(産経新聞3月13日朝刊の概要)
《ニュースを斬る・泥棒と叫んだ女性は?》
《発生》
・2月17日午後1時ごろ、ジャスコ四日市尾平店1FにあるATMコーナーで、
女性が「泥棒」と叫び男性と揉み合いになった。
・近くにいた買い物客三人が男性を取り押さえた。
・通報で駆けつけた四日市南署員に引き渡した。
・その際男性は、後ろ手に手錠をかけられ、床にうつぶせの状態で約二十分間押さえつけられた。
・”被害”を訴えた女性は騒ぎの間に忽然と姿を消した。
・男性はその後意識不明。
・翌十八日未明、高血圧性心不全と不整脈で亡くなった。
《解析》
・県警でATMの防犯ビデオの解析した結果、男性は現金を引き出そうとしており、
その背後の女性が立ち、突然揉み合いになった。
・男性が女性から何かを奪おうとした形跡は無かった。
・立ち去った女性の容姿。
・県警ではこれまで延べ千人以上の捜査員を投入するが女性の有力情報は得られていない。
《名誉》
・亡くなった男性の遺族は警察の対応に強い怒り。
・県警の刑事部長は事件から約十日後の記者会見で、逮捕は正当と主張「誤認逮捕と言われるのは不正確」
・本部長は「(男性のご冥福をお祈りする。女性の行方を含め、事件の完全な解明を早くするように指示」
・元最高検検事のコメント。「買い物客が取り押さえた時点判断すると、誤認逮捕とは言い難い」
「男性が県警に引き継がれた後の措置に問題がある。男性の年齢を考えれば、
二十分間床に押さえつけた行為は妥当性を欠く」と指摘。
・署員が「被害者」をおさえることが出来なかったことが、混迷を深める。
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