業重視なのか、パソコンなどコンシューマを相手にするのかが明確ではありません。また、半導体事業も、半導体そのもので儲けるのか、自社のコンピュータハードを強化するために半導体を内製化しているのか方向性があいまいです。
(2)IBMは市場・需要の変化に敏捷に対応する「オンデマンド経営体」コンセプトを提唱し、従量課金でネットを介し処理サービスを利用できる将来に向けたロードマップを示して、それに沿った製品やサービスを次々に提供しています。富士通も同じ狙いの「トリオーレ」というコンセプトがありますが、これを具現化するソリューション・製品が不十分です。
(3)富士通は大幅人員削減にもかかわらず、黒字化に失敗し、多くの経験豊かで富士通再生に欠かせない有能な人材が散ってしまいました。
しかし、この記事では、富士通の技術力・総合力はIBMに決して引けをとらない、再生のカギは「持てる独自の企業文化の中で、顧客主義を全社員に徹底することだ」と期待を表明し結んでいます。

 成果主義への幻想が社員の「やる気」を殺いでいる

 成果主義のデメリットからいろいろな見直し策がとられていますがどれも役立たずです。
(1)プロセス評価は「成功再現能力」で厳密に言えば結果主義。将来の結果に結びつくプロセスでないと評価されません。
(2)チーム評価もチーム間競争を激化させるだけです。
(3)人材育成の面ではスペシャリスト重視という誤った方向に向かっています。
(4)個人間競争をあおるシステムは知識共有を進める「ナレッジ・マネジメント」と矛盾します。

 など、成果主義は日本的経営の良い面を否定する部分が多いのです。この記事では年功制・終身雇用制を再評価し、個と集団が調和する新たな集団主義を構築するべきだと結論付けています。

日経ビジネス 2003.10.27 600円 日経BP社
 「勤勉」では戦えない労働に創造力革命を

 週刊朝日7/4に引き続きまたもや山卓が「デファクトスタンダードを握るような技術や商品を生み出すためには、労働時間規制をなくし、1日何時間働いてもよいようにせよ」などと発言しています。ひどい話ですね〜。
(1)彼は「今の時間で縛る環境では、第2の池田は出てこない」と”戦死”した池田敏雄元常務を美化しています。池田氏は1974年にカナダのコンピュータメーカの社長を空港に迎えに行った時に倒れ数日後死去しました。今で言う過労死ですが、山卓は陸軍航空士官学校卒の元軍人にふさわしく、”戦死”を何とも思っていないようですね。
(2)さらに彼は米マイクロソフト社の事例を挙げ、「クリエーティビリティーを要求される従業員は驚くほど働いている」と言います。しかし、米国のホワイトカラーの生活破壊ぶりすさまじく、その様子は書籍
窒息するオフィス」に詳述されており、抗議の声も大きく湧き上がっているようです。
(3)山卓は最後に「働きたいときに働き、休みたい時に休む、すべて自己責任で働く社会に変える」と言っていますが、会社の現実に「休みたい時に休む自己責任」などあるはずがなく、労働時間規制や最低週1日休日の法的規制を外したら、会社や上司が「働かせたいだけ働かせる」過労死・うつ病・過労自殺天国になってしまうこと間違いなしです。

週刊新潮10/23号 三井住友銀行・「月給から3万円」積み立てる「成果主義」は朗報か悲報か
富士通では成果主義の導入以降、社員はミスを隠し、人の手柄を横取りし、目先のことだけをチマチマと争うようになった。

日刊ゲンダイ10/16 三井住友銀行給与”山分け”制度
この制度は、労働基準法の大原則である「賃金の全額支払」に明らかに違反しています。仮に労使間で合意があっても違法性は免れません。その制度とはこちら(朝日新聞10/14)

AERA9/22号 2003.9.22発行 360円 朝日新聞社
人減らし、成果主義 仕事に会社に殺されるな

[同僚の死]
 同僚が、部下が、同業者が死んだ、自殺した。何のために働くのだろうと考えても答えは出ず、働き続けるしかありません。
[管理職ストレス]
 年功序列の崩壊・成果主義で若くして管理職になるケースも増えています。しかし、膨大な仕事量と責任でストレスが増え、あげくの果てに自殺するはめに。
[シングル女性]
 一見華やかでお気楽そうなシングルで働く女性も、同じ境遇の突然死者を見聞きするたびに、次は自分ではと不安になるといいます。

Yomiuri Weekly9/28号 2003.9.28発行 350円 読売新聞社
うつ、過労死、自殺 成果主義に殺されるな!

