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逮捕直後に急死の男性 無実と断定
産経新聞(02/22/04)の記事

 三重県四日市市のスーパーの現金自動預払機(ATM)コーナーで17日、若い女性から「泥棒」と叫ばれ、窃盗未遂の現行犯で逮捕された後に急死した男性(68)について、四日市南署は21日、事件当時の状況から、男性が何かを盗もうとしたとは考えられず、無実であると断定した。

 事件当時、スーパーでペットの餌を買った後、両手に買い物袋を持った状態だったことも親類の話で分かった。

 「泥棒」の叫び声を聞いて男性を取り押さえた買い物客や店員ら数人の行為について同署は「やむを得ない行為。非難するべきでない」と判断。現場から立ち去った女性からの事情聴取が真相解明には不可欠だとして、行方を捜している。

 親類は「明らかに不当な逮捕。警察に殺されたようなものだ。泥棒呼ばわりされて故人の名誉も傷つけられた」と話している。

 調べでは、女性は25−30歳、身長約160センチ。薄茶色の髪を肩まで伸ばし、2歳ぐらいの子供を抱いていた。

 親類によると、男性は約40年間、化学メーカーに勤務した後、警備員のアルバイトをしながら年金生活をしていた。

 17日正午すぎ、自宅から約1キロ離れた「ジャスコ四日市尾平店」でハムスターの餌を買った後、年金を電気代などが引き落とされる別 の口座に移すためATMコーナーに行ったとみられる。

(02/22 00:21)



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