米軍のM3軽戦車です。色々悩みましたが、最終的には日本陸軍に鹵獲された車輌としました。マーキングは、フィリピンの戦車第七連隊第三中隊所属車輌です。 |
車体色は、Mr.カラーのオリーブドラブ(2)、ロシアングリーン(1)、つや消しホワイトを適当に混色して作りました。 |
単色塗装なので、単調にならないように油彩のバーントシェンナなどで少しだけフィルタリングしています。廃車にならないように、手入れの行き届かないであろう場所だけ少し強めにやっています。後部の雑具箱などは、強めに汚していますが、砲身(自分の命に関わる部分は、しっかり手入れするので)などは全く汚していません。 |
牽引ワイヤーは、キットに入っていたタコ糸を使用しました。瞬間接着剤で固めて、硬質感をだしています。ワイヤーの塗装は、Mr.メタルカラーのダークアイアンで、乾燥後に綿棒で擦るとこのような質感が出せます。ダークアイアンは、この他に機銃やスコップなどにも使用しています。 |
インテリアを生かすために、ハッチ類は全て全開にしてあります。この写真では、暗くて何も見えませんけど。 |
砲塔側面や車長ハッチなどには、米軍のマーキングを塗りつぶした跡を表現してみました。 操縦手ハッチの裏には何もモールドがありませんでしたが、資料を見ながら保護パッドとリベット(車体裏から採取)を再現しました。保護パッドは、装備されていない車輌もあったようです。 照準器のところはモールドになっていたので、ピンバイスで開口し、透明プラバンでレンズを入れてみました。 |
砲塔の展覗孔はモールドがあるだけだったので、ピンバイスとデザインナイフで開口。防弾ガラスなどがはまっていた可能性が高いですが、形状が不明なのでそのまま。 操縦手と機関銃手のハッチを支える支柱は、0.5ミリ真鍮線で製作。 今回は、デカールのシルバリング(デカールが白く浮いてしまうこと)を防ぐために、デカールを貼る位置には一度光沢クリアを吹いてみました。その後デカールを貼り、再びつや消しクリアを吹いています。なかなか綺麗に貼れました。 |
背中の荷物は、ティッシュで作った布とキット附属のおまけです。布をくくっている紐は、刺繍糸をほぐしたものです。 |
デジカメで撮ってから気付いたけれど、操縦手ハッチとかのドライブラシが強すぎた……。慣れないことはやるもんじゃないなぁ。 |
足回りの塗装は、いつもの感じで。苦労して組み立てたカステンの可動式履帯です。 |
砲塔をはずして、操縦手席を見たところ。 |
同じく、機関銃手(無線手兼任か?)席。 |
とりあえずこれで完成ですが、そのうち余裕があったら日本兵を乗せます。 |