 リストラ過労死の犠牲者が出始めたのは数年前ですが、今新たな要因が加わりつつあるといいます。成果主義が、過労死、過労自殺、サービス残業に拍車をかけているのです。この記事で取上げられている事例は次の通りです。
[IT関連有名企業勤務Aさん(男)]
 顧客各社の工場に出張してプログラムの作成やメンテをするのが仕事。1ヶ月の残業・休日出勤が150時間に及び資格が上がるにつれてノルマが増大。急性心筋梗塞で死亡しましたが、妻を訪れた会社幹部は「あなたのご主人と同じように死んだ人はたくさんいる」と言ったそうです。
[工場勤務のBさん(男)]
 工場の一部門を任され、月百数十時間の時間外労働になりますが、手当てを請求できません。それどころか残業が上司に知れると怒鳴られるため、隠れるように休日出勤しています。
[旅行業界のCさん(女)]
 不況とSARS騒動で人員が削減されても、個人のノルマは削減されません。次々と違う地域に派遣され疲労と気苦労が蓄積し、うつ状態に。ある時、行ったことのない「ベトナム行き」を命ぜられ出発直前に自殺しました。
[証券会社専門職Dさん(女)]
 残業を終えて帰宅してもイライラして眠れない、朝は疲れた体を引きずり出社、土日は家でぐったり。そんな中、深夜に英会話に通い始めました。
[メーカー営業Eさん(男)]
 仕事のストレスからうつになり、医者を訪問。問診で「自分は一生懸命やっているのに、上司は仕事をくれない」と主張しました。成果主義の導入後、同期と大きな較差がついた不満が原因といいます。 

サンデー毎9/21号 2003.9.21発行 300円 毎日新聞社
 あの大メーカー(富士通)の対応に怒り心頭 メカ音痴作家内山安雄パソコンウイルス駆除奮戦記

 ブラスターウイルス騒動の折、FMVノートのお客様である氏が体験した富士通のサポセンの対応とは...

月日 つながるまでの時間 サポセンの対応
8月12日 4時間半 ・サポセンはウイルス感染と断定、マイクロソフトの対策プログラムとシマンテックの駆除ソフトをダウンロードするよう指示。
・シマンテックのサイトになかなかアクセスできず困惑していると、サポセンは「明日にでも、ウイルス対策ソフトのメーカーに相談すればいいだろう。あるいはソフトを買ってくれば。」と言ってそそくさと電話を切ってしまった。
8月23日 4時間半 ・デスクトップからすべてのアイコンが消え、何度再起動しても戻らない。サポセンは付属のリカバリCDを使って自分で初期状態に戻すよう指示、初期化はそんなに難しくないといって何も解決しないままサポートを打ち切り。
3回目 9時間15分 ・上記2回とも修復できなかったのにサポート料金が課金されていたため、取材と抗議を兼ねて電話した。−2件とも適切に対応したものと心得る。よって課金システムの対象になったのは当たり前だ。−との公式コメントを得た。

週刊朝日9/12 2003.9.12発行 300円 朝日新聞社
ホチキスのマックス、メリーチョコレート 成果主義「拒否」する企業「強さの秘密」

 3週連続の「成果主義崩壊」の特集で、今回は成果主義を拒否する優良企業の事例です。さて、その言い分は・・・
・マックス、三井田孝嗣社長「仕事というのは、そもそも一人でなしえるものではありません。ある商品がヒットしたとして、それは顧客ニーズをとらえて商品を企画した商品企画の成果なのか、実際に開発した技術者の成果なのか、販売店を精力的に回った営業の成果なのか、一つに絞り込むのは不可能ですからね」
・メリーチョコレートカムパニー、石井雅夫社長室長「メリーに成果主義はいりません。働く側からすれば、生活が安定するから、終身雇用や年功序列がいいに決まってますよね。それが、どうですか。優秀な人が多いはずの大企業が、コスト削減のために成果主義を取り入れている。経営者の無能をさらけ出しているとしか思えません」

