有名なドイツのティーガー重戦車を改造したストゥームティーガー。ストゥームとはドイツ語で突撃という意味です。まだ所々未完成。転輪と、フェンダーができていません。今回は、タミヤのキットを使用し、初めてアヴェール社のエッチングセットで改造しました。エッチングというのは、特殊な薬品で、薄い金属板を溶かして作るパーツのことです。プラスチックと違って、非常に細かい部品が作れます。写真で、金色に光っている部分がエッチングパーツです。 |
正面から見たところ。主武装は38cmロケット砲です。330kgもある弾丸が撃ちだされます。前のフェンダーもエッチングパーツ。組み立ては、コツを掴むまでに相当苦労しました。 |
左側面。ハンマーや斧などの装備品がついています。これらを固定する金具もエッチングセットに入っていました。この金具は、ピンセットとニードルを使って組み立てました。なくしたら二度と見つからないサイズなので、ヒヤヒヤもの。側面下部の白っぽいところは、ツィメリットコーティング(撤退するドイツ軍の項を参照)です。タミヤのポリエステルパテと、同じくタミヤのコーティングブレードを使用して刻みました。 |
後部。この辺りは、本当にゴタゴタしていて大変でした。まだ、マフラーカバーがついていません。マフラー左のジャッキ台は、割り箸を削りだして作りました。マフラー右のジャッキは、説明書ではプラ版を削りだして作るように指示がったのでそのようにしましたが、スクラッチ(スクラッチビルド:パーツを1から自作すること)は苦手なので上手く出来ませんでした(汗) |
エンジンルームを上から見たところ。本当にちっこい部品が多くて大変でした。何度も発狂しそうになりました・・・アヴェールの説明書は、本当に適当にしか書いてない(しかも英語とポーランド語)なので、解釈が大変でした。実車資料も持っていないので、わりと適当な位置につけてます。雰囲気、雰囲気w |
エンジンの蓋を開けたところ。タミヤのエンジン整備セットを使って、整備中の状態にするので、最終的には開けっ放しの状態にする予定。まだつや消し処理をしていないので、エンジンがてかてか光ってます(汗) |
ハッチを開けて、戦闘室内部をのぞいたところ。中は完成しています。暗緑色の物体が、38cmロケット砲弾。立てると人間の肩位までになります。重すぎて人力では運べないので、搭載用のクレーンがついています。携行弾数は、計18発。計算したところ、1発は砲に装填した状態だったようです。 |
参考までに、エッチングパーツのフェンダーセット。これ1個で、タミヤのストゥームティーガー本体と同等の値段がしました。もう一つ、外装品のセットも使用したので、普通の3倍投資しました(笑)フェンダーのセットは大きなパーツばかりなので、結構楽です。大きな穴が空いているのは、既に使用してしまった前部フェンダーが付いていたところです。 |
1円玉との比較。こうやって改めて見ると意外と小さいなぁと実感(笑)下の方のボルトの頭とかも全部使います。慣れれば案外平気なサイズ(!?) |
エンジンルームの上に1円を置いてみました。この小さいの1個に、数時間かけて作ったのもあります。慣れてくれば早くできるのですが、最初の1個がやはり失敗の連続でした。2ヶ月たっても完成しないわけです・・・ |
終始悩まされた装備品の金具。最初は1時間以上かかりました。今では10分弱で組み上がります。真ん中の固定具は3つのパーツから出来ています。離れて見たときのリアルさはすごいです。戦車1台分のお金を払って買った価値はありました。 |
ストゥームティーガー、やっと完成致しました(涙)8月に製作開始して以来、11月の半ばになって漸く完成です。 |
ちょっとピンボケしてますね・・・弾薬搭載用のクレーンのつり革は諸事情によりまだ未装備です。 |
背面より。ジャッキ台の色が変かも・・・木部の色は難しいです。 |
正面より。キャタピラの辺りが気に入ってます。 |
上方から見たところ。 |
シュタイヤーRSOと並べたところ。組み立ては、RSOよりティーガーの方が先に終わったのですが、ティーガーの一回目の塗装が気に入らなかったので、RSO完成後に再塗装しました。塗装法は、オリオンモデルズの仲田師匠に教えて頂きました。 |