四日市市内の大型スーパーで先月十七日、現金自動預払機(ATM)前で女性から「泥棒」と言われ、周辺にいた一般
客や警察官に取り押さえられた男性(68)が翌日死亡した問題で、県警の山川和俊刑事部長は二十三日、定例記者会見で「現場から立ち去った女性を発見し、話を聴くことを最優先に、全力で捜査している」と述べた。
山川刑事部長は、県警捜査一課と四日市南署の四十人態勢で捜査していると説明。客約五千人も含め、これまでに三万件近くの聞き込みをしたことを明らかにした。
そのうえで「情報提供や聞き込みで、いなくなった女性に関する情報が十数件集まったが、いずれも特定に至らなかった」とし、引き続き「事の真相を解明するため、女性の発見、話を聴くことを最優先に捜査を続ける」と語った。
<つづく>
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