Yomiuri Weekly9/7号 2003.9.7発行 350円 読売新聞社
男も女も会社を辞めるな!新リストラ標的はバブル入社組

 大阪市西区の靫(うつぼ)公園で38歳のホームレスが炊き出しをめあてに並んでいました。彼は、会社が「転勤か、退職か」を迫った時に「また、新しい仕事を見つければよい」と会社を辞めました。しかし、辞めた後はパートの仕事しかなく、居場所を転々とし半年前からこの公園に寝泊りしています。そうです、ついにリストラの波はバブル入社組の30代にやってきたのです。会社はバブル世代の社員に退職金の割り増しという「甘い水」で誘いをかけます。しかしいかに優遇されようとも、次の職がなければホームレスの運命が待っています。この記事では、今置かれた立場が最悪なら、会社を辞めたいと思うのは当然だとしながらも、最悪な状況は長くは続かない、長い目で見れば会社を辞めないほうが得なケースが圧倒的に多い、と訴えます。

週刊朝日8/29 2003.8.29発行 300円 朝日新聞社
人事部の失敗 成果主義が「崩壊」する

 業績評価をそのまま給料に反映させない成果主義に変えてしまった会社があるといいます。人件費削減という不純な動機で導入された成果主義に社員の不満はたまり、様々な欠陥が噴出し「崩壊」を迎えています。ところが誇り高き「人事部」は制度の大改革ができず、いろいろな弥縫策を出してきます。成果主義の導入が退職のきっかけとなったAさんは成果主義の欠陥を次のように語ります。
(1)営業の場合、顧客対応よりも成果を示すための文書の作成を優先する社員が出てくる。
(2)気に入らない部下をわざと成果のあがらないルーチンワークにまわす。
(3)目標設定のための面接を行わない管理職もいた。

日経ビジネス7/28 2003.7.28発行 650円 日経BP社
富士通逆境からの脱出

 IBMに「追いつけ追い越せ」で何の哲学もなく巨大企業になった富士通。IBMを凌駕するという夢はほんの一瞬でしたが、たしかに達成しました。その強烈な成功体験が現在の苦境の原点になっているとこの記事では指摘しています。そのIBMは90年代に変革を遂げ、レガシーシステム(いわゆる大型メインフレーム)時代を知る経営幹部はほとんどいません。ところが、富士通には「池田世代」がいまだに居座っています。ITバブル崩壊の後、リストラによる縮小均衡に陥る中、浮上したのが、空家同然の沼津工場に歴代の名機を並べた「DNA館」を開設するというものです。変革による企業体質の変革ができぬまま、歴史的遺物を並べ”あのころ”のスピリッツを蘇らせるという精神論に立ち戻ってしまう、富士通はどこに行くのか。今や沼津工場では、社員が廃寮の前庭で野菜や茶を栽培し、カブトムシを飼っているそうです。

週刊東洋経済7/19 2003.7.19発行 570円 東洋経済新報社
新COOが背負う十字架「通訳路線」に展望はあるか

 秋草前社長の「働かない従業員が悪い」発言を掲載(2001.10.13)した因縁の東洋経済。7月8日の黒川新社長会見の記事で加えた最初の一撃は「通訳路線」という命名でした。黒川社長は「大戦略家である秋草会長の言うことが誤解されないよう現場との間に立って、わかりやすく説明していく」と語ったそうです。な〜んだ、オウム返しのスピーカ役ではありませんか。F2の幹部社員の典型的なスタイルですね。東洋経済は、「秋草会長が君臨している限り、新味も新方針も出せないと一応同情はしつつ、現場との一体感が「通訳路線」どこまで生まれるのかは未知数」と辛い評価です。

