急死の男性は誤認逮捕か ビデオ分析で判明 三重
産経新聞(02/21/04)の記事 |
三重県四日市市の「ジャスコ四日市尾平店」の現金自動預払機(ATM)コーナーで17日、女性から「泥棒」と叫ばれ、窃盗未遂の現行犯で逮捕され、意識を失い翌日死亡したアルバイトの男性(68)は、犯罪に関与しておらず誤って逮捕された可能性が高いことが、21日までの四日市南署の調べで分かった。
現場を写した防犯ビデオの映像を分析した結果 、男性の犯行を示す状況はなかった。 男性はストレスが原因で急死した可能性があり、同署は逮捕時の経緯を詳しく調べるとともに、被害を訴えた後、現場から立ち去った女性の行方を捜している。 調べによると、17日午後1時ごろ、ATMを操作していた男性の背後に女性が現れ、男性の体を触るようなしぐさをした後、いきなり男性の胸をつかみ、叫びながら男性ともみ合っている様子がビデオに写 っていた。 店員らが男性を取り押さえた後、小走りで店内に入っていく女性の姿も記録されていた。 男性は、駆け付けた署員に約20分間床に押さえ付けられた後、意識を失い、翌日、高度のストレスに起因する高血圧性心不全と不整脈のため死亡した。 同署は「子どもを抱いた若い女性が被害を訴え、男性が取り押さえられている状況から、逮捕はやむを得ない面 があった」と説明している。 (02/21 13:08) |