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KV-1 (1941年型)

2005年7月25日 完成


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 塗装終了しました。今回は単色の車両なので、ウェザリングに凝ってみました。ウォッシングは普段やらないのですが、油絵の具を使ってやってみました。

 チッピングも相当控えめにやっています。可動部分や、摩擦が起きるであろうところのみやりました。やりすぎて、廃車のようになるのは嫌ですから。

 それにしても、デカイです。前回作った九四式軽装甲車は、車高がKV-1の車体くらいまでしかありません。軽く踏み潰せそうです。

 ライトは、透明エポキシボンドで接着しました。最近、このエポキシボンドがお気に入りです。手軽に使えてしっかりくっつくので、大変重宝しています。

 エポキシボンドと同時に、最近愛用しているのが、アロンアルファの瞬間接着剤「プチペン」です。ペンタイプになっており、ペン先を押すと出てくるようになっています。ちょうど、ペン型の修正液みたいな感じです。ティッシュでペン先をきちんと拭いておけば、固まることなく長く使えます。瞬間接着剤は、いつもなくなる前に固まってしまうので、使い捨てだと割り切っていましたが、こいつはかなり使えます。

 今回は、オプションパーツを全部つけて、デカールも好きなのを適当にはりました。なので、考証は全く行っていませんので、悪しからず。

 デカールは、適当に貼ったら白くなってしまいました(汗)マークソフター等で、しっかり貼らなくては・・・・反省。

 排気管のところは、パステルを使って焼けとススを表現しました。巷では、「パステルはアクリルで溶け」と言われていますが、私はエナメルで溶いています。下地にアクリルを使うことが多いので。失敗しても、エナメル塗料と同じように拭き取れるので、便利ですよ。(アクリルも同じか??)

 工具箱などの錆びも、パステルで行いました。適当に塗りたくって、エナメルシンナーが乾いてから、乾いた筆で擦ってぼかしています。

 写真ではよくわかりませんが、主砲防盾には同軸機銃がモールドされています。きちんと銃口も開いていて、素晴らしいです。最近の中国メーカーはすごいなぁ・・・・

 起動輪の辺りは、見せ場なので丁寧に塗装します。履帯の接地面と起動輪の歯を、Mr.メタルカラーのステンレスで塗装し、乾いた綿棒で擦って磨きます。Mr.メタルカラーは、金属の粉が入っているので、光の加減によってリアルに輝くので、お薦めです。

 足回りの塗装は、いつも通り。アクリルのフラットアースを吹いてから、エナメルのレッドブラウン+フラットブラックで染めています。仕上げはドライブラシで、レッドブラウン、フラットアース、バフ、ミディアムグレイを使っています。これらの色を2色ずつ組み合わせて、中間色を3段階に分けてドライブラシしています。

 今回は、先日発売されたタミヤの「ウェザリングスティック」を使用してみました。が、私個人の感想としては、ちょっと微妙なアイテムですね。口紅みたいになっていて、太くて細部が塗れないので、筆の先にとって塗りました。色的には、フラットアースと同色です。ぶっちゃけ、フラットアースを筆で塗りつけるのと大差なかったです。「自然な盛り上がり」ができるのがウリらしいですが、かえって突起物のところにダマになったり、へこんだところには全く乗らないなど、かなり使いにくいです。ラッカーパテに、麻紐でも混ぜて塗りつけた方が、よっぽどリアルだと思います。

 結局、ドライブラシなどをしていたら、スティックを使った意味がなくなってしまいました。唯一便利なのは、水性ってことですかねぇ。

2005年7月25日