週刊朝日7/4増大号 2003.7.4発行 320円 朝日新聞社
いつの間にか「ゆでガエル」状態、このままでいいのか危機感なきサラリーマン

 山本卓眞名誉会長はこの記事の中で「まずは、労働時間規制の適用除外を大幅に適用すべきです。ホワイトカラー、特に研究職は、どれだけ働いても法律的にOKとするのです。」と述べています。なるほど、現在の日本と企業の危機を克服するためには寸暇を惜しんで働くのが良いように思えます。共感する社員も多いのではないでしょうか。しかし、デフレ不況、経済・企業衰退の大きな要因は開発・生産など供給の大幅過剰と過少消費のギャップによるものです。社員が会社(在宅勤務だとしたら自宅)に缶詰になって働き続け、しかも労働時間に関わらず給料は一定額(山本名誉会長はこの点には言及していませんが)だとしたらどうなるでしょう。過労死・過労自殺、家庭崩壊の問題はさておき、個人生活における消費は衰退し、供給力のみますます強まるという悪循環に陥るでしょう。そんな働き方で、顧客の心をゲットする商品・サービスを作りだすことができるでしょうか。「寸暇を惜しんで働く」ことが逆に個人・企業・社会の首をますます絞めていくのです。今必要なのは、仕事はそこそこにして、しかも会社からお金を充分にゲットし、歌って・遊んで・恋をしてお金を循環させていくことです。山本名誉会長は働きづめで大型コンピュータの開発を成功させたという自らの過去の成功体験が忘れられないのかもしれませんが、時代は変わっていますよ。

日経ビジネスAssocie06・17 2003.6.17発行 550円 日経BP社
富士通キャシュフロー計算書で知る会社の実態と未来

http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf/CID/onair/biztech/biz/250012

日経コンピュータ6/2 2003.6.2発行 980円 日経BP社
 富士通 復活への指針

 ソフト・サービス事業に焦点をあてた記事です。専門誌らしく、ひたすら”悪”をあげつらうだけではなく、「JAVAアプリケーションといえば富士通と言われるような一押し商品を作れ。」「丸投げを抑え、業務知識にこだわれ。」といった提言もなされています。ところが編集長からのインタビューに登場した秋草社長は相変わらず「自分は悪くない」といった調子です。
記事の一部は日経BPのサイトで公開中
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/NC/TOKU2/20030523/1/

編集長の問い 社長の答え コメント
富士通の状況への認識。 経営者が短期的な業績や株価動向に一喜一憂してはいけない。5から7、8年の流れで考えるべき。 就任以来6年間、一貫して業績の下方修正が続いてきたことの説明がつきませんね。
日経コンピュータの調査では顧客満足度は低迷している。 お客様の富士通への期待が高い。経営者に満足いただけるシステムを提供するのが我々の使命。 お客様が高望みしすぎる、日経コンピュータの調査先がシステム部門で経営者でないのが悪いと聞こえますね。
半導体や通信など、幅広く手がけていることが逆に弱みになっていませんか。 総合力自体が悪いのではなく、レガシーや米国の通信事業、半導体、ハードディスクが問題。 的は得ていますが、経営責任うんぬんは別にして経営陣が市場の読みを誤ったことを不問にしています。
金融系のプロジェクトの遅れやシステムトラブルが相次いでいます。 金融系SEが過去の成功体験に驕っている。製造・流通担当SEは標準化や新技術に対して勉強熱心。 悪いのは金融の現場のSEだと言っているようですが、当事者のみなさん、本当ですか?
ベテランSEの引退やリストラがトラブル続出の原因と言われている。 SEに対して計画的な人員削減はやっていない。人材は豊富で後進のSEの育成にも十分に資金投下している。 別のページでは「やみくもな人員削減が技術力を低下させた。」という証言や「好調なソフト・サービス部門からもキャリアセンターへ異動になっている。」といった取材結果が書かれています。

週刊ダイヤモンド5/31号 2003.5.31発行 570円 株式会社ダイヤモンド社
富士通OB覆面座談会 今だから打ち明ける成果主義「失敗の本質」

 1980年代に入社し、今は他業界で活躍する3人が登場しています。彼らの話によれば、成果主義制度を作った時、経営トップはほとんど関与せず、人事部にほとんど丸投げしたといいます。人事部はエリートですがほとんど現場を知りません。結局、社員が納得できないものになってしまいました。導入当初、人事担当役員は現場の管理職の味方でしたが、今の人事部は部下から評価に不満が出ると、担当管理職が悪いということにしてしまいます。これじゃ、管理職もアホらしくってやってられないというわけです。

週刊SPA!5/13号 2003.5.13発行 350円 扶桑社
 30代突然死の恐怖−週15時間以上の残業であなたも立派な予備軍

 くも膜下出血や心筋梗塞による突然死は若い世代にも無縁ではないといいます。偏食や過労、ストレスが積み重なり、普段不健康そうには見えない人も犠牲になっています。また、労災基準では、週15時間の残業が長期に続いた場合過労死と認定されるます。その、兆候から対策までこの特集は紹介しています。また、過労死や過労の後遺症を労災と認定してもらうには、労働時間の自己管理が重要です。自分で出退勤の記録をきちんとつけておいたり、タクシーやコンビニの領収書、スイカやイオカードも記録として有効です。リストラによる負担増大やフレックスタイムや裁量労働制による労働時間への無関心化が労使双方に進んでいる今、自己防衛をお忘れなく。

日経ビジネス 2003.5.5 650円 日経BP社
 常識と乖離した人事まで平然と断行する富士通

 「富士通・秋草会長誕生の怪」と題して今回の取締役人事と前・今期決算の解説が掲載されています。
(1)秋草会長・黒川社長人事は1〜2週間で急遽決まり、会見では秋草社長は業績悪化には一言も触れず、引責辞任との見方を打ち消そうという意図が感じられた。
(2)取締役会の有力者(関澤、高谷、杉田)を一掃し、秋草独裁体制を固めた。
(3)前期(2003年3月期)に営業利益を押し上げたのは1700億円のリストラ効果と最高200万円の懸賞金を出した期末の売り上げ追い込みで、今期はリストラ効果が5分の1の300億円となる中、営業利益の5割アップは容易ではない。
(4)過去6年間、業績予想では「大幅な回復を」と叫び、期中に下方修正、実績はさらに落ち込むということで「富士通は狼少年」と揶揄されている。
(5)今の富士通には、画期的な新製品を生み出す体力はない。ソフトサービス部門で前期1765億円、今期で1900億円の営業黒字を出すとしているが、これは「官公需」頼みである。官公需にたよるとマーケティング力が弱まり、官公庁相手のサービス・商品は海外では通用せず、企業体質が弱まってしまう。
 そしてこの記事では、四面楚歌の中で縮小均衡を目指して走り続ける秋草・富士通の結末はいかに、と結んでいます。
全文はこちら
http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/j/biz/244781

経済界 2003.5.13 700円 株式会社経済界
 秋草社長、居直り・開き直り(ひらきなおゆき)の独演会

 SPAの記事より面白い!いつも情報をもらうばかりで、たまには発信します。経済界5.13に特集富士通の瀬戸際/秋草直之社長を独占直撃と題して14ページにわたり富士通の記事が出ています。前半はかなり厳しいことが書いてあります。社長のインタビューはかなり厳しいことを聞いています。「雲隠れ」したのではという質問に対して社長のコメントを見て、う〜んとうなってしまうのは、私だけでしょうか?5期連続業績下方修正で狼少年と揶揄されていてるとか聞いてほしかったですけど。ま た、成果主義は大成功と言ってますけど、トップマネージメントの成果の評価はどうか聞いてほしかったですね。社内報Fujitsuに載せて評価してもらったら。

週刊SPA!4/29・5/6号 2003.4.29発行 350円 扶桑社
 嗚乎、香ばしき人々−富士通は人事制度失敗の見本市

秋草社長、週刊SPA!4/29・5/6号P73に登場
「働かない従業員が悪い」など、一連の言動は富士通社員一同に対するより一層の奮起を促す目的の"パフォーマンス"だとさ。めでたし、めでたし。

WEDGE5月号 2003.4.20発行 400円 株式会社ウェッジ
 富士通はNEC共々経営危機に陥るのではないか

 雑誌「WEDGE」の最新号(5月号)記事に、「世界制覇再び!巨艦IBMがNEC、富士通を駆逐する」が出ています。主旨は、グリッド・コンピューティング戦略の甘さで、IBMにシェアを奪われ、社長が述べる富士通のSI事業やソフトサービス事業にまでもが、根幹から崩れさり、富士通はNEC共々経営危機に陥るのではないか──というものです。
 16日の秋草社長の強気の発表は、恐らく「週刊エコノミスト」や「選択」の記事といった、一連の業界の見方に対してナーバスに反応したものと考えられます。(かえって、藪つついて蛇出るかも)しかし、イラク戦争もまだ終わった訳ではないですし、アメリカ経済もどうなるかわからない。アジアの新型肺炎も、富士通などで展開しようとしている、中国/アジアのビジネスに大きな影を落とすでしょう。アジア経済自体が、マレーシア首相が言われるように危機に瀕する可能性が大きいといえます。そんな風に、一歩先は闇で、世界情勢,経済がこれからどうなるか全く不透明なのに、16日の「大本営発表」はあまりにも観測が甘いのでは・・・。今はSONYの出井会長のように「好調でも常に危機感を持つ」方が安全なのに、大風呂敷を広げて、また、予測がはずれて「先読みができなかった」「情報収集が甘かった」などという言い訳をするのでしょう。まあ、観測が覆された時、また、高谷副社長が引っ張り出されて、弁明させられるんでしょうね・・・いつも都合の悪い時は、絶対秋草さんは人前に出て来ないで、副社長を矢面に立たせる。さしづめ、副社長はていのいい人間サンドバックですね。

週刊エコノミスト4/22号 2003.4.22発行 550円 毎日新聞社
 分割・再編か縮小・均衡か 低迷・富士通 「再生」への四つのシナリオ

 毎日新聞社発行の経済誌「週刊エコノミスト」4月22日号での特集記事に「富士通とNEC 再起への正念場」が掲載されています。(16ページ)富士通とNECの業績低迷について、厳しく分析をしています。記事中、極めつけだったのは、高谷副社長のお言葉。「富士通は情報発信が弱かった。今後はきちっとやる」……これって、一体……今頃、こんなことわかって、こんな寝ぼけたこと言っていて、どうするんでしょうね……まったく、あきれた話です。これが、e-Japan ,“Everything on the Internet”を御旗に掲げる富士通の 経営者の言うことなのでしょうか……ちょっと唖然としてしまいました。いかに、現在の経営陣が現場や世の中を知らず、頭の中だけで考えているだけなのかを象徴していると思いました。でも、今頃情報発信きちんとやる、って言っても本体がもうガタガタだし、 遅過ぎるんじゃ?

選択四月号 2003.4.1発行 1000円 選択出版株式会社
 富士通は再生機構に「入院」せよ 放置すれば国策システムに大穴

 F2の業績がここまで落ち込んだのはなぜか。会社の決まり文句は「米通信バブル崩壊と半導体不況」ですが、根本原因はがんばっても儲からないコンピュータ部門の構造的な不振だといいます。他方で、F2は防衛庁のネットワーク系、大証・東証のシステム、e−JAPANという国策システムの重要な担い手です。それならば、産業再生機構という野戦病院に強制入院させ、事業再編、財務リストラ、経営者の刷新をしようではないかとこの記事は提案します。では富士通の問題点は何か。
(1)IBMに追いつけ追い越せ的なキャッチアップの技術開発戦略が、自ら目標を設定し新機軸を打ち出す突破力に乏しい。
(2)経営力の弱さ。
   ・部下の仕事を正当に評価できない上司の存在。
   ・適材適所の人材配置を阻む硬直的な組織。
   ・給与ベースが低いまま深夜労働が常態化する過酷な労働条件。
   ・個々の技術に詳しい技術者は山ほどいるが、方向付けや哲学が不明確で全体を語れない。
(3)人間、社会、組織への洞察を欠いた技術至上主義。本社ビルや川崎工場を見よ。働いたり、訪れたりする人間に潤いをもたらす人間工学や意欲を高める工夫が驚くほど希薄ではないか。
(4)米企業の行動様式に盲従し、全社員に英語とインターネットの習得を義務付け試験まで課したのは(人間性無視の)デジタル思考の最たるものだ。
(5)急速な成果主義がチャレンジ精神をそぎ、低い目標設定をはびこらせた。人間心理を知らない制度改訂は修正を余儀なくされた。
(本誌は東京駅八重洲口近く・八重洲ブックセンター2階雑誌コーナーで好評発売中)

週刊ダイヤモンド3/29号 2003.3.29発行 570円 株式会社ダイヤモンド社
 昨日発売の週刊ダイヤモンドの特集「通信壊滅」に小山工場の話と産業再生機構送り情報詳細がでてるよ。

週刊ダイヤモンド3/15号 2003.3.15発行 570円 株式会社ダイヤモンド社
BUSINESS INSIDE国策・産業再生機構のトップようやく決定で次の焦点は「買取り銘柄」

 「買取り銘柄」に電電ファミリと富士通がトップ候補との記事が掲載されていました。

WEDGE3月号 2003.2.20発行 400円 株式会社ウェッジ
 社員は米国型リストラ、自らは居すわる無責任経営者

 2月20日発行の、月刊ビジネス雑誌「WEDGE」の2003年3月号に富士通の記事が掲載されています。(税込み400円。定期購読も可能。)「WEDGE」は新幹線のグリーン車両に置いてあったり、JRや田園都市線等の駅の売店で売っています。そうした層をターゲットにした硬派で良質のビジネス雑誌です。「社員は米国型リストラ、自らは居すわる無責任経営者」という記事で、冒頭で、秋草社長の経営の失策などについて分析がなされています。サブタイトルは「実力主義を強要されてヤセ細る現場の活力」。記事には「日本の企業再生に必要なのは、経営者の入れ替えではなかったか」「海外から転じた日産のゴーン社長ただ一人なのだとすれば、日本の夜明けは更に遠いものになる」「(富士通の)株価が300円台にまで落ち込んでも、自ら進退を口にしたことはない」……等。まあ、秋草さんが無能経営者で、吐いて捨てるほどいる幹部社員も北朝鮮の労働党や、長いものに巻かれてしまうそこの大多数の人民と同様で、将軍様の腰巾着ですから、このままで悪くなる事はあっても、良くなることはないでしょうね。なぜなら、改革すべきことを見ていないし、目をそらして棚上げにしてほったらかしているだけですからね。

週刊東洋経済3/1号 2003.3.1発行 670円 東洋経済新報社
 「産業再生機構送り」説に根拠はあるか 苦境の総合電機 富士通”狙い撃ち”のなぜ?

 「産業再生機構送り」はうわさから、”説”になって広まっているといいます。そんなF2の各事業を分析したのが今回の記事です。

基幹システム向けLinuxサーバ メインフレームの売り上げとトレードオフの関係にあり、顧客を維持したとしても、価格低下の宿命から逃れられない。
サーバ、通信機器、記憶装置の総合力 F2の専売特許ではなく、NECや日立も同じ。
パソコン 今期100億以上の利益を出す見込みは驚異的だが、出荷台数を580万台にとどめた結果で、3000万台出荷しスケールメリットを享受するデルとは渡り合えない。
通信 北米市場の回復を待つ構えだが、楽観的すぎ。携帯電話にシフトしたNECと比べると、モタつく感じ。
半導体 成長分野として大型投資したフラシュメモリが値崩れ。インテル等にコスト競争力で劣り、AMDとの合弁で自社だけで決断できない。システムLSIは赤字もでないが、利益も出ない。加えて顧客戦略が不在。
ソフト・サービス ソフト・サービス部門今期営業利益率見込み8.3%はIBMの13.5%との差は歴然。国内官公需依存度2割はゼネコン的。
技術力 2002年米国特許商標庁特許件数上位10社から脱落。

サンデー毎日3/2号 2003.3.2発行 300円 毎日新聞社
 「賃金破壊」の恐怖

 F2の定昇圧縮について広報IR室は「世界市場において、各国の企業と闘っている以上、賃金も当然国際レベルで考えるべきでしょう。」と言っているそうです。さて識者の声は...

中小労組ネットワーク・小野寺忠昭氏「成果主義で成功した会社があるか、エンロンが良い例だ。成果賃金導入は結局、ゴマスリ型社員をつくるだけ。」

甲南大・熊沢誠教授「労働組合が実力で闘えないなら、せめて労働時間短縮の方向だけでも確立できないか。このままでは、労組の存在意味がない。」

ルポライター・鎌田慧氏「会社の言うことを聞いたヤツだけがおこぼれにあずかれるというシステムの確立。この先にあるのは、過労死や過労自殺が相次ぐ企業社会の無残な姿。」

週刊ポスト2/28号 2003.2.28発行 300円 小学館
 「賃下げ企業」に未来はあるか!

 実質的な賃下げを打ち出したF2の50代社員の声として、「経営責任そっちのけでリストラ。社員が減って仕事が増え、給料が下がる。社員の士気は上がらない。」と書かれています。こんな事態を識者はどう見ているのでしょうか。

全労連・寺間誠治氏「大手企業がリストラをすれば、中小企業はさらに激しいリストラを行った。賃下げは大手が踏み切れば、中小企業の経営者はここぞとばかりに賃下げに走る。」

法政大学・早川征一郎教授「一握りの勝ち組社員にだけ高給を与え、多くの社員を負け組とする成果主義は労働意欲を削ぐ結果となり、米国では成果主義を見直す動きがある。」

経営評論家・江坂彰氏「全体のパイを大きくせずに賃下げを行うのは成果主義でもなんでもない。そもそもパイを大きくするのが経営者の役割で、それができないのなら交代するしかない。」

週刊SPA!2/18号 2003.2.18発行 350円 扶桑社
 3月決算シーズン目前!わが社の[粉飾決算]カーニバル

 年度末が近づき、決算注目される「危ない会社」の粉飾決算状況を実況中継します、というこの特集で取上げられている事例です。
[数年後に破綻したある百貨店]
 成果主義が取り入れられた98年ごろ、各店舗の売り上げで給料が決められることになり、粉飾が横行。棚卸前に商品をバッタ屋に横流し、売れたことにして、他社に預かってもらいあとで安値で買い戻しと現場の粉飾の積み上げは当然全社の粉飾に。
[某電機メーカー]
 お客様の了解も得ずに勝手に数千万円の商品を送りつけてノルマ達成。本人はノルマ達成後退社。商品を送りつけられた方は大激怒。残った社員が返品とクレームの処理に。
[別の電機メーカー]
 パソコンの在庫処分のために、社内使用として経費で処理したり、展示品の名目で顧客にバラマキました。PDAなどは倉庫から社員が持ち帰って処理し、監査でも税務調査でも見つからずラッキー。
[精密機器]
 年2回の部署対抗営業キャンペーンがあり、賞与や昇格が掛かっています。当然のごとく、架空の受注を作り商品を持ち出し。車に積んでおいて翌日倉庫へ返し、伝票にマイナスを入れればキャンセル扱いに。前月のマイナス処理は販売数に反映されないので、月のノルマ達成です。

Yomiuri Weekly1/26号 2003.1.26発行 350円 読売新聞社
 会社を辞めない女たち リストラ、セクハラ解雇に大逆襲!

 結婚・妊娠したらリストラ、セクハラに抗議したら契約打ち切り、そして泣き寝入りというパターンは過去のものになっています。あらゆる手段で対抗し、会社に勝つまで闘う女たちが続々登場しているのです。
[不動産会社のD子さんの場合]
 社内で実権を持つ部長から、アポなし自宅訪問やメール攻撃を受け、「クビ」や暴力をちらつかせながら体を要求されました。彼女が拒否すると部長は「おれの女にならないなら、ここにいる必要はない。」と解雇を言い渡してきました。D子さんが「女性ユニオン東京」に駆け込むと解雇は撤回されましたが、セクハラへの謝罪と対策はありません。な、なんとこの会社は社長が面接で愛人選びをしているといいます。
[金融機関のE子さんの場合]
 結婚を2ヶ月前に報告すると退職を勧奨され拒否すると、まず配置転換。5日間の結婚休暇を取らせてもらえず、ちょっとしたミスにも「辞めろ」「ダンナが公務員なんだからやめてもいいじゃないか・・」などなど。E子さんはリストラ対策本をかき集め、上司も発言は隠し録り。組合に相談すると会社のやり口が「違法」とわかり勇気百倍。「辞めるかどうか返事をもってこい。」の脅迫に対し「辞めません、文書で辞める理由を書いてよこせ、とダンナが言っています。」と逆襲して勝利しました。
[編集プロダクションのG子さんの場合]
 試用期間中の海外取材で不眠不休の末、体調を崩し、帰国後も徹夜続き。本採用前に再び海外取材を命ぜられましたが、ドクターストップで入院そのまま解雇通知がきました。納得のいかない彼女は「東京管理職ユニオン」に相談し団交に持ち込みました。結果として総額110万円の和解金を得ました。

 う〜ん、それにしても男は...